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Xbox360『レフト 4 デッド 2』 ファーストインプレッション

2010年09月12日 16時38分25秒 | 【旧】購入・レビュー話


レフト 4 デッド 2
対応ハード : Xbox360
発売元 : エレクトロニック・アーツ
開発 : バルブ・ソフトウェア※海外のメーカーです
発売日 : 2009/11/19
希望小売価格 : 2,940円(税込・廉価版の価格です)
ジャンル : ホラー・アクションシューティング
プレイ人数 : 1~8人
通信機能 : 通信プレイ対応・ボイスチャット対応
CERO : Z(18歳以上のみ対象)
「取り込み」の容量 : 4.4GB

参考データ--------------------------
購入価格:2,603円(新品)
プレイ時間:約9時間
進行度:シングルプレイで全ステージをプレイ+友人と2人で協力プレイ
 (難易度は、イージーだったりノーマルだったり)
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※前作は、一応プレイ経験ありです。


●ゾンビだらけの脱出劇、再来
今作は、4人の主人公がゾンビだらけの世界から脱出するFPS『レフト 4 デッド』の続編タイトルです。

今回、初めてのインプレッションとなります。
とりあえず今回は、シングルプレイや友人との協力プレイだけ体験しており、オンラインでの通信プレイは体験していません。ご了承ください。


●ルール
基本的な進行方法は前作と変わりませんが、大事な部分なのでね。説明します。

主人公である4人のうち1人を操作して、他の仲間とともにゾンビを倒しながら先へ進んでいきます。途中にある「セーフエリア」に全員が逃げ込んでドアを閉めればチェックポイントとなり、次のエリアへと突入します。
1つの舞台につき、全部で4~5つのエリアがあります。セーフエリアを通っていき、最終的には無線で救援要請をするなどして、脱出することができればクリアとなります。
普通は死亡してしまっても、生存者がセーフエリアにたどり着ければ次のエリアへ突入する時に復活しますが、最後のエリアでは脱出できずに死亡した場合、その人物は脱出失敗となります。

ちなみに。HPが0になるとすぐに「死亡」となるわけではなく、まず「戦闘不能」状態になります。これを一定時間放っておくと「死亡」となるわけですが、誰かが近くによって蘇生してあげることで、HPはとても少ないですが復活することができます。(蘇生は誰でも可能で、特にアイテムは必要ありません)
あと、「戦闘不能」中であっても、銃を撃って応戦することだけはできます。(移動はできません)
ちなみに蘇生は無限にできるわけではありません。一度「戦闘不能」から復活した後、回復アイテムである「救済キット」を使用せずにあと2回「戦闘不能」になってしまうと、強制で「死亡」となってしまいます。強制死亡しないためには、必ず「救済キット」を使用する必要があります。

◆ゾンビの配置・登場について
ゾンビの配置は、毎回ランダムです。コンティニュー時も変わります。
ちなみに、マップのルートも微妙に変わっているとかいないとか…?

また、これも前作と同様ですが、エレベータを起動したり扉のスイッチを起動したりすると、先に進める状態になるまでの間に大量のゾンビが襲い掛かってくるポイントがあります。その場合は「このエレベータを操作すると大量のゾンビがやってくるぞ!」と警告されるので、充分に準備をしてから起動しましょう。
特に、脱出までのクライマックスでは、ゾンビたちの最後の猛攻が待ち構えています。

さらに、これは前作にはなかったタイプですが、先に進む仕掛けを作動したとき、サイレンが鳴り始める場面もあります。
遠くにある解除スイッチを押すまで、ゾンビが無限に湧き続けます。


●操作説明
左スティック…移動
右スティック…視点移動
RBボタン…視点を180度回転
LBボタン…しゃがむ

はしごなど昇降するものに対しては、はしこなどに向かって移動し続けるだけで昇降します。

RTボタン…攻撃
LTボタン…押し返し

ゾンビに集団で張り付かれると動きづらくなるので、押し返しでバランスを崩してから攻撃すると良いです。

Aボタン…ジャンプ
Bボタン…リロード
Yボタン…銃の切り替え
Xボタン…使用・入手・掴むなど

銃は、無限に撃てるピストルと、弾数制限のある特殊な銃の2種類があります。
ピストルは、2つ目を手に入れれば両手での射撃が可能になり弾数が倍になりますが、リロード時間も倍になります。また、今作から斧やチェーンソーといった「近接武器」も登場し、ピストルと引き換えに獲得して使用できます。(使い続けると壊れてなくなります)
特殊な銃は、セーフエリアその他の場所で入手でき、Xボタンで取り替えられます。弾数制限がありますが、セーフエリアなどにある玉の山積みを見て、Xボタンで弾数補給できます。

方向パッド上…ライトのON/OFF
方向パッド右…ボックス系アイテムの装備
方向パッド左…グレネード系武器の装備
方向パッド下…薬系アイテムの装備

ライトは基本付けておくといいですが、「ウィッチ」という敵に対しては危険なので消しましょう。詳しくは下記の「ゾンビの紹介」をご参照ください。
ボックス系アイテム・グレネード系武器・薬系アイテムはそれぞれ1個しか持てません。アイテムは、RTボタンで自分に使用。仲間に近づいてLTボタンで仲間に使用します。各アイテムの種類は以下の通りです。
・ボックス系アイテムの装備
 →救急キット … HPを(受けた総ダメージの)80%回復します。
 →AED … 「死亡」のプレイヤーを蘇生することができます。
 →強化パック … 火炎弾や爆発弾が入った箱です。地面に向かって使用すると箱を置いて、各キャラクターはXボタンで拾うことで、火炎や爆発を発生させる特殊弾が使用できます。
・グレネード系武器
 →火炎瓶 … 投げた場所を火の海にします。
 →パイプ爆弾 … 投げると点滅して転がっていき、数秒後に爆発します。ゾンビは、点滅する爆弾に寄っていきます。
 →胆汁ボム … 投げた場所からしばらくの間、胆汁が発生してゾンビをおびき寄せられます。
・薬系アイテム
 →鎮痛剤…HPが一時的に50%増えます。あくまで「一時的に」なので、時間とともに減っていきます。あくまで応急処置です。
 →アドレナリン…HPが一時的に25%増える他、一時的に能力が上がります。

STARTボタン…メインメニューを開く


●ゾンビの紹介
◆感染者 ※前作からいる種類です
最もスタンダードなゾンビです。
前作もそうでしたが、こちらを見つけるなり全力疾走で襲い掛かってきます。また、一定時間ごとに群れをなして襲い掛かってきます。
また今回は、防護服を装備していたり、泥まみれで攻撃されると視界が悪くなる感染者もいたりします。

◆ウィッチ ※前作からいる種類です
しくしくと泣きながら歩き続けるゾンビ。放っておけば何もしてきませんが、騒音・ライトの灯かりは嫌いです。
ライトで照らしたり音を立てると怒り始めます。それでも同じ行為を繰り返していると、襲い掛かってきます。一撃で戦闘不能に陥る強敵なので「触らぬ神にたたりなし」でいきましょう。もちろん、直接撃つとそれだけで襲い掛かってきます。

◆ブーマー ※前作からいる種類です
とってもメタボなゾンビ。胆汁を吐き出してきて、それに当たってしまうと視界が悪くなるうえにゾンビが大量に襲ってきます。(他の仲間が浴びた場合もゾンビが襲ってきます)
倒したときも周辺に胆汁を撒き散らすので、遠くから倒しましょう。

◆ハンター ※前作からいる種類です
遠くから、プレイヤーに向かって瞬く間に飛び乗ってきます。飛び乗られて押し倒されると、自力ではどうしようもできなくなります。他の仲間がハンターを倒さない限り、延々と攻撃され続けます。

◆スモーカー ※前作からいる種類です
舌がベロ~ンと長いゾンビ。視野が広く、遥か遠くから舌を伸ばしてきます。舌に巻きつかれたプレイヤーは、自力ではどうしようもできなくなります。他の仲間が助けてあげましょう。
ちなみに、掴まってから1秒くらいはまだ動けるので、その間に素早く対処できればGOODです。

◆タンク ※前作からいる種類です
巨大な姿に変貌した、最強のゾンビです。攻撃力も耐久力もすさまじく、油断していると一瞬で戦闘不能に陥ります。皆で協力して、銃弾を叩き込みまくりましょう。

◆スピッター ※新たに登場する種類です
毒液を吐き出してきます。地面に落ちて広がった毒液を踏んでしまうと、ガンガンダメージを受けます。また、倒したスピッターの周辺にも毒液が飛び散ります。

◆チャージャー ※新たに登場する種類です
片腕だけが巨大化したゾンビです。一定距離を走るか障害物にぶつかるまで、猛烈に突進してきます。突進を食らうと、そのまま掴まれて遠くへ連れ去ってしまい、大ダメージを受け続けます。特に、狭い通路などではかなり危険な相手です。見通しが良い場所でも危険です。
うまく障害物に誘い込みましょう。

◆ジャッキー ※新たに登場する種類です
ハンターのように飛び掛ってきますが、こちらは飛び掛った後に仲間から遠くへ連れて行かれてしまいます。最悪、崖から落とされたりなんてことも…。
ハンターと同様、仲間が掴まった時は素早く助けてあげましょう。


●ステージの紹介
全5ステージを軽く紹介します。
※有料コンテンツでさらに1ステージ追加されますが、今回はそれは省略します。

◆デッド・センター
最もスタンダードなタイプです。
ステージの長さや難易度も平均的ですが、最後の脱出時は、車に一定数の燃料タンクを補給することで脱出できます。従来の、救済が来るまで耐え抜くタイプよりは比較的簡単だと思います。

◆ダーク・カーニバル
テーマパークが舞台です。
ジェットコースターなどテーマパークらしい場所を進んでいき、最後はド派手なコンサートで救援を呼びます。

◆スワンプ・フィーバー
沼地が多いステージです。
沼地では足が遅くなるため何かと面倒ですし、比較的見渡しの良い広い場所が多く、狙われやすくかつ道が分かりにくいです。

◆ハード・レイン
一定の場所まで行って重要アイテムを獲得した後、スタート地点に戻ってきて脱出するという特殊な流れのステージです。マップはそんなに広くないです。
また、草木が生い茂って視界が悪かったり、後半は嵐が吹き荒れたりと、自然も大きな敵となります。

◆ザ・パリッシュ
ストーリー的には最後となるステージです。
これまでのおさらいといった感じの構成で、最後はゾンビの猛攻を受けながら崩れかけている橋を渡っていきます。


◆partygameの評価◆…88点(100点満点)
新しいゾンビが、良いアクセントになっていると思います

○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

○新しいゾンビが良いアクセント
前作ではスモーカーくらいしかいなかった、いわゆる「連れ去るタイプ」のゾンビが、今回はジョッキーとチャージャーが加わって、より連れ去られる機会が多くなりました。
また、スピッターの攻撃は、基本である固まっての行動を引き剥がすというまたちょっと違うタイプ。倒しやすいですが、大抵毒液は吐かれてしまうので、充分やっかいな敵です。
欲を言えば、ジョッキーの行動方法がハンターとほぼ一緒なので、もう少し差別化を図ってほしかった気はしました。

○ステージが前作以上にハッキリ差別化
前作は、広さとか脱出方法とかはほとんど統一化されていましたが、今回は、マップの長さにけっこう違いがあったり、あるいは脱出方法が違ったりなど、差別化されています。
個人的には、デッド・センターが比較的ラクに感じました。脱出方法も違いますし。逆に一番難しく感じたのは、ダーク・カーニバルですかね。ジェットコースターの猛攻は鬼過ぎます(笑)

○BGMの変化やざわめきなどで状況が分かる
これは前作でもそうだったんですが、特殊なゾンビはそれぞれ違う「うめき声」を発していたりしますし、最強のゾンビ「タンク」が登場したときはBGMが変化しますしで、わりと「雰囲気」で状況が分かるのです。
ここらへんが、プレイすればするほど上手くなる理由だったりするでしょうか?

△せっかくの近接武器が、あまり役に立たない…
新たに、色々な近接武器が入手できて接近戦が楽しめるようになったのはいいんですが、このゲームの特性上、使うとむしろ不利になるといわざるを得ません。
特殊なゾンビは基本「接近してはいけない」です。むしろ近接武器=突貫するタイプになりがちなので、ゾンビたちのいい餌食になるだけです。それこそ、近接武器を持った状態で特殊武器の弾数が0になったりなんかすると、近接武器だけで戦うことになります。どうせいっちゅうねん?って話です(笑)
別に、あってもいいとは思うんですが…どちらかというと上級者向けですね。

△字幕の文字がちょっと見えにくい
基本、英語ボイスなので字幕がないと内容が分かりません。なので「オプション」でクローズドキャプションを「字幕」にするのですが…4人の会話を区別するため、文字は4色に分けられています。
で、紫色の文字が極端に見えにくいですね。他はそこまで問題ないですが、この言葉によってゾンビの存在が把握できたりするので、見えないのはちょっと困るのです。
例)「ハンターの声が聞こえるぞ」「こっちに銃があるぞ」など

△たまにCPUの仲間の行動が…
オンラインでの通信プレイが前提なので、気にすることではないとは思いますが…私が特殊なゾンビに掴まっているのにいつまでも助けずにボーッと待っていたり、脱出時は皆でヘリに乗り込もうとするのに1人だけヘリ付近でずっと応戦していたりと…たまに、状況にそぐわない行動をすることがありました。
あと、CPUは基本的にプレイヤーの後を付いてくることしかしないので、ローカルでプレイした場合、ほとんどプレイヤーが特殊なゾンビの餌食になりがちだったりします。


前作同様に、実質的なボリュームはないものの、何度もやり込めるために要素をしっかり絞った作りになっています。そして、前作よりはその要素が増え、よりやりこみ甲斐ができたように思います。基本は固まって行動するのですが、新しいゾンビはそれをバラバラにする役割があり、より柔軟な判断が必要になってきます。
人によっては、前作より要素が増えている分、面倒くささが出てくる可能性はあるかもしれませんが…個人的には、新しいゾンビも慣れてくれば対処法はそこまで特殊ではないので、面倒になったようには感じませんでした。(もしグレネードしか効かない敵とかが出てくると面倒だったでしょうけど)

あと、ローカルで未経験の友人と2人で協力プレイしてみましたが、やっぱり1人より2人ですね。お互いに協力してプレイできてこそ、より楽しみが増えます。だからこそオンライン通信プレイが前提なんですが…何せ、99%外国人ですからね。オンライン通信でプレイしてもボイスチャットをする気にはなれませんね。


とは言ったものの、オンライン通信プレイをしないとほとんどの要素が楽しめないので。
いくつか通信プレイのモードを遊んでみたら、セカンドインプレッションを書きたいと思います。


関連記事:
Xbox360『レフト 4 デッド』 インプレッション(2010/04/28)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

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