大企業の、それも正規社員で労組の加盟者なら、
手放しで喜んで良いハナシ。
大企業のくせに、多くの非正規社員を抱えて居ると聞くが、
それらの非正規社員にも、春の訪れはあるのだろうか。
まして日本の給与所得者の大半は、中小零細の企業で
働いている、労組も無いところが多い筈。
ボクも自分で起した、小さな会社の社長で、すでに78歳の
老年者だが、「山椒は小粒でも」の意地で、すでに2月から
給料を上げ、一時金(ボーナス)も、出来うる限りは支払い
たいと思っている。
安倍総理の日本再生が、中小零細にも及ぶような政策で
あって欲しい。
日本に蔓延る、人材派遣業者と名乗る、労賃ピンハネ屋を
取り締まる方法は無いものだろうか。
東電が支払う金額は、日当5万円。それが放射能を多量に
浴びて働く労務者の手には1万3千円しか渡らない。
先ずはこの問題を大きく取上げて欲しい。
ミンスのスローガン「コンクリートから人へ」の人とは、いったい
どんな種類の人だったのか。
コンクリートで代表する、土建業の寂れが続いた為に、東北の
人手不足が起きたのだ。
今回の愛知・三重沖から、取り出したメタンハイドレート
を原料とする、メタンガスのコストだが、50ドルもすると
青山氏が語る。
高くて採算が取れずで当たり前だろう。
アメリカの国土から採取するシェールガスだって、当初は
ごく少量しか採取が出来なかったが、やがて本格的な生産
体勢が出来上がり、日本も輸入を考えるところまで来たのだ。
青山氏のメタンハイドレートの話は、ずいぶん前から聞いているが、
日本海側で調査・探索船を出せば、誰かに邪魔をされるのだと言う。
国益に直結する、近海からのガス開発に、誰も邪魔はしないだろう。
ここは、素直に日本がエネルギー産出国に成る希望が出たと喜ぶ
べきところである。
万歳という、オメデタイ名前の男が全農会長で、
TPP参加で日本は不利になると、次の参院選をちらつかせて
議員たちを脅している。
全農の実体は、金融コンツエルンで、田舎の銀行業務もやれば、
金貸しもやり、91年かの不動産バブル崩壊の折には、住専紛い
の不良債権を多額に抱え、最後は公的資金注入で助かった組織。
日本の農産物には、それなりの長所が多く、会社組織で農業に
取り組もうと考える者も居るのだが、そういった前向きな人々を
排除するのも全農の政治力である。
米作りは確かに日本食の基幹であろうが、小麦や大豆は殆どが
輸入に頼っているのが現状だ。
ボクは12歳で、旧満州国の首都新京から引揚げ、淡路島の南部の
農村地帯にあった、父の故郷にやって来た。
家の周りは全部田んぼで、ボクは単純に「これでコメの心配は無い」
と思ったのが、大きな間違いで、我が家の主食はサツマ芋と押し麦
のお粥が、三年強も続き、その後の三年は押し麦が主、米が従という
麦飯であった。ボクの高校三年間の弁当は、その麦飯である。
とにかく近所の農家は、我が家には米を分けて呉れなかった。
だから農家の集合体が、全農でもなければ、国民の主食を賄う組織
でもないと断言する資格がボクには有る。
TPPに参加するか否かの論議はさておき、全農が国民の食を担うと
思っていたら、とんでもないマチガイである。
日本の農地は、日本の国土だ。意欲的な者には、株式会社であろうと
何であろうと、農地を解放して、国際的な競争に勝てる農業に転換する
必要がある。
試しに聞いて見ると良い。今日本の肥料は何処で入手しているかと。
福島の廃炉事業に連日三千人の労務者が参加
している。仕事の発注元は東京電力。
労務者の手元にわたる日当は、1万3千円。
間に第一次から第六次までの、ピンハネ屋が存在。
この問題を巡って、経済産業省と厚生労働省の間で
責任のなすりつけ合いが起きていて、誰も問題を把握
してもいない。
日本は小泉・竹中路線の中で、人材派遣業業が、新たな
雇用の進行に役立つかに喧伝された。
人を危険な仕事に曝しておいて、間に6社ものピンハネ屋
が存在する。オカシナ事とは思わないか。
日当の他に、東電から「危険手当」一日1万円が出ているが、
労務者の手元には来ていない。誰かがポケットに収めたのだ。
経産省と厚労省とが、これから40年も続く、危険な作業に
従事する、危険な箇所での、ピンハネの実体を明らかにする
意欲を持たないと、本件はうやむやの中に葬られる。
まるでミンス政権が続いているかの、失態だ。
自民党の大臣なら、責任をなすりつけあう、みっともない事を
直ちにやめろ。さもないと政権交代の意味がなくなる。
人件費を、6社の下請けが介入し、それぞれがピンハネする。
そんな不当な事が、安倍政権下で行われていて良いのか。
みんなの関心が東北に集った3・11の翌日に
同じような規模の震災が起きた、長野県栄村の
被災の現状が忘れられている。
新潟との県境に近い、栄村の人口が流出していると
言う。もともと小さな村である。
ここにも、仮設住宅が建ち並び、村営住宅も出来た。
ボクは長い間、ここの「北信州の幻の米」を食べてきた。
山の中だから、津波の被害はなかったが、大震災で
多くの家が壊れた。
日本の中の被災地に変わりはない。
長野県栄村も忘れないようにしよう。