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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wii『HOSPITAL. 6人の医師』 シナリオクリア後のセカンドインプレッション

2010年07月07日 10時25分13秒 | 【旧】購入・レビュー話


HOSPITAL. 6人の医師
対応ハード : Wii
開発・発売元 : アトラス
発売日 : 2010/06/17
希望小売価格 : 6,980円(税込)
ジャンル : 医療ドラマ
プレイ人数 : 1~2人
操作スタイル : ヌンチャク・スタイル
CERO : B(12歳以上対象)

参考データ--------------------------
購入価格:5,584円(新品)
実績:全エピソードクリア
 ※全42エピソード(イベントのみを除く)(難易度:易しい)
 ※各主人公ごとのエピソード数
  →「CR-S01」切開手術・8エピソード
  →「マリア」救急処置・7エピソード
  →「ハンク」整形手術・7エピソード
  →「トモエ」内視鏡手術・8エピソード
  →「カニンガム」診察・5エピソード
  →「キミシマ」検視・7エピソード
クリアまでのプレイ時間:約20時間
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●6人の医師が紡ぐ、医療のドラマ
今作は、『カドゥケウス』シリーズを開発してきたスタッフによる、6人の主人公による医療ドラマです。

今回、2回目のインプレッションとなります。
アクション要素とアドベンチャー要素の、両方が楽しめる内容になっています。


●バラバラの物語から、1つの物語へ
前半は、6人それぞれにバラバラのエピソードが用意されていますが、後半からは、6人が集っての1つのストーリーを進めていくことになります。
もちろん、次にどのオペレーションが待っているかは、クリアしてみないと分かりません。

後半のストーリーを楽しむためには、前半の、6人のエピソードを全てクリアしなければいけません。


●クリア後のおたのしみ
エピソードクリア後は、主に3つの要素が追加されます。

◆難易度「スペシャルリスト」
難易度は「インターン(易しい)」「レジデント(普通)」の2種類がありましたが、新たに「スペシャルリスト(難しい)」が加わります。

◆ドクターメダル
各主人公ごとに8枚あり、それぞれ特定の条件を満たすことで入手できます。
手に入っていないメダルも、一応ボンヤリとしたヒントみたいなものは見れるみたいです。
なお、獲得したメダルに応じて、様々なキャラクターがボイスでメダル獲得を祝ってくれます。

◆エキストラ
各エピソードになぞらった「ヒミツのボイス」が聞けます。
笑えるものもあり、泣けるものもあり…それは聞くまでのお楽しみ、です。


◆partygameの評価◆…87点(100点満点) 前回比…+8点
後半は、もう止まりません

前回予想したとおり、やっぱり途中からは全員のエピソードをクリアしないと進められませんでした。そうなるとネックになってくるのが、どうしてもプレイ時間が長くなるアドベンチャー枠ですね。
個人的に一番苦戦したのは「診察」のレントゲン写真の比較ですね。言ってしまうと「アハ体験」みたいなもので、比較する写真もパッと切り替わるのではなく、あえて間をおいて切り替えているため、異常箇所を発見するのが余計に難しいのです。
あと、「検視」もやっぱり長いですね。長いのに、エピソード数はわりと多かったりして、ここで時間を食うことがほとんどでした。正直なところ、あまり重要じゃない事件は取り除いて、もう1~2エピソード減らせなかったかな?とは思ってしまいました。

ただ、アドベンチャー枠の「診察」「検視」は、確かに時間はかかるものの、その分ストーリーの密度が濃いというか…まあ、検視に至っては、1つのエピソードごとに1つの事件を解決してしまいますからね。アドベンチャーとしても充分良い出来ですし、プレイしてみれば、ストーリーの魅力にグイグイ引っ張られると思います。
根本的にアドベンチャーがダメという人はどうしようもないですが…そうでない人は、面倒くさがらずに1回やってみましょう。きっと、面白いですから。

で、苦労して前半のエピソードを終わらせると後半に入り、物語の核心へと迫ってくるわけですが…やっぱりここからが本番って感じですね。ストーリーに引き込まれて、あれよあれよという間にクリアしちゃいました。
結果的に、今回の物語の真相は「検視」で語られることになるんですが、納得がいく形のストーリーでしたし、プレイしてみて良かったと思えました。

全体的な難易度としては…おそらく、過去の『カドゥケウス』シリーズと比べると、少し易しめです。もちろん「スペシャルリスト」レベルはかなりアレですが、それでも何とかならなくもないレベルですね。
おそらく、今までと違ってバイタル回復の薬が使いたい放題だからかもしれません。以前は、一度にたくさん使ってしまうと、しばらく使えなくなりましたからね。『カドゥケウス』シリーズの超絶難易度が好きだった人には、ちょいと物足りないかも?と思いますが、まあ…そんな人って、きっとごく一部です(笑)


全体を通してみると、アクション好きよりも、アドベンチャー好きの人に向いている作品かな?とは思いました。しかし、アドベンチャーがよほど嫌いでもなければ、この作品は、大抵の人には気に入っていただけると思います。
手術の難易度も幅が広いので、アクションが極端に苦手でなければクリアはできると思いますし、「医療ドラマ」というだけあってストーリーも良かったです。

シリーズ経験者も、未経験者も、興味のあるかたは是非どうぞ。好みはあるかもしれませんが、落胆はさせないハズですす。


関連記事:
DS『救急救命カドゥケウス2』 インプレッション(2008/08/10)
Wii『HOSPITAL. 6人の医師』 ファーストインプレッション(2010/06/19)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

※ストーリー内容など、ネタバレになるコメントはご遠慮ください。
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2 コメント

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Unknown (クラシキ)
2010-07-10 10:42:22
易しいでやったから簡単だったとかではないんですか?
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Unknown (partygame(管理人))
2010-07-10 12:05:31
>クラシキさん
一応、シナリオクリアをした後、いくつかのエピソードで「レジデント」「スペシャルリスト」の難易度を試してみました。
全部のエピソードで試したしたわけではないですが、少なくとも全部の難易度を試してみた結果、『カドゥケウス』シリーズよりは易しいと感じました。
正直「インターン」はとても簡単で、1回もミスすることなくクリアできました。「レジデント」だったらもうちょっと厳しかったかもしれませんが…それでも、やっぱりまだ易しいほうだと思いました。

一応、判断するだけの最低限のプレイは行ったつもりなので、信用していただいてもいいかと思います。自分でいうのもなんですが(笑)
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