セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『リトルビッグプラネット』 ファーストインプレッション

2010年07月14日 06時31分10秒 | 【旧】購入・レビュー話


リトルビッグプラネット
対応ハード : PS3
発売元 : ソニー・コンピュータエンタテインメント
開発 : Media Molecule ※海外のメーカーです
発売日 : 2008/10/30
希望小売価格 : 2,980円(税込・廉価版の価格です)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1~4人
CERO : A(全年齢対象)

参考データ--------------------------
購入価格:0円(500円?)
 ※「PlayStation Plus」のサービスで無料入手(7月20日まで)
プレイ時間:約1時間半
実績:ストーリーモードを数ステージクリア&アップロード作品をいくつかプレイ
-----------------------------------
※ステージ作成モードはまだ利用していないので、今回はステージのプレイについてのみ、紹介および評価をしていきます。


●みんなでつくろう リビッツの世界
今作は、絵本の世界のようなほんわかとした世界観が特徴のスクロールアクションゲームです。オリジナルのステージを作成することができ、その自由度の高さも特徴です。作成したステージは、ネットワークを利用してアップロードしたり、他のプレイヤーの作成ステージをプレイできたりします。

後にPSPでも『リトルビッグプラネット ポータブル』が発売されています。
私はこちらのプレイ経験があるので、PSP版との違いもピックアップしつつご紹介します。


●ルールと操作説明
◆基本ルール
ジャンルは、マリオみたいな2Dスクロールのアクションゲームです。
主人公であるリビッツを操作して、ゴールにたどり着けばクリアです。ミスをした場合は、最後に通過したチェックポイントから再開します。
同じチェックポイントで連続して数回復活してもミスし続けると、チェックポイントの扉が赤く点滅します。この状態になって、次のチェックポイントまで進めずにまたミスをするとゲームオーバーで、最初からやり直しになります。
(※PSP版では、何度ミスをしてもゲームオーバーになりません)

また、メニューでリトライを選択すれば、任意にチェックポイントへ戻ることもできます。

◆バブルでスコア稼ぎ
ステージ中にはバブルが転がっています。取ると得点になります。続けて連続で取ると、一定数ごとに倍率が上がっていき、獲得できる得点が倍増します。
また、大きなバブルがあり、中にはステージ作成に使用できるパーツや、リビッツのカスタマイズのパーツなど、様々なものが入っています。見つけたら、すかさず取っていきましょう。

◆操作方法
左スティック左右…リビッツの移動
左スティック上下…奥・手前の移動

このゲームのステージは、3つの道筋があり、スティック上下で立ち位置を変えられます。
(※PSP版では、道筋は2つになっています)

×ボタン…ジャンプ
R1ボタン…つかむ

柔らかいものを掴むことができ、軽いものなら移動などで持ち運んだりできます。

△ボタン…会話
ステージ上にいるキャラクターに近づくと、最初は自動で会話が発生します。
○ボタンで会話ウインドウを閉じた後、もう1回会話内容を見たい時に、△ボタンを押します。

□ボタン…ポペット(メニュー画面みたいなもの)を開く
入手したステッカーをステージ上にペタペタ貼り付けたり、リビッツのデザインをカスタマイズできたりします。
リトライする時もここから選択です。

方向キー…表情を変える
コントローラ本体を動かす…頭を動かす
左スティックボタンを押し込んだ後、コントローラ本体を動かす…体を動かす
R2ボタンを押しながら右スティックを操作…右腕を動かす
L2ボタンを押しながら左スティックを操作…左腕を動かす

ステージの進行には必要ない細かいアクションですが、いろいろやってみるだけでも面白いですよ。
(※PSP版では、表情の変化以外はできません)

STARTボタン…ポーズメニュー画面を開く
SELECTボタン…通報メニュー画面を開く

通報メニュー画面では、問題のあるユーザー・作成ステージを管理者へ報告することができます。


●コミュニティについて
コミュニティモードでは、作成したステージをアップロードしたり、他の人の作成ステージをプレイしたりできます。発売から2年以上経っていることもあり、かなり多くなってくるとは思いますが、アップロード作品は「サーチ」で、名前・人気・最新の作品といった方法で検索することができるので、好みのステージを根気よく探してみましょう。
(※PSP版ではアップロード作品をダウンロードしてからプレイしていましたが、PS3版ではダウンロードせず、ネットワークに接続した状態のままアップロード作品をプレイします)

コミュニティでステージをクリアすると、そのステージ5つ星で評価することができます。(ゲームオーバーになってステージを抜けた時も評価します)


●複数人のプレイについて
PSP版では1人プレイしかできませんでしたが、こちらでは最大4人での同時プレイができます。
「クイックマッチ」を選択すると、プレイ開始前もしくはプレイ中のステージのお邪魔することができます。また、プレイしたいステージを選択して「オンライン!」を選択すると、他のプレイヤーの有無に関わらずステージに入ります。1人プレイがしたいなら「ひとりで遊ぶ」を選択すれば、他の人は入ってきません。
やめたくなったら、メニュー画面を開いて、自由なタイミングでステージを抜け出すこともできます。


◆partygameの評価◆…85点(100点満点)
やっぱり良く出来ていますね

PSP版は、スペックが落ちるぶんどうしても削らないといけないシステムが出てくるので、もちろん仕方なかったとは思いますが…やっぱり、元祖であるこちらのほうが色々出来て面白いとは思いました。両手を動かせるとかムダもムダな操作ですが、そこがいいんです。
読み込みはやっぱりPSP版と同様でちょっと長いですが…PSP版よりはマシかな?という感じです。ただ、ゲーム起動時に即ネットワークに接続するため、PSP版のようにコミュニティを選択→ネットワークに接続というのが省かれているぶん、進行はスムーズなほうだと思いました。

あと、PSP版→PS3版とプレイしたので、無限にリトライできるわけではない点については、最初はちょっと抵抗がありました。ストーリーモードのステージもそこまで簡単というわけではなく、むしろわりと難しいので、大きいバブルを集めるのがPSP版以上に大変そうな気はしました。
まあ、ここは好き好きだと思いますし、本来のアクションゲームなら制限があって然りという感じですが、私はPSP版の、得意でない人でも繰り返しプレイすれば何とかなる開口の広さが良いと思っていたので、個人的にはちょっぴりマイナスな印象でした。まあ、比較しなければどうという話ではありません。
ちなみに、アップロード作品のなかには、無限にリトライできるステージもあったので…ステージ作成では、設定次第でどうとでも作れるようです。

チュートリアルとして流れる、独特の言い回しをするナビゲーションも健在。面白いとも、くどいともとれるナビゲーションです。
ただ、PSP版と違って(場面によっては)ステージ内のテレビでナビゲーションムービーが流れて、無視することもできるので、まだ融通は利くほうだと思いました。

マルチプレイもいい感じですね。好きなステージに、気軽に入って気軽に出ていけます。だいたい皆、自分の思うままに自由にプレイしているって感じで、ゲームのタイプによってはこの行為で殺伐としてしまうところがありますが、このゲームではむしろ和みます。
ちなみに、作成ステージの中には、ロックがかかっていて遊べないものがありました。「いい電子」でチラッと出てきたグラディウスのステージが気になって検索したら、ロックされてました。これは、私がまだストーリーモードを充分に進めていないからなんでしょうかね?


今回はあくまでゲームをプレイする側の観点での評価になりますが、ぬいぐるみと絵本の世界のようなグラフィック、そしてシンプルなスクロールアクションは、やっぱり単純によく出来ていると思いました。
アップロードされている作品はもう溢れんばかりにあるので、作れなくても遊ぶのには全く困らないでしょう。(もちろんネットワーク接続が前提ですが)

とりあえず、ステージ作成モードを触ってみて、何かステージを作成してみたらセカンドインプレッションを書こうと思います。


関連記事:
PSP『リトルビッグプラネット ポータブル』 ファーストインプレッション(2010/01/11)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 落書きミュージアム vol.11 | トップ | 今日のゲーム情報 2010/07/14 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事