平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

東風吹かば。。。 飛梅伝説

2009-02-16 | 旅行記

Ume02東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 
     あるじなしとて 春な忘れそ
   菅原道真

Ume

数日前 早くも春一番が吹き 春の気配を感じるまもなく 花粉症のくしゃみとともに 横浜にもいっきに春がやってきました。ここ数日体調が悪く 炬燵で丸くなりながら庭のの花をみていると メジロが「ハナスイ」と呼ばれるように つがいで花の蜜を吸いにやってきます。

Ume06 Ume04 Ume05

東風も吹いて 大宰府はもうすっかり春で 天満宮の御神木である「飛梅」は満開のことでしょう。この「飛梅伝説」のように

ハート 一夜であなたのもとへ飛んで行きたい ハート

なんていう想いは 若い頃にはあったような。なかったような。。。(笑)

  さだまさし - さだまさしベスト3   さだまさしベスト 飛梅

   飛梅     さだまさし

Dazaihu2 心字池にかかる 三つの赤い橋は
一つ目が過去で 二つ目が今
三つ目の橋で 君が転びそうになった時
初めて君の手に触れた 僕の指
手を合わせた後で 君は御籤を引いて
大吉が出るまでと も一度引き直したね
上り詰めたらあとは 下るしかないと
下るしかないと 気づかなかった
天神様の細道


Umegaemochi 裏庭を抜けて お石の茶屋へ寄って
君がひとつ 僕が半分 梅ヶ枝餅を食べた
来年も二人で 来れるといいのにねと
僕の声に君は 答えられなかった
時間という樹の想い出という落ち葉を
拾い集めるのに 夢中だったね 君
あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
私も一夜で 飛んで行くと云った
忘れたのかい 飛梅


Dazaihu1_2 あの日と同じ様に 今 鳩が舞う
東風吹けば 東風吹かば 君は
何処かで想いおこしてくれるだろうか
大宰府は 春
いずれにしても 春

25日は 菅原道真様が誕生された日(6月)、左遷された日(1月)、そして2月25日は亡くなった日でもあり 25日は不思議な日です・・・

♪通りゃんせ  通りゃんせ 
     ここはどこの細道じゃ
  
        天神様の細道じゃ~

Dazaihu

* 太宰府天満宮の写真は 一昨年8月。

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水仙月の二月・・・ワーズワースが愛した花は?

2009-02-16 | 日記・エッセイ・コラム

今。庭の片隅に 黄色い水仙の花が咲いています。

Suisen01_4

水仙。学名はナルシサス(Narcissus)。 ギリシャ神話で 美少年ナルシッサスが水面に映った自分の姿に恋い焦がれて水死し 水仙の花になったといわれ ナルシストの語源。

花言葉は 自己愛。うぬぼれ。

イギリスの美しい湖水地方で育ったワーズワース が愛した花といわれているけれど 彼が愛した花は本当は水仙ではなく 小さな黄色い花、クサノオウだそう。(ほんとかな?)

*******

谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、

われひとりさ迷い行けば、

折りしも見出でたる一群の

黄金(こがね)色に輝く水仙の花、

湖のほとり、木立の下に、

微風に翻りつつ、はた、踊りつつ。

 The Daffodils~ (水仙 ラッパスイセン)

  I wander'd lonely as a cloud
  That floats on high o'er vales and hills,
  When all at once I saw a crowd,
  A host of golden daffodils,
  Beside the lake, beneath the trees
  Fluttering and dancing in the breeze.
          ***
  And then my heart with pleasure fills,
  And dances with the daffodils.

わが心は喜びに満ちあふれ、
水仙とともに踊る

( ウィリアム・ワーズワース 「水仙(ラッパスイセン)」より(田部重治  訳))

伊豆下田、爪木崎の水仙の群生に逢いたくなりました。でももう も満開で菜の花や河津桜の季節になってしまいましたね。。。

水仙月は2月と思っていたけれど 日本の2月はまだ春と呼ぶには寒すぎたはずなのに・・・ 地球温暖化で春一番も早く吹いて 春の足音が聞こえるやいなや いっきに春になってしまいます。

おーい!(^/o\^) 春がきたよ~~~!!!

 ☆≡(>。<)<。・。・。・。ハ~~クッション!!!

*******

お日さまは、空のずうっと遠くの
すきとおったつめたいとこで、
まばゆい白い火を、
どしどしお焚きなさいます。
その光はまっすぐに四方に発射し、
下の方に落ちて来ては、
ひっそりした台地の雪を、
いちめんまばゆい雪花石膏の板にしました。


「カシオピイア、
  Suisen02_2もう水仙が咲き出すぞ
   おまえのガラスの水車
    きっきとまわせ。」


雲もなく研きあげられたような群青の空から、
まっ白な雪が、さぎの毛のように、
いちめんに落ちてきました。
それは下の平原の雪や、ビール色の日光、
茶いろのひのきでできあがった、
しずかな奇麗な日曜日を、
一そう美しくしたのです。

宮沢賢治  水仙月の四日(青空文庫)より>

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