セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『テラリア』 インプレッション

2013年12月20日 15時10分36秒 | 【旧】購入・レビュー話
やっぱりハマってしまった。どこまでやろうかな…?




テラリア
対応ゲーム機 ―→ PS3
発売日 ―→ 2013/05/23
希望小売価格 ―→ パッケージ版 = 4,179円(税込)/ダウンロード版 = 3,300円(税込)
ジャンル ―→ モノづくりアクションアドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1~8人(ローカルプレイで最大4人・インターネット通信で最大8人)
CERO ―→ C(15才以上対象)
 └→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力

※PS Vita版が2014年2月6日(木)に発売予定です。(パッケージ版 = 2,980円/ダウンロード版 = 2,000円)
※パソコン版も「Steam」経由で配信中です。(価格は約1,000円)




■====== 簡単なご紹介 ======■

ブロック単位で構成された2Dのフィールドマップを、自由気ままに行動できるアクションアドベンチャーゲームです。
木材や鉱石などを採取し、採取した材料で様々なモノを作り、家を建てたり、より強い武器や採取用道具を手に入れたり。はたまた敵を倒しながら下へ下へと掘り進め、よりレアな鉱石を探したり、隠された宝箱を探したり、時にはとんでもないボスと戦ったり。様々なアクション要素が楽しめます。

|== キャラクターとワールドの作成 ==|
最初にまず「キャラクターの作成」と「ワールドの作成」を行います。
キャラクターは、各部位ごとに色々なパーツがあり、自由にカスタマイズできます。色もある程度調整できます。もちろん名前も決めてください。
そして、難易度(死亡時のペナルティ)を3段階から設定します。死ぬとコインを少し落とす「やさしい」。死ぬと持ち物を全部落とす「ふつう」。死ぬとキャラクターデータそのものが抹消される「むずかしい」があります。マゾでもない限り、「やさしい」の選択をオススメします(笑)

ワールド作成時は、ワールドの名前。そして、ワールドの広さを3段階から選択します。
キャラクターのデータと、ワールドのデータは、一緒に扱われるわけではありません。ですから、新しくワールドを作成して、別のワールドで育てた既存のキャラクターで新しいワールドを遊ぶこともできます。

|== 基本操作 ==|
基本操作は、選択しているアイテムの使用(武器による攻撃もコレ)、ジャンプ、アクション(人と話す・宝箱を開けるなど)。そして、カーソルの操作です。壁に引っ掛けて移動することができる「つかまりフック」のみ例外で、手持ちに入っているだけで、L1ボタンで使用できます。
カーソルは、キャラクターの周りに常に表示されており、カーソルの場所に応じてアイテム使用の方向や位置などが決定します。カーソルを合わせれば、少し離れた鉱石を掘ることもできちゃいます。カーソルの操作には、近くのものをある程度自動でターゲットしてくれる「オートカーソルモード」と、任意で正確にカーソルを操作することのできる「マニュアルカーソルモード」があり、右スティックを押し込むたびに切り替わります。

|== キャラクターの死亡について ==|
で、自由気ままに楽しめるといいましたが、アクションゲームですからね。体力もありますし、高いところから着地すればダメージも受けますし、敵の攻撃などで体力が0になれば、死にもします。
体力を増やしたいなら、随所に眠っている「ライフクリスタル」を見つけるといいでしょう。余裕があるなら、とある方法で「マナ」というパラメータを増やしておけば、魔法を使う時に役立つでしょう。

|== モノの作成と装備 ==|
”モノの作成”は基本、どこでも可能。手持ちの素材で作れるものがあれば、作れます。
ただし、モノによっては「ワークベンチ」や「かまど」など、特定の置物の近くでないと作れないものもあります。
まずは、木材をかき集めて色々な家具を作ってみる。鉱石を掘ってきて「インゴット」にして、色々な武器や装備品を作ってみる。ここらが基本でしょうかね。
ちなみに装備は「あたま」「からだ」「あし」と、「その他」が5つまで装備できます。また、「あたま」「からだ」「あし」については、通常の装備とは別に、見た目だけが適応される装備枠があります。その枠に装備すると、効果は全く適応されませんが、見た目だけその装備に変わります。

|== 住人について ==|
家を作成しておくと、条件によって住人が住み着きます。住人によって、何か特別なサポートをしてくれたり、アイテムを売買できたりします。
住人にも体力があり、見える範囲でモンスターからの攻撃を受けていたりしたら、死んでしまいます。気をつけましょう。まあ、すぐに新しい住人がやってきますけど(苦笑)

|== 昼と夜 ==|
背景に流れる太陽と月。この世界にも、昼と夜が存在します。
夜になると、昼には出てこないモンスターが出てきて危険。視界も悪くなるので、基本はあまり遠出しないほうが良いです。たまに”特別な夜”が訪れることもあり、不幸なことにモンスターが多くなったり強くなったり家のドアを開けてきたりしちゃいます。怖い怖い。

|== 通信プレイについて ==|
今作は、PS3フレンドと最大8人でのインターネット協力プレイが可能なのです。アイテムの交換も自由なので、超上手い人にガンガン攻略してもらっちゃうというのも1つの手です。私も1回手伝ってもらったし。
あくまでフレンドと通信できるだけであって、”世界中の誰とでも楽しめるわけではない”ので、そこはお間違えのないように。



■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆

 購入価格 ―→ 3,371円(新品・パッケージ版)
 プレイ時間 ―→ 約50時間
 プレイ内容 ―→ 節目となるボスを倒し、新たな地形や敵が出てくる”ハードモード”に突入中



○ ―→ レトロ感ただようグラフィックが好印象。
何だかんだで、落ち着くんですよね。2Dで昔っぽい雰囲気の、このグラフィック。
3Dグラフィックも全然いいですし、私も散々慣れているとはいえ、3Dのゲームばっかりやっていると、やっぱりどこか疲れる感じがあるのかな~と。この作品を遊んで、改めてそう感じました。なんか、ホッとします。


○ ―→ 手さぐりな感じで進める冒険感が、たまらないです。
一応チュートリアルモードが用意されていて、基本的な操作や家の作り方を教えてくれますが、それ以外は全くの秘密。どんなアイテムがあるか?どんな敵がいるか?どんな場所がいるか?全くの秘密です。まあ、アイテム一覧は説明書に載っていたりしますが(苦笑)
とにかく、まずは家を作ってみるとか、下を掘り進めてみるとか、横へ横へ走り続けてみるとか。そこから何かしたら新しい活路を見つけて、それを目標に少しずつ進めていくと良いかと思います。具体的な目標は用意されていませんが、目標となり得る要素は色々隠れていますから。それを自分自身で探すのが、楽しいのです。
ま、最悪の場合攻略サイトを見て楽しんでもいいですけど(苦笑)


○ ―→ ほどよい自由度が、いい感じです。
普通のアクションゲーム以上に色々なことができる感じですし、かといって、自由度が高すぎて訳わからないことも無いかな。バランスのよい自由度だと思いました。
基本は、ボスを倒すのがメインの進め方ですが、別に家を作って、いわゆる”ワナ”的なものも作れたりするので、自作の迷宮みたいなものを作ってみても良いわけです。”冒険”だけでなく”創造”の面も楽しめるのが、いいところですね。


△ ―→ 難易度は少し高めです。
とりあえず、まずキャラクターの作成では難易度「やさしい」前提って感じがします。とりあえず私のキャラクターもこれまで、何十回と死にました。そのたびにいちいち全アイテムを落としていたり、ましてやキャラクターデータが消えるとか、やってられないですよ(苦笑)
ま、「やさしい」にだいぶ慣れてきたら、その上の難易度にも挑戦したらいいんじゃないでしょうか。

あと、序盤のモンスターはたいしたことありませんが、中盤以降というか、拠点から少し離れた位置になってくると、なかなか手強いモンスターが出るようになり、アクションの腕前だけではどうにもならなくなります。
結局は、地道に素材を集めて確実に装備品を作ってキャラクターを強化しないと、探索したくてもできないわけです。ある程度の強さになって、それなりに安定して探索が行えるようになるまでが、最初の壁って感じです。

さらに、ボスは何だかんだで強いです。1人で倒せるようになるには、けっこう大変です。
私も途中、とあるボスを倒すのにフレンドの手を借りたくらいで。その後はなかなか強い装備がそろうようになったので良かったのですが、はたしてあのボスを1人プレイで倒そうと思うと、どうなっていたのか?分かりません。
ま、できることなら一緒に遊んでくれるフレンドがいると良いです。1人プレイでももちろん攻略はできるでしょうが、それなりに大変であることを覚悟しましょう。


△ ―→ 場所によっては、アクションが反応しづらいです。
特に感じたのは、家の中にいる住人に話しかける時です。目の前の住人に話しかけたいのに、その後ろにある宝箱とか、少し離れたところにある置物を優先して調べることが多く、面倒くさいです。カーソルを「マニュアル」にして、住人だけがカーソルに合わさるようにしないと、ちゃんと話しかけられないです。面倒くさいです。
まあ、でもあれこれたくさん置いたら、反応しづらくなるのは仕方ないかもしれません。慣れてください(苦笑)


△ ―→ バグっぽい要素がいくつか見受けられました。
例えば、家であると判断される基準。「部屋の広さが6×10ブロック以上」・「あかり、テーブル、イスが配置されている」・「部屋の背景にカベが敷き詰められている」。この3つの条件を満たせば家であると認識されるんですが、認識されないことが何度かありました。見逃しがちなカベ埋めもチェックしたのにダメで、なんか腹立たしかったので、その時は別のところに家を作りました(苦笑)

あと、フリーズ(画面停止)してしまったことも1回だけありましたし、特定のメニュー画面で”できてはいけない操作”ができたり。通れないハズのスキマが通れてしまって、掘らないと脱出できないとか。
なんか、とりあえず私はそこまで頻繁には発生していませんが、場合によってはテンションだだ下がりになるくらい発生することもあるでしょう。そこは多少なりともご覚悟ください。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)


なんか、久々に冒険心くすぐられっぱなしのゲームを遊んだ気がします。
それこそ、ある意味『ルーンファクトリー』っぽいのかな?と思ったわけです。冒険もできるけど、ちょっとスローライフっぽいこともできたり。さすがに恋愛要素はありませんが。
なので、『ルーンファクトリー』シリーズ大好きな私が、この作品にハマるのは必然だったような気がします(笑)

ま、それはともかく。
アクションアドベンチャーとして、なんかバランスの良さが際立っていると思いました。操作は色々あるけど、直感的でわりと覚えやすい。自由度は、ヘンに高すぎずほどよい感じ。目標は、そこまで明確には用意されていないけど、いうほど”投げっぱなし”ってわけでもなく。しかも2Dグラフィックなので、比較的とっつきやすい印象ですし。
そして何より、新しいものを発見する喜び。これに尽きますかね。それがあるから、どんどん遊びたくなるわけです。多少なりともアクションに慣れていて、自分で目標を立てることができる。この2つが満たされるなら、楽しんでいただけるでしょう。

あと、今作においてよくパソコン版と比較されることが多いようですが、そこはもう各自で判断してください。
私はやっぱりPS3という慣れた環境で遊べることに、価値を感じるわけで。というか、私のパソコンボロっちいし(苦笑)。価格に差はあれど、それを不満に感じはしなかったです。それだけ、面白かったということです。
パソコン版なら1,000円くらいで楽しめるので、そっちがいいや~ってことであればそちらで楽しんでもいいですし、それこそ携帯機で楽しみたいなら、来年発売のPS Vita版を購入すると良いでしょう。ご自由にどうぞ。


さて。とりあえずハードモード突入まで遊んで、いつもの私ならこのあたりで区切りをつけて別のゲームに…といきたいところですが、まだまだ楽しいので。とりあえず、ペースは落ちるでしょうけど少しずつ進めていきますかね。

万人向け ← ○○○○○●○○○○ → 熟練者向け
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思考タイプ ← ○○○○○○●○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


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