作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 歴史エッセイ (27) 本願寺との十年戦争 】

2006-12-12 18:14:36 | 05 歴史エッセイ


織田信長といえば疾風雷神のイメージが強く、
何事もパッとやって、最後もパッと散ったと思い勝ち。

義昭に対する義栄を担いだ、阿波の三好と大阪
で戦いながら、近江で浅井・朝倉連合軍とも戦う。
浅井・朝倉に基地を提供した比叡山も焼き討ち
すると、結構忙しい。

そんな中での、本願寺顕如の参戦で、織田陣営
は泡を食うのですが、この一向宗との戦争が、
どれ程の戦いだったかといえば、実は十年戦争だった。

つまり信長にとって最悪の年、元亀元年に顕如
の方から仕掛けた戦いが、顕如の和議受入れ、
大阪退去となるまで10年もかかっている。

浅井が叛いてから、金塗りの髑髏になるまでが
3年間。朝倉が滅びるのもまた同じ。それとの
比較で、いかに長引いた戦争であったかが
分かります。

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【 透析生活10年目 (11) 】

2006-12-12 18:12:36 | 09 透析生活15年目


血圧の上が130代、下が80代といえば、
健全者なら申し分ない状態ですが、透析患者が
こんな数値で行くと、ナースの顔色が曇ります。

透析から透析までの48時間乃至72時間の間
に溜め込んだ水分量を、血液を洗う方式で除水
するのが透析ですから、透析の時間経過と共に
総血液量が減っていく。

心臓にしてみれば、より大きな力でポンプの力
を発揮していたものが、大きな力を必要としな
くなり、それじゃと血圧が下がる道理。

ボクの場合、終了1時間前で、だいたい120
を下廻って116とか118となります。

ボク自身は何も感じないから、特段の手当ては
必要ないと思うんですが、ナースが心配するか
ら、コンクライトという薬剤を注射する。なに
注射たって、透析のチューブに針を刺すから、
こっちは痛くもなんともない。このクスリの
実態はナトリウムで、これを打つと血圧が上昇
します。塩分取りすぎが血圧上昇の原因とよく
言われるが、あれは塩分の中のナトリウムが、
血圧を上げる。

このナトリウムは30分ぐらいで体外に出て
しまうから、30分以内なら有効な措置。

30分を経過して、血圧が下がると、生理食塩
水を入れるしかない。せっかく除水したのに、
わざわざ水を入れるのは嫌なもんです。

血圧が急激に下がって60代まで落ちたら、
失神寸前となります。透析って結構怖い治療
なんです。




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【 新規国債の大幅削減 】

2006-12-12 18:11:01 | 04 時事ニュース


道路特定財源では、抵抗勢力にいいように
振り回されて、道路族用の専用税源を残す形
となって醜態をさらした安倍政権だが、

小泉時代、最初の掛け声はどこへやら、
発行額に何の歯止めも無く平然と30兆を
超える国債を出しまくっていた。

それを首相指示で25兆5千億円以下に減額
するというのだから、これは評価に値すると
安倍総理を称えていいのじゃないか。

官公庁や地方議員の無駄遣いが連日報道される。
歳出抑制で最も有効なのは、最初から歳出を
大幅に削ってしまうことである。

官僚たちも民間と同様に、有る限りの中でやり
くりの工夫をさせれば良い。

国債を買うのは日本人である。
どうせ国内でカネが循環するだけだという、
甘い考えがイージーに国債を印刷させている。

歳入の範囲内しか使えないのだという、至極
当たり前のことを役人が理解すれば、国家財政
の健全化はなる。

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