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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『マジカルウィップ -迷いの森の見習い魔法使い-』 インプレッション

2010年12月09日 12時28分50秒 | 【旧】購入・レビュー話


マジカルウィップ -迷いの森の見習い魔法使い-
対応ハード : DSi(DSiウェア)
開発・配信元 : シルバースタージャパン
配信開始日 : 2010/11/10
販売価格 :200DSiポイント(=200円)
ジャンル : 2Dアクション
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 45ブロック

参考データ--------------------------
プレイ時間:約1時間半
進行度:ステージ37まででゲームオーバー(全50ステージ)
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※DSiショップでは『アクションゲーム マジカルウィップ』という名前で販売されています。


●魔法のムチで、つかんで投げてぶつけて!
今作は、スーパーファミコン風?なグラフィックと、敵を投げて攻撃するのが特徴の2Dアクションゲームです。


●ルール
DSの両画面を一杯に使ってプレイする、ステージクリア式の2Dアクションゲームです。

ステージ中の全ての敵を倒すとステージクリアです。全部で50ステージ。
敵や敵の攻撃に当たってしまうと、ライフが減ります。(ライフはステージクリア時に全回復します)ライフが0になると残機が1減って復活します。残機が0の時にライフが0になるとゲームオーバーです。
コンティニューは3回までしか出来ず、コンティニューができなくなると最初からです。途中セーブなどもできず、昔ながらのシステムです。


●2人の主人公について
ゲーム開始時に、主人公を「男の子」と「女の子」の2人から選択します。
男の子はライフが多くて使いやすいです。
女の子はライフが少ないですが魔力の回復量が多いようです。


●魔法のムチについて
YボタンかXボタンで、前方に魔法のムチを伸ばします。
Xボタンは、ムチが短いですが魔力が少ししか減りません。Yボタンは長いムチですが魔力が多く減ります。

敵に魔法のムチを当てると、敵を掴みます。1回のムチで複数の敵に当てれば、複数の敵を一度に掴みます。耐久力が高い敵は一発ではつかめないので、何度もムチを当てるか、敵を当てて耐久力を削っていきましょう。
掴んだ状態で、もう1回YボタンかXボタンを押すと、前方に敵を投げます。(複数の敵を掴んでいた場合でも、一度に全部投げます)

投げた敵を他の敵に当てて倒すことができれば、その敵が上に浮き上がって落ちてきます。
その落ちてくる敵に魔法のムチを当てると、掴んで「コンボ」が発生します。
その後、投げる→倒す→落ちてくる敵を掴むというのを繰り返すとコンボ数が増えていき、コンボ数が増えれば増えるほど、投げたときの攻撃力が高くなります。特にボス戦などでは、ザコ敵でうまくコンボをつなげてボスに強力な一撃を与えましょう。
敵を落としてしまうと、コンボが途切れてしまいます。(投げることで一度に複数の敵を倒した場合、そのうちの1匹だけでもつかめればコンボは継続されます)


●魔力ゲージについて
「魔法のムチを振ると魔力ゲージを消費する」と説明しましたが、それ以外にも細かい仕組みがあったりします。

◆魔力ゲージの消費
・魔法のムチを振るうと、減ります。長いムチのほうが、より多く減ります。
・敵を掴んでいる間は、徐々に減ります。投げるのに手こずっていると、いつの間にか魔力がなくなっていますよ?
・敵の攻撃のなかには、ダメージを受けるのではなく魔力が大きく減るものがあります。

◆魔力ゲージの回復
・敵を掴んでいない間は、常に少しずつ魔力が回復します。
・魔法のムチで敵をつかむと、その瞬間ちょっと魔力が回復します。
・つかんでいる敵を投げて他の敵に当てると、魔力が回復します。


●ランクについて
10ステージごとにボスとしてドラゴンが登場します。全50ステージなので、5回出てきますね。
ドラゴンは、倒すのに時間がかかってしまうと逃げてしまいます。逃がす前にドラゴンを倒すことができれば、ランクが上がります。
最初は「E」から始まり、ドラゴンを倒すたびに「D→C→B→A→S」という風に上がっていくと思われます。Sランクで全ステージクリアできれば、いいことがあるみたいですよ?


●操作説明
十字ボタン … 移動
Aボタン … ジャンプ
Bボタン・Lボタン・Rボタンのどれかを押しながら移動 … ダッシュ
Xボタン … 魔法のムチを振るう(短い)
Yボタン … 魔法のムチを振るう(長い)



◆partygameの評価◆…61点(100点満点)
かわいい外見とは裏腹に、なかなか手強いです(2回目)

なんか最近、同じようなことを書いた気がしますが(笑)

=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

-- 難易度はかなり高め --
ステージ構成自体もそうですが、いやらしい敵が多いことや魔力ゲージの制約、コンティニュー制限なども相まって、良くも悪くも昔らしいゲームバランスになっています。ドラゴンを倒せるか?という以前に、単純に全ステージをクリアするだけでもキツいです。
「何でもドンとかかってこい!」という人なら受け入れられるかな、と。

-- 画面と画面の境目が気になる --
両画面ぶち抜きのアクションゲームなので、下画面から上画面へ…なんてことは普通にあります。
その境目がね…仕方ないとはいえ、やっぱりちょっと気になります。

しかも、実際の上画面と下画面の間は少し空いていますが、ゲーム内では、下画面と上画面は「隙間がない」という扱いになっています。
そのため、敵を投げて倒した敵が浮いて、その敵が下画面から上画面に移動した時に、距離感が分からなくて掴み損ねることがただあります。
…かといって、現実と同じように隙間を作ると、そこにプレイヤーや敵などが隠れてしまいます。

おおかた、携帯アプリの感覚で作成した結果こういう形になった…ということなのかな?と思っていますが、一画面に収める方法がなかったのでしょうか>(上下にスクロールするとか)

-- 贅沢な話ですが、もう少し楽しいギミックが欲しかった --
200円のゲームに多くを求めるつもりはないですが…もう少し楽しいギミックが欲しかったところです。何か、ただ単に難しいというか、やり甲斐を感じにくかったです。
「難しいだけのゲーム」を作るのは簡単ですが、「難しいけど楽しいゲーム」を作るのは難しいです。

-- ×タイトルについて --
公式サイトでは『マジカルウィップ -迷いの森の見習い魔法使い-』というタイトルになっていますが、任天堂の紹介ページやDSiショップでは『アクションゲーム マジカルウィップ』というタイトルになっています。まず、タイトルが違うのはナゼ?と言いたいです。(私は一応、配信している会社を中心に判断しています)
あと、これはシルバースタージャパンが配信しているDSiウェア全体に言えることなんですが…最近、何かとタイトルの頭に「アクションゲーム」と付けています。これは、DSiウェアの商品検索で価格帯を選択した場合、五十音順でしか見ることができないため、目に付くように頭文字を無理やり「あ」にしているという企みです。最近、DSiウェア全体で多い試みですが、さすがにこのやり方は阿漕に思いました。無理やりもいいところです。


良くも悪くも、昔風なスタイル&高難易度のアクションゲームです。
難しいものを達成する点にのみ価値を感じられるゲームです。難しいこともそうですし、上記でいくつか指摘したように気になる点もあるので…ゲームそのものに面白さを求めている人はご遠慮下さい。
昔ながらの歯ごたえのあるゲームにやり甲斐を感じる人なら、挑戦してみても良いと思いますよ。


関連記事:
DSiウェア『アクションパズル ラビ×ラビ』 インプレッション(2010/10/02)

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