『マリオテニス オープン』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS
発売日 ―→ 2012/05/24
希望小売価格 ―→ 4,800円(税込)
ジャンル ―→ テニス
プレイ人数 ―→ 1~4人
└→ ローカルプレイ(目の前の人とのプレイ) ―→ 2~4人
└→ ダウンロードプレイ(目の前の人とソフト1本でプレイ) ―→ 2~4人
└→ インターネット通信プレイ ―→ 2~4人(フリー対戦では2人まで)
すれちがい通信 ―→ すれちがった相手と、シングルス対戦やリングショット
CERO(対象年齢) ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
様々なゲーム機で発売されてきた『マリオテニス』シリーズの最新作です。
様々な操作スタイルと、Miiのカスタマイズ。通信機能も充実しています。
今回、2回目のインプレッションとなりますが…過去のシリーズ作品でもお馴染みの「スターキャラ」について軽く説明します。
1人プレイのトーナメントをある程度クリアすることで、クリアしたキャラクターに星が付きます。
以後、キャラクター選択画面時でRボタンを押すと、そのキャラが「スターキャラ」に。全体的に能力がアップし、よりハイレベルな戦いに挑めます。
なお、Miiの場合は星が付かない代わりに、王冠マークが付きます。特に何もありません(笑)
ただし、Miiはカスタマイズ次第でスターキャラに引けを取らない能力となります。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
価格 ―→ 3,918円(新品)
プレイ時間 ―→ 約13時間
プレイ内容
└→ 1人プレイ用モードをそれなりにクリアし、インターネット通信も引き続きプレイ
└→ ローカル通信やすれちがい通信は利用できていません
シリーズ作品のプレイ経験 ―→ 『マリオテニス64』と『マリオテニスGC』がプレイ経験あり
◆=== プレイしているうちに良いと思ったところ ===◆
○ ―→ 気のせいか、インターネット通信のラグが減ってきました(笑)
それでもたま~に発生しますが、現状は充分楽しめる程度になったとは思います。やっぱりウチのインターネット環境が悪いのかな…。
△ ―→ 落下地点のマークも、ある意味1つの戦略に。
ファーストインプレッションでは親切すぎる点が気になり、その考えは今もそんなに変わってはいません。
ただ、考えようによっては、これはこれで駆け引きが生まれているように思います。
落下地点のマークに対応したショットを打とうとすると、マークが光り輝きます。ということは、どんなショットが来るかが丸分かりになってしまうのです。そのぶん、対応するのがワンテンポ早くなり、時には有利に進められます。
逆に、落下地点に行きつつも違うショットを打つと、そんなに光りません。わりと混乱させられることがあります。
最近になって私は、マークを一旦光らせておいて、その後わざとキャンセルして別のショットを…なんてことも試みています。
もちろん、本来のテニスとは違う駆け引きですが、そういう認識ができればこれはこれで楽しめるかも?とは思いました。
◆=== プレイしているうちに気になってきたこと ===◆
△ ―→ インターネット通信で、もう少し相手に配慮できる手段が欲しかったです。
今作では、チャットができる仕組みがありません。フレンド通信用のルームに名前を付けられるくらいです。
以前もフレンド通信の記事で少し愚痴りましたが、ダブルス対戦をできれば4人で遊びたくても、集まるまで待っているうちに相手に「あれ?今いないのかな?じゃあいいや」って退出されたりすることもありますし、しかも一度始めてしまうと途中参加することができないのです。
それこそ、スターキャラを使っていいのか?Miiを使うのか?とても、ルーム名に全ての内容を詰め込むのは無理です。
ごく簡単な定型文でもいいので、ルームでのチャットができるようにして欲しかったですね。もちろん、なくてもいい作品もあるんですが、少なくとも私は、今作にチャットがないことに、ちょっと困っています。
× ―→ ゲームバランスについて、気になることを。
記事の最初のほうで説明したスターキャラは、インターネット通信でも使用できます。それは別にいいのですが、問題なのは、スターキャラとそうじゃないキャラの区別が、特に何もないということです。
あくまでレーディング(成績を表す数値)のバランスで対戦相手を探している程度でしょうから、普通に対戦でぶつかることもありますし、能力に差があるからといって成績に特別ボーナスが…なんてことも、なさそうです。
さらに、Miiについてはコスチュームによってわりと能力差があるようで。
能力バランスが違うだけかと思いきや、根本的に弱いものと強いものがあるようなのです。
こんな風に、いわゆる「ネット対戦を楽しみたいなら、まず1人用で強くなってから来てね!」って感じになっている様が、個人的に不満です。
駆け引きを楽しむテニスゲームなのに、そもそもの能力差があるとか…どうなの?ゲームシステムも含め、非常に手軽に楽しめるインターネット通信のハズなのに、その部分があるせいで無意識に敷居が上がっちゃっている気がしました。
これが、これまでのシリーズ作品だったら別に良かったんですよ。ローカル通信だったら、どういう組み合わせにしようが勝手なので。しかしインターネット通信が入ってくるとなると、話は別です。
もちろん、これはスターキャラを手に入れたり、Miiの能力がある程度上がってくれば問題なくなります。
人によっては「そんなに文句を言うことか?」と思うでしょうが、私は正直、このバランスは違うと思いました。
■====== 得点とまとめ ======■ … 80点(100点満点)
ファーストインプレッションと、同じ得点です。
テンポの良さは最高にいいですし、インターネット通信もラグがだいぶ落ち着いてきたおかげで楽しめていますが、ゲームバランスも含めて、インターネット通信まわりのシステムが少々粗いような気がしました。あと、カスタマイズの商品入手が面倒くさい点も。
『マリオカート7』もそうだったんですが、フレンド通信が、ブログからツイッターに変化していっているような手軽さを感じます。
フリー対戦では非常に良いと思うのですが、フレンド対戦までもがそうなってしまうと、わざわざフレンドで集まって楽しむ価値が薄くなっちゃう気がして、私は正直あまり気にいらないのです。フレンドの価値って、その程度か?みたいな。
今作はまだフレンド通信にて、フリー対戦では遊べないダブルス対戦が遊べるという個性がありますが、それも見ようによっては些細な違い。手軽なプレイならフリー対戦。ある程度じっくり楽しむならフレンド対戦みたいに、もう少し楽しみ方の幅を広げるべきだと思います。
ま、あくまで私の考えですし、あくまで今作がそういうスタイルだったということなので。
逆に『新・光神話 パルテナの鏡』とかは、ルールもしっかり変えられるので差別化がハッキリしているように思いますので、これくらいがちょうど良いです。
ここらへんの好き嫌いは色々あると思いますが…とはいえ、今まで通りのバランスのままだと今まで通りのユーザーしか通信プレイを楽しまないので、変化してみるのはいいことだと思います。
今後もフレンド通信は実施していく予定ですので、よろしければ対戦しましょう!
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