作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 何のための国会だろう 】

2012-02-22 18:50:12 | 02 華麗な生活

小宮山洋子がひと言洩らした失言で、今の国会論争が
意味をなさぬものになってしまった。与野党がやかましく
言い合っていた年金問題が、試算がバレて、それを追求した
野党に、小宮山が「試算は40年先からスタートし、百年後に
終ることを想定した試算だ」と言っちゃったから、与野党ともに
熱の入れようが無くなってしまったのだ。

日本の人口はすでにピークを過ぎて、これからはどんどん
人口が減る一方になる。
少子化対策が、単なるスローガンに過ぎぬとは、前のブログで
書いた通り。

そんな百年先のことを、論議する前に、日本が直面する問題点が
いっぱいあるじゃないのか。中国はすでに尖閣列島を、確信的
利益と唱えている。
あの島が個人の所有物で、しかも民主党には絶対に売らないと
宣言している。

中国は今にも、訓練された大艦隊を編成して、あの島に上陸し、
ヘリコプターの基地を作るかもしれない。今まで実行されて
いなかったのが不思議なくらいだ。
アメリカは厭戦気分で充ちている。アフガンやイラクで戦って、
運よく戦死することなく帰国できた兵士たちに職がない。
大統領は今年中は大統領選挙以外にアタマに入らない。
しかも第七艦隊の旗艦、ジョージ・ワシントンの廃艦が
決まっているとも言う。

憲法を替えて、日本国軍を強化しないと、尖閣から沖縄全体に、
中国の手が伸びる。
そうなる前に、日本は軍事力を高めておかないと間にあわない。




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【 口だけの少子化対策 】

2012-02-22 18:25:59 | 02 華麗な生活

今日の衆院予算委に自民党は野田聖子を質問者に選んだ。
今の野田内閣で、誰が少子化対策担当大臣かを、即答できる
人は滅多にいなかろう。(ボクも知らなかった)

つい先だって返り咲いた中川正春が、担当だというが、民主党
は少子化対策を声高に叫ぶ割には、担当大臣はどうでも良い
らしく、三ヶ月ごとに、それも兼務する大臣の名前が代わって
いるらしい。

もちろん、独自の庁などはない。文部と厚生とのタテワリ行政は
そのまんまだ。
透析に通うクリニックにも、目下産休中のスタッフが三名も居る
のだが、通わせる保育所が、なかなか抽選に当たらず、さりとて
私立となれば月額7万か8万は要るから、どうしても公立に当たる
のを待つしかないのが現実だという。

小泉内閣の時に、「どこの市町村にも、箱モノ行政で建てたのが、
普段は使われていないから、一部を仕切り、子ども好きな女性
を集めたら、待機児童の問題なんか一挙に解決する」と、大見得
を切り、全くその通りだと、好きでもなかった小泉に拍手したもの
だった。

担当する役所もなく、担当大臣も常に何かの兼務で、これじゃ
民主党の言うことはウソばかりと言われても、野田に返す言葉
は無かろう。野田の就任三日でボクは、コイツも菅と同類だと
書いたがその通り何もしないし、何も出来ない。




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【 高齢者の意識は人によって異なる 】

2012-02-22 11:10:16 | 02 華麗な生活

野田内閣は65歳以上を一律に高齢者として「支えられる側」に
置いて、必要以上に若い人たちの、将来不安をかきたてて来た。

ボクは今年78歳にもなる「後期高齢者」だが、自分を老人と思う
ことは殆どない。

同窓会に出たりすると、当然全員が同年齢だから、お互いに顔を
見合わせ「歳を取ったな」、「もうお互いに歳やからな」といった
会話で充ちる。

そんな中にも、少数派ながら元気者がいるものだ。

今年から65歳に達する「団塊の世代」が、総人口の5%になる。

日本人の平均年齢は、1955年当時で男性が64歳弱であった。
しかし2010年になると、男性でも80歳弱にまで伸びた。

65歳はまだ青二才である。そんな若い者を、古い統計を基に
して高齢者=担がれる人と定義するのは大いなる誤りである。

田舎の祭りで、お神輿やだんじりを担いでいる中に、60歳代は
いくらでも居る。下手に老人ぶっていたら、それこそ80歳以上の
長老にどやされる。

日本の経済成長は、日本人の平均寿命を、そこまで押し上げた。

漸く65歳になろうとする、「団塊世代」を老人扱いにしていては、
国力が落ちる。少なくも「年金支給」は、遅らせたら良いと思う。
日本人は貯金が大好きである。高度成長の中で、しかも昭和
ヒトケタ世代に牽引されて、後をついてきながら、高給を得て
きた世代に貯金がない筈もない。

野田が得意とする、胴上げに参加してもらおう。

人間は気力で生きているのだ。古い国連統計で「団塊世代」を、
老人扱いにするのはやめて欲しい。




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