『世界樹の迷宮』 ファーストインプレッション

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なんで今さらこのタイトル？と思われそうですが、まあ、とある機会で借りてきたわけですよ。ただし、あまり長く借りてられないのでクリアは厳しいかもしれませんが…。
というわけで、アトラスから今年の１月に発売した『世界樹の迷宮』のファーストインプレッションです。約１時間半くらいプレイしています。


●「自然の迷宮」に挑む冒険者たち
「世界樹の迷宮」と呼ばれる樹海の奥深くを目指すダンジョンＲＰＧです。ダンジョンＲＰＧというのは、いわゆる「ウィザードリィ」みたいな感じです。分からないかなｗ
もうちょっと分かりやすく言うと、「不思議のダンジョン」シリーズが上からの視点ではなくプレイヤーキャラの視点になったような感じですね。これなら分かるかな？あ、ただしモンスターの出方とか戦闘とかは、いわゆるオーソドックスなエンカウント形式です。


●地図は己の足とタッチペンで築き上げるべし
樹海に入ると、下画面は常に地図が表示されています。樹海をくまなく歩き、自らの手で樹海の地図を完成させましょう。壁を示す線を引いたり、通った道を塗りつぶしたり、あるいはイベントがあったりアイテムがある場所は、それ用のアイコンを配置したりします。言うなれば、上画面の内容は全てボタン操作で、下画面の地図は全てタッチペン操作でと考えれば分かりやすいと思います。厳密には違いますけどねｗ
本来、こういったＲＰＧでは地図が自動的に出来ていくものですが、それを要するに自分で作ってね♪ということなので、人によっては激しく面倒に感じるかもしれません。個人的には、これはこれで面白いんじゃないかと思いますが、地図を作ることによるメリットが大きくなければなかなか受け入れてくれる人は少ないかと思います。そこがまだちょっと分からないので。
ちなみに、オプションに「AUTO MAP」というのがあります。これをＯＮにしておくと、地図上で歩いたところが自動的に塗りつぶされていきます。さすがに歩いたところはいいのでは？と思ったりするので、個人的にはＯＮを推奨します。


●ファミコン時代を髣髴（ほうふつ）とさせる難易度
ひとまず流れとしましては、まずギルドに行って冒険者を登録（作成）します。名前を記入し、職業を９種類から選びます。（最初は７種類からしか選べません）
そして、作成した冒険者を前列・後列に割り振ります。後列のほうが受けるダメージも与えるダメージも小さくなるので、戦士系などを前列、魔法系などを後列にもってくればいいでしょう。メンバーは５人までです。

そしていよいよ樹海へ行くわけですが…難易度高ぇ～ｗ
レベル１だと戦士系でも２～３撃でやられます。もう回復キャラは必須です。もちろん、序盤では復活魔法なんてあるはずもなく、ひたすらモンスターと戦ってやられてしまったら町に戻って治療してもらう、その繰り返しになります。とはいえ、ＲＰＧなのでレベルさえ上がってくれば徐々に強くなっている実感が湧いてきますね。戦闘もスタンダードでサクサクいけるタイプなので、そこまで苦に感じていません。
また、レベルが上がることにスキルポイントを１ポイント獲得（最初は３ポイント持っています）し、あらゆるスキルに割り振ることができます。難易度が高いだけに、どのスキルを伸ばしていくかが重要ですね。ステータスをガンガン伸ばすのか？新しい魔法や必殺技を覚えるか？なかなか迷いどころです。

お金もけっこう入りにくいです。モンスターを倒した時に素材みたいなのが手に入りますが、それを売るしかお金を稼ぐ方法はありません。
しかし、こう聞くと素材は、お金にするか素材として持っておくか…なんてことを考えるので面倒くさいと感じるかと思いますが、このゲームでは、素材は売ってなんぼです。商店に素材を売るともちろんお金が貰え、さらに特定の素材を一定数売ることで新しい商品が売り出されるという、一石二鳥なシステムになっています。このシステムが気持ち的にけっこう助かっていたりしますｗ

あと、関係ないですが個人的には、樹海の曲が好きだったりします。


●なんだこれ？超難しいのに地味にハマります
とことん奥を目指す、という意味では「不思議のダンジョン」シリーズに似た魅力があると思います。しかし、さすがにあちらのように、１回やられるとレベルが１になったりアイテムが全部なくなったり…ということはないので、むしろこちらのほうが他の人にオススメできるのかもしれません。余った時間にコツコツコツコツプレイし続けるというスタイルの人に、非常にうってつけの作品といえるでしょう。クリアになんかものすごく時間がかかりそうですしｗ

ただ、そこらへんを考えると、セーブは町に戻った時しか出来ず、樹海の中で中断セーブができないのはちょっと残念かな～と感じました。あと、本当に難易度はハンパないので、そういうのが受け付けない人は注意してください。
かくいう私も、いわゆる露骨なレベル上げはあまり好かないユーザーだったりするわけですが、そもそもダンジョンＲＰＧというだけで難しい印象があるので、まあいいかな？と思えてしまうわけです。まあ、戦闘がそれなりに快適なのが救いですね。