作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 新聞社の取材 】

2006-12-19 19:01:14 | 02 華麗な生活


今年も残すところ2週間をきり、
神戸っ子にとっては、あの大震災から丸12年
が来ようとしています。

満州での終戦体験と、大震災とを共に経験した
人間のハナシを聞きたいと五大新聞社の一社から
若い記者さんが取材に見えた。

なんでもブログ検索で、両条件を充たすものとして
浮かび上がったそうで、リログが媒体となったわけ。

両体験とも、なろうことなら体験したくない、
そりゃヒドイもので、本当は思いだすのも辛い。

最後の戦中派として、語り部としての義務がある
とは思っています。


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【 今日的タクシー事情 (8) 】

2006-12-19 18:59:08 | 02 華麗な生活


ここ2週間ばかり、どうしたわけか新顔が多い。

週に3回、透析クリニックへの行き帰りに
契約しているタクシー会社のハナシです。

殆どの人は、仲間からボクがどんなヤツかを
聞いて来るから、クリニックから出てきたら、
帽子を脱いで歩み寄って、

○○さまでございますね。お迎えにあがり
ました。本日が初めてでございますが、××と
申します。入社してからは2年ほどになるの
ですが、今までご縁がございませんでした。
どうぞ、これからよろしくお願いします。

それはそれは丁重な挨拶をしてくれる。
こっちだって気分の悪かろうはずもない。
15分ほどの道中も会話がはずむ。

この会社のマニュアルでは、初めてなら

「お名前を伺います」

「どちらまで参ればよろしいでしょうか」

「どの道を参ればよろしいでしょうか」

と確認することになっているらしい。

何のための長期契約なんだ?

名前を確認したかったら、

「○○さまでございますね」でいいじゃん。

どちらまで、どの道でも知らんで迎えに来た
のかよ。

そのせいか、ボクが紹介してやった先で、
このタクシー会社を利用する者が一人も居なく
なった。

マニュアルの内容が間違ってることに気が
付いていないから、こんな結果になる。

特段に丁重にせよとは言わない。
たかがタクシーの客だ。

だけど、ちょっとした言葉使いで、
いっぺんに和むものなら、和んだ方がいいのと
ちゃうか。

会社のマニュアルに忠実なのがやってくるたび
不愉快になる




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