パン屋√s(ルーツ)。

一人で営んでる「パン屋√s(ルーツ)」の日々。

パン焼いたり、つぶやいたり、パン焼いたり。

季節酵母パン『甘酒酵母の直球あんぱん』販売開始します。どうぞ宜しくお願いいたします。

2015-02-05 | お知らせ。
 先日販売開始しました「伊予柑の手仕事」に続く季節酵母パンのお知らせです。

『甘酒酵母の直球あんぱん』を販売開始します。
 1個194円(本体180円・税14円)です。


まずは酵母を紹介しますね。



↑↑
酵母は自家培養の甘酒酵母。
画像は自家製の『麹』です。麹はオカンが製造担当。
この麹とおかゆを合わせて保温しておくと、甘酒になります。
砂糖を入れずともお米が糖化して十分に甘い。恐るべし、麹の働きっぷり。



↑↑
その甘酒をさらに発酵させて甘酒酵母に。
この時点ではもう、甘酒の糖分は酵母の餌として食い尽くされ、甘みはほぼありません。
恐るべし、酵母の食いっぷり(笑)。


お次は「あんこ」の原料、小豆へ参りますっっ。


↑↑
両親が栽培してくれました。農薬不使用栽培です。
品種は「大納言」。



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オトン。収穫後の小豆の鞘から小豆を出す作業を地道に続けてくれる。
昨秋の様子。



↑↑
オカンも同じく。

鞘から小豆を出した後にも、使える豆とダメな豆とを選り分け、さらに混じってる
ゴミなども選別するので、実際に使えるまでには途方もなく時間がかかる作業です。

産直などで袋詰めの小豆をよく見かけるけど、パン屋になる前まではあまりなんとも思わなかった。
でも、間近でこなんふうに時間と手間をかけてパンの材料を生み出してくれるのを
見ると、産直だろうがスーパーだろうが、そこにあるすべての作物の裏に生産者の方々の
苦労がびーーーっしり詰まっているのだなぁと、今更ですがしみじみ思うようになりました。

本当に有難い事です。



↑↑
鞘の中はこんな感じ。いいね。
きっちりプリプリした豆が詰まってる。
必ず美味しいあんこにするからね。





↑↑
 『甘酒酵母の直球あんぱん』。
 今年はこんなフォルムで。

という事で、甘酒酵母のあんぱん、どうぞ可愛がってやってください。
「あんぱん」というイメージから想像できないほど、パン生地は甘くなく、
そして硬い(笑)。
硬いからこそ噛みしめると旨みが出ます。
 また、このパン生地を活かしているのがあんこ。甘さ控えめながらもパンの旨みをよく
支えているのが印象的かと思います。
 いや寧ろ、あんこがこのパン生地に引き立てられているのかも。

 いずれ、ベストパートナーです。


 よーーーく噛みしめて召し上がってください。


 お問い合わせ頂いた皆様、本当にお待たせいたしました。
 もう、「あんぱんいつ?」的なお問い合わせを頂くたび、「いや、来週こそ・・・」
という意気込み「だけ」の返答を繰り返しつつ、販売に至りませんでした(泣)。

 本当は1月の初売りと当時に販売しようという勢いで昨年末から酵母起こしを開始し、
新年早々から試作していたのですが、酵母の香りが出ないとか、酵母の力が弱くなって
また再度、酵母起こしをやり直したりとか、形がダメすぎる・・・・とか、
いろいろうまくいかず、1カ月超、毎日試作してました。
 大幅に遅れてしまい、本当に申し訳ありません。

 でも、今年は小豆が豊作(←うちとしては、のレベルです)でしたので、3月半ば頃まで
販売できると思います。

 ぜひぜひ「直球あんぱん」を受け止めにご来店くださいね。


 通販も致しますのでどうぞご利用ください。
 原材料はコチラをご確認ください。

 では皆様、この季節ならではの「伊予柑の手仕事」ならびに「甘酒酵母の直球あんぱん」を
どうぞ宜しくお願いいたしますっっっ。
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