作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 政府首脳の脳に酸素が足りない 】

2012-06-01 18:16:50 | 02 華麗な生活

党内抗争が、国の運営よりも重視される。
そんな情けない党が、政権を握っているのに、
日本円が買われ、日本国債にも買いが集まる。

経済学部と法学部が、政府の要職を独占するのは、
日本に限ったことではなさそうである。

金利なんか、無いか有ってもスズメの涙ほどしかない。
そんな日本国債が買われる程に、世界の金融市場には
カネがだぶついているのだな。

一年前ぐらいまでは、日本の国債は殆どが日本人の所有だと
言われていた。現在はどうなっているのか。

今は買っている、現在のシャイロックが、いったん売りに転じる時。
そんな場面が想像できるが、国債が大きく値下がりしたら、今でも
危ない日本の財政は、完全に行き詰まる。

今の株安だって、外人の持ち株比率が30%まで上昇したことが、
背景にあると言いたい。

すなわち今は株安で済んでいるが、今度は国債が叩き売られるのだ。

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【 どこまで売られるユーロ 】

2012-06-01 18:05:44 | 04 時事ニュース

欧州結束の象徴とも思われた単一通貨ユーロだが、どうやら終焉の時
を迎えたかの予感がする。

ドイツ人にしてみたら、東ドイツとの統一に要したカネだけで、いい加減
タイヘンなのに、ギリシャやスペインなどの面倒を、何時まで続けるのかと
言いたいだろう。

輸出企業にはユーロ安は追い風になるから、製造界はあまり騒がない。
しかし銀行は不安だ。いつ巨額な不良債券を抱えこむことになるか。
足元がぐらついている。

ドイツの巨大銀行に、もしもの事があったら、庶民が持っている預金だって
紙くずになる恐れが出てくる。

しかし、かつてのドイツマルクは、71年夏のニクソン・ショックまでは、
一マルクが九十円で固定されていた。

マルクがユーロに統一された時点で、その交換レートは、およそ2倍強であった。
だとすると、今日の96円は、マルク時代のおよそ半分に目減りしたことになる。

横目で見ながら、ポンドを守った英国は、賢かったのか。



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【 今日から人民元と日本円が直接交換 】

2012-06-01 17:42:12 | 04 時事ニュース

上海と東京の二市場で、米ドルを経由しない直接の取引が
スタートした。

東京市場は値幅制限など一切ないが、上海では政府の管理が
厳しく、当面は3%の範囲内でしか、相場は自由には動かない。

さて、中国政府の思惑は何だろう。
先ず思い当たることは、米ドル依存からの脱却だ。
米ドルは、金との兌換をやめて四十数年になるし、リーマン・ショック
の後に、印刷機を廻しに廻して、市中に流れている米ドル紙幣は
およそ三倍になっている。

もちろん、人民元も似たような有様である。
すでに米ドルを買いに買って、その米ドルに見合う人民元を印刷している。

交換性の無い米ドルのだぶつきを見て、これに依存することをやめようと、
偶々ユーロの行方が危ぶまれてもいるし、日本円を多く持とうと考えた
のではないかと思う。

日銀券の発行残高は、およそ八十兆円程度で、しかも相当量がタンス預金
となって、デフレの一因となっている。

日本の国土を買い占める思惑もある可能性が高い。

さあ、民主の野田や安住に、何か対策はあるのか。ある筈がない。


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