セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『ゴミ箱 -GOMIBAKO-』 インプレッション

2010年07月24日 07時14分14秒 | 【旧】購入・レビュー話


ゴミ箱 -GOMIBAKO-
対応ハード : PS3(ダウンロード専用)
開発・発売元 : ソニー・コンピュータエンタテインメント
配信開始日 : 2009/03/19
配信価格 : 1,500円
ジャンル : ゴミ処理アクションパズル
プレイ人数 : 1~2人
CERO : A(全年齢対象)

参考データ--------------------------
購入価格:0円
 ※「PlayStation Plus」のサービスで無料入手(8月17日まで)
プレイ時間:約1時間半
実績:最大ステージ5まで進む&『100円ゴミ箱』を使って「鋼のゴミ箱コース」をゲット
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※以前に、同作品のお手軽バージョン『100円ゴミ箱』のプレイ経験があります。そのうえでの評価になることをご了承ください。


●壊したり燃やしたり腐らせたり!効率よくゴミを処理していきましょう
今作は、ゴミ箱にゴミを入れていくパズルゲームです。勢いよく落としてゴミを壊したり、火を入れて燃やしたり、細菌を入れて腐らせたりして、限られたスペースの中で効率よくゴミを処理していきましょう。
この作品は後に『100円ゴミ箱』という、3回100円でプレイできるお手軽バージョンが登場し、そちらは私もプレイ済みです。基本的なゲームシステムは同じですが、こちらのほうが多くのモードを楽しめます。


●ルールと操作説明
ルールと操作説明については、以前紹介した『100円ゴミ箱』と同じです。
なので、具体的な内容は『100円ゴミ箱』のインプレッション記事をご覧ください。省けるところは省いていきますよ~(笑)


●モード紹介
ここは、『100円ゴミ箱』とはだいぶ違います。

◆メインモード
難易度を選択し、ステージ1から順に挑戦していくモードです。『100円ゴミ箱』では全3ステージでしたが、こちらでは全6ステージが待ち構えています。
難易度は「Sweet(易しい)」「Main Dish(普通)」「HELL(難しい)」とあります。「HELL」は「Main Dish」で全コースをクリアすれば出現します。
難易度を「Main Dish」にした場合、ゴミに混じって「チェックポイント」という名前のコインが出てきます。それを落とした時、成績によってその後から出てくるゴミの難易度が変化します。もちろん、成績が良いほど難易度は上がります。

特定の条件を満たすと「鋼のゴミ箱」などの特殊なゴミ箱を入手でき、メインモード選択時に、ゴミ箱の種類を選べるようになります。
ちなみに「鋼」は、モノが壊れやすくなります。楽です。
※今作のセーブデータを作成した後で『100円ゴミ箱』の「鋼のゴミ箱コース」全3ステージをクリアすると、今作で「鋼のゴミ箱」を使用できるようになります。特定の条件を満たすより、ずっと楽に入手できるようです。

また、ここで△ボタンを押すと、オンラインのランキングを確認することが出来ます。
※ネットワークに接続していれば、プレイ後に記録が自動的にランキング登録されます。
※普通のゴミ箱以外のゴミ箱でプレイした場合は、ランキング登録されません。

◆ミッションモード
普通は全てのゴミをゴミ箱に収めればクリアですが、このモードでは各ミッションごとに用意された条件を満たすことで、クリアになるというモードです。
鐘を108回鳴らすとクリアとか、従来の半分の大きさしかないゴミ箱でクリアとか、様々なミッションが待ち受けています。

◆対戦モード
1vs1の対人戦ができます。大きさが通常の半分であるゴミ箱で勝負をします。
ゴミを処理していくと、ゴミ箱が徐々に浮いていきます。そして一番上まで達すると、ゴミ箱を傾けてゴミを相手のゴミ箱へと流し込むことができます。
無傷のゴミを1つこぼしてしまうと、負けとなります。


◆partygameの評価◆…79点(100点満点)
面白いんですが、さすがに難しすぎませんか…?

『100円ゴミ箱』の時もちょっと難しいとは思っていましたが、こちらは「ちょっと」どころじゃないですね。全6ステージあるようですが、ステージ5が何回やっても、ボスゴミ出現まですら行けません(笑)鋼のゴミ箱でも、全然キツいです。

アイデアも内容もいいんですが、こう…従来のパズルと違ってあまり型にはまっていない自由度の高いアクションパズルなので、なおのこと難しいのです。燃やすなどでうまく処理できたら本当にごっそりなくなって、苦戦がウソのようにクリアできたりするんですが…なかなか、思うようにはいってくれません。

あと、それなりに長くプレイしたことで、いくつかの難点に気づきました。
・画面左下にあるライター的なもの?に「酸素」と「温度」が表示されており、これを見て火の扱いを調整するんですが、もし巨大なゴミが酸素や温度の表示の前に落ちると、そのまま放置されるので見えないんですよね。ごくまれとはいえ、どんなハンデですか?なんて思っちゃいます。
・突然、物体が謎の跳躍をすることがありました。特に大きいわけでもなく、ゴム製でもないのに、小さい物体をちょっとぶつけたらバーンと跳ねて、しかも外にこぼれて落ちちゃってミスしたという…。これも、極まれなことだと思いますし、物理演算ゆえに仕方ないところだとは思います。
・前半は、身近なモノがゴミとして出てくるので直感的に物体の特徴を捉えることができるんですが、後半になると「ビル」とか「山」とか出てくるので、そこまでくると…逆にワケ分からなくなります(笑)


難しいぶん達成感も大きいですが、それにしたって難しすぎる気がします。しかも、物理演算によるアクションパズルなので、人によっては理不尽にすら感じてくるかもしれません。ホント面白いとは思うんですが、もう少し融通か利く難易度にして欲しかったです。
まあ、そこも開発者のこだわりなのかもしれません。ある種『Demon's Souls(デモンズソウル)』みたいなものですかね?そんな歯ごたえのあるパズルに挑戦したい人は、是非どうぞ。


関連記事:
PS3『100円ゴミ箱』 インプレッション(2010/03/08)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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