PARK'S PARK

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『高専』の存在価値

2010年05月10日 | スキルアップしたい!

●新聞によると、この就職氷河期にあって『高等専門学校(高専)』の就職率の高さが注目されているらしい。
今春卒業した大卒・高卒の就職率は約8割であるのに対して、高専の卒業生はなんと100%。
それどころか逆に、引く手あまたの、売り手市場らしい。

八王子の東京工業高専では卒業者に対して求人倍率は44倍!
地方ではこれほどでは無いようだが、それでも平均10倍以上!!

■人気の理由は、”質”の高さにあるらしい。
基礎学力はもとより大学工学部レベルの技術を身につけている上に、実践的な専門教育も受けている。
また、大学受験勉強や「就活」をしなくていいから、勉強・技術習得に集中できるらしい。
即戦力であって、基礎もできているなら、企業としては都合がいいですね。



◆私が中学生だった1960年代に”高専”に進む人は成績が良く、松本で言えば、深志か県ケ丘高校に入れる実力の持ち主だった。
当時、大学進学は2割程度であり、高専を卒業したら即、就職のレールの上を走っていた。
”職業訓練校”の一面もあった。
しかし、大学進学率が高まり、中途半端な存在となり、高専の人気は下がってきていた。

★その中で地道に技術を習得し、”ロボコン”などに代表されるようなチームワークを育んでいた。
基本的に全寮制なのも、一体感や、様々な誘惑(?)に負けないで勉学に集中する上ではプラスなのでしょう。

”理科ばなれ”が指摘されている中で頑張っている高専を応援したい。
「モノづくり日本」を支える高専の存在意義は大きい。

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