『世界樹の迷宮II ~諸王の聖杯~』
対応ハード : DS
発売元・開発: アトラス
発売日 : 2008/02/21
希望小売価格 : 5,229円(税込)
ジャンル : 3DダンジョンRPG
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
年末にこっそりと購入していたり(笑)
○新たなる未踏の地へ アトラスの名作ダンジョンRPGの続編が登場
今作は、2007年1月18日に発売した『世界樹の迷宮』の続編タイトルとなります。
前作は下へ下へと潜っていきましたが、今回は高くそびえ立つ樹海の中の迷宮を、上へ上へと登っていきます。
○基本的なこと
スタイルは、いたってオーソドックスなダンジョンRPGです。
戦闘も、いわゆるコマンド式でオーソドックスなスタイルです。
その中でいくつか特徴を挙げますと…
◆地図は自分で作成
最初、地図には何も描かれていません。
自分の足で歩き、どこに何があるかをタッチして記していきます。そうして地図がじわじわと完成していき、以後の移動がラクになります。
◆冒険者を作成
ギルドで、冒険者を30人まで作成することが出来ます。
一度にパーティに組み込めるのは5人までです。
また、前衛と後衛があり、後衛のほうが受けるダメージも与えるダメージも少なくなります。(例外あり)
◆素材を売って、新しい商品を
敵を倒す、特定のポイントに行って拾うなどで、様々な素材が手に入ります。
これらをお店に売り払えば、もちろんお金ももらえますが、売った素材と数に応じて新しい商品が店に並んでいきます。
◆クエストとミッション
酒場ではクエストを。王宮ではミッションを受けることが出来ます。
クエストは、特にメインストーリーと絡まない内容です。
ミッションは、メインストーリーを進行するために必要な内容です。
完了すると、それに応じた報酬がもらえます。
◆partygameの評価◆…68点(100点満点)
いい意味でも悪い意味でも前作と変わらず。バグも…
主に良くなったと思った点は、L・Rボタンを使用して各プレイヤーの詳細が手軽に見れるようになったことと、中断セーブができるようになったことくらいでしょうか?それ以外はそこまで目立つ変化はありません。
しかし、それでいいんです。ちまちまちまちま…と続けたい魅力は健在です。
べらぼうに難易度が高いのも相変わらずですが、だからこそ一歩一歩に感じる緊張感。これがいいんです。
素材も特に難しいことを考える必要はなく、基本手に入ったら売り払えばいいんです。過度な演出がないのもある種ありがたいですし、本当に古き良き作品といった印象は、前作と変わりません。
ただし、あまり変わっていないということは、前作で気になった点もあまり変わっていないということになります。
地図で線を引くのが難しかったり、あとはスキルにバグが多いそうで…。何か最初、「バード」という職業で能力上昇のスキルを使っていたんですが…あまりに変化がないので、新しい職業にしちゃいました。
元々の難易度が高いために、こういうところが非常に目立ちにくいんですが…故に歯がゆく感じます。
じっくりやり込むタイトルとして、近年まれに見る名作シリーズへ伸びていると思うので、あとは調整をしっかりとお願いしたいものです。
「難易度が高い」=「バグ」ではないのですからね。
関連記事:
『世界樹の迷宮』 ファーストインプレッション(2007/12/15)
評判イマイチなんですかね?
そうですね。私もワゴンに2,000円で入っているのを購入したわけですが(笑)
発売してそこそこ経過しているのもありますが…それ以上に、私が挙げたスキルの不具合があるということと、どうやらアトラスがそれに対して杜撰な対応をしてしまったみたいで…。結果、現状はIより安価になってしまっているみたいですね。
この差に、作品の完成度の差というものが伺えます。