三菱重工とフランスのアレバ社の共同受注であるが、
中国・韓国・カナダとの受注合戦の末の受注成功だから
素直に喜ぼう。
何かアレバ、処理はアレバがやって呉れるだろうといった、
軽い気持では、取り組めない事業だ。
日本国内の原発をゼロにせよとの、意見が多いが、トルコに
原発を輸出しておいて、日本に現業に就いている技術者が
居ないというわけにはいかなくなった。
ミンス時代に受注したベトナム向けについても言える事。
ミンスは後先を考えずに、高価な石油やLNGを買い捲った。
まさに値段はあって無いのと同然だった。
ここにきて、石炭への見直しが急だ。
先の安倍総理の訪モンゴルも、世界最大級と目される同国
炭田からの輸入に布石をうったもの。
なお横浜市で稼働中の、磯子火力発電は、石炭を燃やしても
殆ど煙が出ない、煙突の工夫があるという。
一方で、中国山西省にある、人口300万人のリンファンという市は
石炭を掘り出す国営企業が何社もあり、街は煙で覆われて視界が
きわめて悪い。
こうなる前は、リンファンは「果実と花の美しい街」との評判だったが
いまや亜硫酸ガスを多量に含む大気汚染の街と化した。
僅か20年で、亜硫酸ガスに覆われ、街を流れる川の水量は減少し
汚濁に満ちて、野菜の生産量も三割減ったという。
その中国が旧ソ連製の空母を購入したが、速力は18ノットしか出ない。
勿論中国は18ノットには満足せずに、自国開発の参考にと解体される
そうだが、戦争のための技術開発を、自国民の生活環境の方向に向ける
気にはなれないのだろうか。
業界を異にするが、企業戦士としてドイツにいたころに、
ソニーを井深大氏と共に、戦後創業した盛田社長と
昼食で同席する機会があった。
まだ若僧でしかない、ボクを盛田氏は一人の商社マンとして
遇してくださった。
日本の戦後復興の先端を走ったSONYのロゴマークは
長きにわたって世界を駆ける、日本企業群のリーダーだった。
まだ日本の外貨準備高が20億ドルに達しておらず、
そんな僅かな持ち外貨の、半分を提供して韓国の復興に
協力した事を、今の韓国人は「ありがたい」とも思わず、
「漢江(ハンガン)の奇跡」は、韓国が独力で行ったものと、
思い込んでいて「恩」を忘れ、憎悪と怨恨で接して来る。
自動車は、円安ウオン高を受けた韓国車の勢いが止まった
感じだが、電機は中国と共に未だに活気を持っている。
特にスマホを中心とする、携帯電話は中韓からの輸入品が
日本の国内生産を上回り、金額にして1兆1千億円を越えた。
カラーテレビも08年以降、五年連続で輸入超過となっている。
ソニー党のボクは、家中の家電の殆どをソニー製で固めているが、
最近漸く使いこなせる様になった、タブレットも当然ソニーの品だ。
全国に展開するソニープラザが、社名をプラザスタイルに代えて
何年か経つが、いまだに多くの女性客の間ではソニプラの略称で
通っている。そのソニープラザも、故盛田社長がチカラを入れていた
輸入雑貨の店であった。
売国集団、ミンスが倒れ、安倍二次内閣が発足して
今日が百日目である。
日銀の黒田総裁の色が出てくるのは、むしろ今からで
ここまでの日本経済の明るさの回復は、安倍政権を歓迎
する国民の気持の結集にあると思える。
円安株高は、まだこれから本格化するのだろうが、ミンス
の時代の、政府無策で円だけが、ひとり蚊帳の外に置かれ
自動車も電器も、中韓とドイツに、好き放題にやられても
何も発言も出来ず、行動など取れる筈もなかった。
東北の被災地復興すら、予算は組んでも、好き放題に他の
用途に廻されて、被災者は気の毒にも未だに仮設に暮らす
人が多い。
ミンスの復興大臣、平野が、来る参院選に無所属で出ると
聞いて、あまりの身勝手さに呆れる前に笑ってしまった。
そんな手合いが、とっかえひっかえ大臣の椅子に坐ったのだ。
アメリカの市場が、日本に先立ち好調だが、牽引するのは
矢張り自動車で、大型・高級車が売れている。
トヨタは第三位に付けているが、米国社三社の次は日産・ホンダ
と来て、韓国の現代は、第七位に転落した。
今後問題になるのはTPPだろう。まだ参加も決定していないのに、
先立った懸念を発表する学者・論説者が多く、安倍総理も雑音に
悩まされていると同情する。
論者の中には、TPPこそが第二の日本占領政策だと言い切る仁
も多数居て、その懸念する事態には、同感を覚えても、あまりに
騒がしいのも如何なものかと思う。
本当にアメリカが日本を乗っ取る占領政策だと明らかになったら、
国民が結束して安倍総理を守れば良い。
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