作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 なんとも懐かしいコースターが 】

2012-06-07 18:36:02 | 02 華麗な生活

今日はモノを書く調子が悪い。お天気の方はご機嫌なのに、
どうやら早速栄養失調が出たのであろうか。

ところで、今日書いた「身辺雑記」のブログに付けたビアデッケは
ボクが生涯忘れ得ぬ田舎町のものだと気が付いた。

今を去る44年も前の1968年に、ボクはミュンヘン近郊ながら、
当時は二度も電車を乗り換えて行く、寒村と言ってよいほどの
田舎にある、ドイツ語学校へ会社から派遣されたのだった。

その田舎の町か村か、直訳したら「いのしし村」になるところ。
わざと、村人の全員がドイツ語以外は喋れない、そんな村にある
学校へ入れられたのだった。

ちゃんとビアデッケの中に、「いのしし」が画かれている。
ボクはまだ32歳。いや、すでに32歳だったというべきか。
世界の各国から集まってきた生徒たちの、殆どが20歳から22歳
ぐらいの若者だった。
そんな中に入って、2ヶ月間実年齢が全くバレなかったのは、
ボクが余程、精神年齢が幼かった故であろうか。
ガールフレンドなら大勢できた。
フランス人、イタリア人、カナダ人などの彼女たちは、
それぞれ、どんな人生を送ったのだろうか。

車両一台だけの電車が着いたところが終点の「いのしし村」で、
駅前たって、土の道路で草も生えている。
ホテルどころか、店らしきものも何も無いし、バス停らしきものも無い。
タクシーだって見かけない。



ドイツ語は、自慢じゃないが、聾唖者に近い。
いや、英語だって怪しいものだった。



こうして見直してみたら、懐かしい想い出が詰まっているビアデッケが
たくさんある。

中にビールじゃなく、ジンやウイスキーの会社のものも混じっているが、
ご愛嬌とお許しの程を。


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【 日本ではあまり知られていないが 】

2012-06-07 17:21:59 | 02 華麗な生活

オーストリアも美味いワインを産出する国の一つである。
ドナウ川の流域が、例にもれずブドウ畑が多く、クレムスという
町が、ワイン作りの中心地えある。

十勝ワインとして、立派に市民権を得た池田町では、
およそ40年程も前から、町の青年をヨーロッパのワイナリーに
派遣して、良いワイン作りを経験させ、帰国後の指導者として育成を
図ってきた。

ボクがウイーンにいた頃も、池田町から二人の青年がクレムスに
滞在していた。頼まれてクレムスのブドウの苗木を、北海道に送る
お手伝いをしたことがある。

日本の「ふるさと作り」には、池田町のような、気の長い努力が要るだろう。

これは、あまり良いハナシではないが、30数年も前のことになる。
オーストリアのワインには、不凍液が混入されていると騒ぎになった。
冬が厳しいヨーロッパでは、自動車のラジエーターに、凍結温度が低い液を
入れる。それがエチレン・グリコールで、毒性は無いとされている。

だがイメージ的に、自動車の不凍液が入っているワインは、評判を落とした。


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【 最近の炊飯器は難しい 】

2012-06-07 13:38:07 | 02 華麗な生活

久方ぶりに、自分で飯を炊いたのだが、どうも勝手が違う。
コメ一合が、どれぐらいの量であったかを忘れている。

計量カップの目盛りが読めない。
老眼鏡を引っ張り出して、見直したが、どこにも一合という

数値がない。えい面倒だと、炊飯を諦めて野球中継を見たら、
相変らず阪神打線は打てない。

面白くないから、BS放送で自民党の河野太郎が出ている番組を
見ることにした。原発再稼動問題だ。

と、閃いた。あの計量カップが、一合カップなんだと。
そこでパパゲーナから教わった通りに、カップにコメを入れて計り、
ザルに移して水に漬けること30分。

充分に漬かったとみて、炊飯器に移し、改めて目盛りに合わせるべく
多すぎた水をカップで汲み出し、調整した。
炊飯ボタンは二度押すことになっている。

炊き上がったら、炊飯器が何ごとかを喋る。
どうせ「炊き上がりました」とでも言ったのだろう。

水加減が多すぎたようで、少しベチャベチャしている。
それでも炊き立ての熱いやつを、茶碗に半分だけよそい食べた。
炊き立てだったから、まあ食えた。

問題は今朝用に残した、半分の方だった。
冷えたメシがベチャベチャしていたら、不味いなんてもんじゃない。

ヒルメシにコンビニのおにぎりを、一個だけ食べたが、この方がはるかに
美味いじゃないか。二個を晩飯用に残したから、今夜は炊飯器の世話に
なる必要がなくなった。
どうやら残る一週間は、コンビニのおにぎりに頼ることになりそうである。

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