『ルーンファクトリー２』 ファーストインプレッション

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2008年で最初の発売タイトル『ルーンファクトリー２』です。現在、約１時間半ほどプレイしてのファーストインプレッションです。


●「牧場物語」の名を捨て、新たなスローライフの道を
前作『ルーンファクトリー　～新牧場物語～』は、これまでの牧場物語シリーズのスローライフな遊びにゲームらしく「モンスター」などのＲＰＧっぽい概念を追加したりデザインを変えたりして、それなりにいい評価を頂いていたと思います。今作は、タイトルから完全に「牧場物語」という言葉を消して、牧場物語とは違う新たなスローライフゲームのシリーズを展開していくという意気込みを感じます。

どちらのブログ様だったか忘れましたが「牧場物語という言葉をなくしたらユーザーにはそれ系統のゲームだと分かりにくくないだろうか？」という疑問が挙がっていました。確かにその通りですが、個人的にはそもそも狙っているターゲット層が違うと思っているので、まあ…いいんじゃないでしょうか？とか思ったりします。

ちなみにストーリーは、時代的には前作の続きとなっていますが、舞台は全く別の街なので、前作未経験者も問題ありません。前作を経験していれば、知ってる人が出てきてちょっと懐かしいかも…？というくらいです。ただし今のところですが。


●前作の配慮の悪さはほぼ改善
前作では度々タッチペンを持ち替える必要があったり、タッチペンで耕すポイントを選択すると必ずそのポイントの下から耕そうとするなど、とても操作しやすいとは言いがたいものでしたが、今作ではそれがほとんど解消されています。画面上にいろいろなアイコンが配置され、それらをタッチして操作するもよし。ボタン操作でもよしという風になっています。しかも今作はどうやら最初から「溜め」が使えるらしく、耕すのも非常にラクチンです。

ただ、それでも若干ですが気になる点はありまして…、

・地面に落ちているものを拾う時はボタン操作でなくてはいけない
・武器による攻撃が当たっているようで当たらない時がある
・地図が分かりにくい

などがありますね。地図が分かりにくいのは、占い師に今どの住人がどこにいるかを占ってもらうというのがあるのでたぶん仕様なんだろうなとは思うんですが…そこでストレスを溜めちゃうのはどうなんだろうか…？と、ちょっと疑問に思ったりします。

あと、今回は種が妙に高いです。なので最初のうちは、いろんな依頼をこなして金を稼いでいかなくてはいけません。できれば、一度に２つ以上依頼を選択できればよかったんですが、１つ選択するとその依頼が終わるまで新しい依頼は受けられないみたいです。ちょっと、おつかい作業に感じちゃいますね。ま、それがこのシリーズらしいと言えばらしいんですが…。

もう１つ。これはわりと言われていますが、各住人の台詞の種類が確かに少ないですね。季節とかが変わればまた違うのかもしれませんが、イベント用以外はほとんど固定といった感じです。これはＤＳの容量上仕方のないことかもしれませんが、こう…同じ会話が出てくるとどうしても機械的に感じてしまうんですよね。いや、確かにＤＳは機械ですけどね（笑）
また、台詞でボイスが流れた時はボイスが終了するまでページ送りができなかったり、同じ台詞があってもメッセージの表示を省略することができなかったりと、そのらへんもまだ若干配慮が足りないかもしれません。


●じっくりちまちまと生活を楽しみましょう
従来のスローライフ同様、何もないところからちまちまとお金を稼いだり強くなったりして、先へ進んでいきましょう、という作品です。あまりに序盤なので今作の目玉となる「学校建設」とかに関してはまだ先になると思いますが、配慮はそれなりに行き届いているので、ひとまず前作プレイユーザーは買ってみて損はしないと思いますよ。

とりあえず大きな変化があり次第、次のインプレッション記事を書いてみたいと思います。