作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 「日露領土問題活性化」は野田のウソ 】

2012-07-05 16:22:33 | 02 華麗な生活

野田は国際会議に出るたびに、ウソをつく傾向があるが、
メキシコでのプーチンとの会談の結果を、相手が言っても
いないことを強調したウソは、許されない大事件と言える。

国後に例のメドベージェフが再訪し、国後に住み着いた
ロシア人たちに、「ここはロシア古来の領土だ」と宣言。

あれ、おかしいなと、殆どの日本人は思ったはずだ。
プーチン大統領が、日露の領土問題について再活性化
しようと野田に語ったと伝えれられ、マスコミはそれを
そのまま報じたからだ。

プーチンとメドベージェフとの関係にヒビが入ったのかと
ボクなんか、そう思った。

実はメキシコでの、プーチンと野田の会談で、そんな話は
出ていないことが暴露された。しかも日露会談といっても、
プーチンはオバマとのシリア問題が激論となって、野田との
会談も一時間半も待たされた挙句のことだったと。

要は野田が話にも出なかったことを、殊更に手柄話にした。
それも実のところは、真っ赤なウソだったということ。
こんな男を、いつまで首相の座に置いておくのか。

眠ったままの国会を明日にも開いて、野田発言について、
徹底的に問い糾す時である。

メドベージェフの言動と合わせて、ロシアの戦闘機が、
北海道や東北の日本領空を侵犯している。

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【 震災ガレキの活用案 】

2012-07-05 10:14:05 | 02 華麗な生活

昨夜のBSフジに、見たような顔がと思ったら、かつて日本新党で
内閣を率いた細川元首相だった。

東北の被災地のガレキ処理案として、高さ20メーター程度の小山を
築き、長い堤防として、その上に樹木を育て、現代版「鎮守の森」を
作るとの案。

ガレキを全国に分散することが、地元の反対に遭って進行していない
現状に鑑みて、地元で処理する事を考えないと、何年経ってもガレキ
のままで残る。この案を実行したら、ガレキの量はむしろ足らない由。

首相としては、夜中に福祉目的税の発表をしたり、京都の邸宅の修理
費用に絡んだ汚職が騒がれたりして、晩節を汚した感があったが、
昨今の政治家と比べてみたら、天下国家を論じさせたら、矢張り相応の
見識があると感心した。

地元で長大な防潮堤に応用が出来るのなら、地元の土建業者の仕事も
増えるし、犠牲者たちの「鎮魂」の意を込めてのことなら、見るだけで
悲しいと言っている遺族たちの、心も癒されるんではないか。



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【 地井武男の死 】

2012-07-05 09:03:20 | 02 華麗な生活

「ちい散歩」というテレビ番組が人気を呼んでいたという。
その一部を取り込んだドラマが、追悼番組として放映された。

関西ローカルでは、残念ながら放映されなかった。

地井という俳優が、「太陽に吠えろ」に出ていたことを知らない。
おそらくボクのハンブルグ駐在の時期だ。

北の国からが、一年間フジテレビで放映された時も、その番組が
あることを知らなかった。
丁度ボクが起業した年だったから、テレビを見る余裕もなかった。

何しろボクは、国民的人気と言われた「寅さん」の映画も見たことが
無かったのだ。

北の国からは、その後特別番組を流すようになってから、好んで見た。
いよいよ透析導入となった時に、北海道まで出かけ、富良野に4泊もした。
同じホテルで、原作者の倉本聡の顔も見たし、主役の一人「純」も、
ホテル内のレストランで、隣の席に居るのを何度か見た。

地井武男という俳優を認識したのは、北の国からの特別番組でだ。
田中邦衛が扮した、黒板五郎の一家にとって、あんなに友情厚い男が
居たことが救いだ。

ボクが富良野に4泊もした時も、麓郷の小屋は特番の撮影中で、仲畑木材も
近寄ることが出来なかったが、生涯最後の心算で食べた西瓜の美味かったことが
忘れられない。

番組の中で、奥さんがガンに侵されていることを、打ち明け泣き崩れる場面があった。
涙とともに出た鼻水を飛ばしながらの熱演だった。

後で地井の実の奥さんが、ドラマの二ヶ月前に、ガンで亡くなって居た事を知った。
さすがに、稽古はやめてもらい、いきなり撮影本番をやったらしい。

脚本家は、時に辛い役を、俳優に押し付ける。
あの泣く場面は、長く話題になっている。

ボクも学生時代に、門限八時で三年間住んだ辺りを、友人を誘って散歩した事がある。
散歩は大人の運動に持ってこいのもの。
歩きたい場所はあるのだが、階段があると困る。



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