セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『ポケモンレンジャー 光の軌跡』 シナリオクリア後のセカンドインプレッション

2010年04月11日 11時29分02秒 | 【旧】購入・レビュー話


ポケモンレンジャー 光の軌跡
対応ハード : DS
発売元 : ポケモン
開発 : クリーチャーズ
発売日 : 2010/03/06
希望小売価格 : 4,800円(税込)
ジャンル : アクションアドベンチャー
プレイ人数 : 1~4人(セーブデータ1つ)
通信機能 : ワイヤレス通信対応・ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO : A(全年齢対象)

※シナリオをクリアしてのインプレッションです。
※クリアまでのプレイ時間は、約13時間半でした。(クエストほとんど無視)


●新たに気づいた新システム
ファーストインプレッションで紹介し損ねたものも含めて。

◆「そらをとぶ」について
フィールドわざの1つで、特定のポケモンしか持っていない「そらをとぶ」という能力。前作では、これを使用することで他の場所へ瞬時に移動することができ、今作でも中盤あたりから使えるようになりますが…今作はちょこっと違います。
「そらをとぶ」を使用すると、上空のマップへと移動します。そこから、タッチペンで操作して大空を自由に飛ぶこともできますし、リストから行きたい場所を選択して瞬時に移動することもできます。自分で行きたいポイントまで飛んでいって降りるということもできます。上空のマップにしかいないポケモンも、いるかもしれないので…たまには散歩がてら飛び回ってみるのもいいかもしれませんよ?
ちなみに、上空マップでもポケモンと接触するとキャプチャ画面に移行しますが、マップからそのままキャプチャ画面に以降するので、シームレス(体感ロードなし)な進行でキャプチャに挑めます。

◆特殊なアクションミニゲーム
場面によって、アクション要素のあるミニゲームが始まることがあります。

・海中で追いかけっこ
DS本体を縦に持ってプレイします。画面上側に主人公プレイヤー、下側に追いかけているもの(敵キャラorポケモン)がいます。
タッチして左右にスライドで、プレイヤーが左右に移動。時間とともに増える「ブーストゲージ」が満タンになった時に、2回連続タッチを行うと前進します。これの繰り返しで、追いかけているものに触れることができればクリアとなります。
相手からの攻撃に当たると、距離が離れてしまいます。あまり手こずっていると…どうなるかは、私は知りません(笑)

・空でのフライトシューティング
…といっても攻撃はできず、敵の攻撃をただひたすら避けるだけです。
タッチすることで、そのポイントにプレイヤーの乗ったポケモンが移動するので、画面奥からの攻撃に当たらないよう回避していきましょう。ダメージを受けると、キャプチャ画面と同じでスタイラーの体力が減ります。たぶん0になるとゲームオーバーです。

◆スタイラーのカスタムについて
※スタイラー…主人公たちがキャプチャのために使用する機械のことです。
クエストやミッションをこなしたり、キャプチャで好成績を収めるとポイントを獲得します。そして、獲得したポイントで、スタイラーの能力を強化することができます。
スタイラーの体力やパワーはもちろん、引けるラインの長さ、ダメージの軽減などもあります。
基本は、ストーリーを進行していればミッションは必ずクリアすることになるので、大体は鍛えられますが…先行き不安ということであれば、クエストをこなしてポイントを溜めて、よりスタイラーを強化するといいでしょう。
(※マルチプレイ用のスタイラーはカスタム機能が付いていません)


◆partygameの評価◆…89点(100点満点) 前回比…+2点
今回は、最後までテンション下がりませんでした

前作では、中盤で強制的にクエストをいくつかこなさないといけない、いわば「時間稼ぎ」なポイントがあったのが萎えましたが、今回はそういったわずらわしさはなく、メインストーリーを最後まで一気に楽しむことができました。
(そのわりにクリアするのが遅かった点については…突っ込まないで(笑))

難易度も前作と比較するとちょっと易しめ?だと思うので、何かこだわりでもないのであれば、無理にクエストをこなす必要はありません。また、歯ごたえのある難易度を楽しみたいのであれば、マルチプレイを1人で進めてみたらいいと思いますよ。私は…やっはり1人では厳しいと思いましたが。
というか、ラスボスよりも、その前のボスのほうが危なかったという…。

今作の舞台は2つの島がメインなので、前作より話の規模が小さく感じるかもしれませんが、結果的には、わりとどっこいどっこいだと思いました。いわば「全世界を巻き込んでいる」という意味では。あと、ストーリーの単純さという意味では、今作のほうが単純かな?とは思いました。いい意味で言うと分かりやすい。悪い意味で言うとひねりが少ないです。
個人的には、街やダンジョンがやたらと多すぎるのも好きではないので、今回くらいの規模のほうが、覚えやすくて愛着が湧きやすかったですけどね。


まあそんな感じで、前作以上にかゆいところに手が届いているという印象ですし、ストーリーの進行もスムーズでストレスなく楽しむことができました。前作以上に、万人にオススメの作品です。
システム的にそこまで大きな変化はないですが、少なくとも新しいと思える要素はいくつかありましたし…このシリーズはこれからも、続いて欲しいとは思いますね。

配慮が良すぎるが故に、いわゆる歯ごたえのあるゲームを求めているひとからすると、ただのヌルゲーに感じるかもしれませんが…これも1つの「ゲームの理想像」なのです。


関連記事:
DS『ポケモンレンジャー バトナージ』 インプレッション(2008/09/24)
DS『ポケモンレンジャー バトナージ』 ストーリークリア後のセカンドインプレッション(2008/12/14)
DS『ポケモンレンジャー 光の軌跡』 ファーストインプレッション(2010/03/21)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

※ストーリー内容など、ネタバレになるコメントはご遠慮ください。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 変わったお菓子でも食べてみ... | トップ | 今日のゲーム情報 2010/04/12 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事