作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 相撲バクチの話(続き) 】

2013-01-24 17:59:25 | 02 華麗な生活

●前の記事 : 【 名横綱大鵬の逝去に想う 】

参加者はボクの努力で、増えていき60名の
常連が揃い、部長はご機嫌が良かった。

急増の主因は、ボクが紡績各社の人たちに
参加を要請したことが大きい。

電話を掛けて、取り組みを、例えば大内山に松登
と言う。相手は名前を出したら、周囲の非難の目を
浴びるから、前とか後、または上とか下と答える。
それをボクが表に書き込む。

当時の初任給1万3千2百円は、高い方だった。
松下が1万円、銀行大手が1万2千円の時代だ。

60名の参加で、毎日6千円の掛け金をめぐるバクチ
には熱が高かった。上手くすると一場所で4日ぐらいは
賞金を得る。ひとり勝ちでなくても、給料に匹敵する
収入があった。

幸事魔多しとは良くぞ言った。
バクチ部長が、インドネシア向け賠償の本格化で、ジャカルタ
に転勤になった。
冷ややかに見ていた副部長が昇格し、ボクは新入社員の
分際で賭け事に興じる、馬鹿な奴と見られてしまった。

そこからボクの下積み生活が十年続く。
最初は輸出の受渡し業務で、契約した商品をきちんと受取り
それを船積み手配をする仕事だ。
いわゆる貿易手続きは、ここで行なわれる。

その仕事を五年やり、漸く営業職に付いたが、ボクに与えられた
仕事は先輩が誰も居ない国内の新規開発だった。

同期生の多くが、すでに海外派遣されつつあった。

この後の話は、小説に書いたから、ここでは詳述はしない。
だが人生で、その時は嫌だと思った事も、すべて何時かは
役に立つ。

44歳で脱サラして、起業したボクにとって、受渡しも国内商売も
共に非常に役に立つ事を、起業してから身に沁みた。



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【 円安で良い事ばかりは望めない 】

2013-01-24 17:56:38 | 02 華麗な生活
円安で燃料の輸入価格が更に上ったことで、
貿易赤字が6.9兆円に達したと言うが、天然ガス
の購入価格が高すぎた等の、買い付けにも問題
があった訳で、日本の経済成長力を取り戻す上で
円安傾向が望ましい事に変わりはない。

中国向けの輸出が10.8%減ったところで、騒ぐ必要も
無いことだ。

ASEAN向け輸出は順調に伸びている。
米国向けも自動車を牽引車に、堅調な伸びを示している。

安倍総理の三本の矢による、経済成長路線は当を得て
いるのだから、あまり途中経過で、騒ぐべきではない。



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【 火力発電の市場は800兆円 】

2013-01-24 11:19:46 | 04 時事ニュース

日本には二つの火力発電が出来る装置メーカーの
コンビが存在する。

東芝・GEのコンビと、日立・三菱重工のコンビ。
両者ともに、化石燃料を利用する発電装置が出来る。

その市場規模は800兆円に上るという。
両者には原子力発電の技術もある。

ミンスは気楽に、原発を全廃と言ったが、50基も作った
日本各地に点在する原発には、核燃料が入っている。

使用済み核燃料だって、処理する場所が無い。
六ヶ所村もプルサーマルも稼動を止めている。

これから原発を新説・増設する国もある。

原子力と化石燃料利用の発電装置技術を持つ
二つのコンビは、日本国内だけではなく、世界の今後に
貢献するところ大である。



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【 小さいながら安倍政策に積極協力 】

2013-01-24 09:32:40 | 04 時事ニュース

景気の気は気分の気、やる気の気だと言って来た
手前、小さくても経団連が躊躇する賃上げを、直ちに
実行に移そうと決断した。

「先ず隗より始めよ」と言う。オレが隗になってやる。

二月から、社員一律に二万円の昇給をすると発表。
その二万円は、絶対に貯金してはいけない。
贅沢に使えと命じた。

多くの中小企業が、銀行に米ドルやユーロの先物を
一括長期契約するデリバティブを買わされて、円高で
苦しんできた。我が社も十年前に110円の米ドルを
十年間買う権利・義務を契約させられた。

その頃の銀行マンは、全員移動で居なくなり、何も
事情を知らない若手に代わっている。

単なる丁半バクチではない。
銀行が有利になった時点、すなわち110円よりも円高
になった時点で、契約金額が倍増する条件がある。

これは裁判沙汰が多発している。明らかに銀行が儲ける
丁半バクチである。素人が泣きを見る。
公正取引委員会は、こんな銀行を放置しておいて良いのか。

我が社の場合、十年間にわたり、年に四回(三ヶ月ごと)
9万ドルを110円で買う契約が、後二回分残っている。

契約の当初は円レートは120円ぐらいだった。
だがリーマンショックの後で、円だけが増刷をぜずに、
ひとり円高のまま放置された。

銀行は「やった」とばかりに、9万ドルを倍の18万ドルに
引上げて、平然と70円台にまで高騰した18万ドルを
引き取らせる。

リーマンショックが起きた08年に、ボクは脊柱管が壊れ
腰の激痛に悩まされていた。円レートの激変に対応する
体力もなかっ

このことが大きく影響して、五年以上の赤字が続いている。
残りは3月と6月の各18万ドルが残るだけになった。

当初は6月分の決済が終わってから、社員の昇給を行なう
と決めていた。が、安倍政策に協力すると決めた以上は
早く実行するべきだ。

だから二月から全員の給与を二万引上げる。
経済学の古典アダム・スミスの「消費は美徳である」を
全員に実践してもらう。

安倍政策を、野党のみならずマスコミが、冷ややかに見ている。
ミンスの如きは、自民党は小泉以前に先祖帰りと揶揄する。
経済学の乗数効果がまったく分かっちゃいない。

ボクは安倍総理と、藤井教授の日本強靭化に大賛成である。
公共事業の何が悪い。GDPを再び急角度で上昇させる。
日本は20年近くも、デフレ経済でGDPも480兆円まで減った。

コイズミとミンスが無かったら、今頃は900兆円ぐらいのGDPに
なっていて不思議はなかった。


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