「風のガーデン」
主人公の中井貴一が過去の裏切りをひきずって家族との距離をたもったままにする……みたいに見えるドラマだ。
それにしても、これだけきれいに分けられて家族を描写されるとちょっと主人公との距離がありすぎて最後にリンクがきれいにできるのか……どうやってリンクさせるのか個人的には興味がある。
さて、神木君は毎週なんらかの役割で出てくるが、キャラクターを作った意図が一番わたしには分からないキャラクターに見えている。
というのも、なぜ障害者のキャラクターとして出しているのかその意図が分からないからだ。
中井貴一の役としては、一番心配な家族になるはずだが父親として気にしているのは娘の方にこれまで見えている。これはかなり不自然に思える。
そして、必要性はなんなのかも疑問に感じる。キャラクターとして登場させるからには、何らかのメッセージが入っていないとこういった役柄は生きてこないと個人的には思っている。
単にかわいそうと思わせたいわけではなく、このような状態でも何らかの社会性は身につけることができる……そんなメッセージを込めたい意図があるなら少し描写が違うのではないかと思ってしまうし、別の意図があるならどんな意図かもう少し分かり易く描写してほしいと感じる。
ただ、制作が終わってしまったドラマなだけに疑問があっても答えを見つけるのは難しいドラマだ。
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」
第4話の予告編がようやく公開。なんとなく韓国ドラマ「天国の階段」を思わせる内容に見えたのは気のせいだろうか。
ほとんど第3話の流れから、確かに現在の主要な登場人物で話しを回すとするとこんな感じにしか話を持ってこれないとは思うが。
ただ、悲しいより先に暗いがくるドラマはありなのだろうか。
企画意図では再生の物語、ヒロインは明るく前向きという宣伝文句だったはずが、現在までのところ私の目からは企画意図とまったく逆のドラマになっているように見える。
特に今回はヒロインのキャラクターの造形を間違ったと私の目には見える。
堀北真希なら、暗い過去を持ちながら空元気で何があっても明るい笑顔を絶やさないキャラクターにできたと思っている。
堀北真希の本質も負けず嫌いの意思の強い頑固者と見ているので、先に書いたキャラクターでも問題ないと個人的には感じている。
また、このドラマは仕事に疲れて帰ってきて見るドラマにもみえない。
そして、第3話の流れから昴の話せない秘密とはゲイだということだけでなく、聖花を植物状態にしたのは昴という疑いも出てきた。
ただ、ここまで登場人物の過去に犯罪性のある秘密をあちこちに持たせるシナリオは……もし当たっていたら理解できない。
普通、人が持つ秘密は犯罪に絡む秘密は少ない。その普通ではありえないほど少ないケースの秘密を、加害者であれ被害者であれ3人も4人も持たせる設定ではドラマが暗くなるだけでなく救いようがなく感じる。
そのために、主要な登場人物がネガティブに度を超したキャラクターになっているのもドラマとして最初からおかしいと個人的な感想としては思う。
第1話、もしくは第2話まではネガティブなキャラクターだらけにしたとしても、シナリオとしては第3話以降はポジティブなキャラクターの登場、もしくは、ポジティブになるきっかけと成長があるシナリオにすべきだと個人的には感じてしまう。
それがどうやら無さそうなので、第4話以降の視聴率はかなり厳しいのではないかと予想している。
期待するのは第5話では明るいキャラクターの投入があること。明るい変化がなければ、再生など適わないと思っている。
堀北真希の今のキャラクター佳音の力ない笑顔は明るさとは意味が少し異なる。
この笑顔だけで、暗いドラマを明るくはできない……と感じるために、明るいキャラクターをせめて一人投入すべきではないだろうか。
それだけで、ドラマの展開を次第に楽に明るく回せるようになると思う。
最後に仮に聖花が植物状態を偽装している設定になっていると、今後昴に対する復讐と殉也に対する非難のシーンのような十分すぎる陰湿なシーンが出る可能性が考えられ、それは避けて欲しいと思っている。
いずれにしても、いつどの段階でどのように聖花を目覚めさせるかが、このジメジメした暗いドラマを明るくする転機になるのではないかと思っている。
ただ「ラスト・フレンズ」も当初ドロドロした……という話という噂だったが、さほどそんなストーリーではなくライトで動きのあるストーリーだった。
この「ラスト・フレンズ」チームは、あのキャラクターではライト過ぎて視聴率を期待したほど取れなかったと考え「イノセント・ラヴ」を作ったように思える。
何故どういう思考経路でそう考えたか実は聞いてみたい気がしている。
雫石令のホームページ[魔法のiランド]
主人公の中井貴一が過去の裏切りをひきずって家族との距離をたもったままにする……みたいに見えるドラマだ。
それにしても、これだけきれいに分けられて家族を描写されるとちょっと主人公との距離がありすぎて最後にリンクがきれいにできるのか……どうやってリンクさせるのか個人的には興味がある。
さて、神木君は毎週なんらかの役割で出てくるが、キャラクターを作った意図が一番わたしには分からないキャラクターに見えている。
というのも、なぜ障害者のキャラクターとして出しているのかその意図が分からないからだ。
中井貴一の役としては、一番心配な家族になるはずだが父親として気にしているのは娘の方にこれまで見えている。これはかなり不自然に思える。
そして、必要性はなんなのかも疑問に感じる。キャラクターとして登場させるからには、何らかのメッセージが入っていないとこういった役柄は生きてこないと個人的には思っている。
単にかわいそうと思わせたいわけではなく、このような状態でも何らかの社会性は身につけることができる……そんなメッセージを込めたい意図があるなら少し描写が違うのではないかと思ってしまうし、別の意図があるならどんな意図かもう少し分かり易く描写してほしいと感じる。
ただ、制作が終わってしまったドラマなだけに疑問があっても答えを見つけるのは難しいドラマだ。
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」
第4話の予告編がようやく公開。なんとなく韓国ドラマ「天国の階段」を思わせる内容に見えたのは気のせいだろうか。
ほとんど第3話の流れから、確かに現在の主要な登場人物で話しを回すとするとこんな感じにしか話を持ってこれないとは思うが。
ただ、悲しいより先に暗いがくるドラマはありなのだろうか。
企画意図では再生の物語、ヒロインは明るく前向きという宣伝文句だったはずが、現在までのところ私の目からは企画意図とまったく逆のドラマになっているように見える。
特に今回はヒロインのキャラクターの造形を間違ったと私の目には見える。
堀北真希なら、暗い過去を持ちながら空元気で何があっても明るい笑顔を絶やさないキャラクターにできたと思っている。
堀北真希の本質も負けず嫌いの意思の強い頑固者と見ているので、先に書いたキャラクターでも問題ないと個人的には感じている。
また、このドラマは仕事に疲れて帰ってきて見るドラマにもみえない。
そして、第3話の流れから昴の話せない秘密とはゲイだということだけでなく、聖花を植物状態にしたのは昴という疑いも出てきた。
ただ、ここまで登場人物の過去に犯罪性のある秘密をあちこちに持たせるシナリオは……もし当たっていたら理解できない。
普通、人が持つ秘密は犯罪に絡む秘密は少ない。その普通ではありえないほど少ないケースの秘密を、加害者であれ被害者であれ3人も4人も持たせる設定ではドラマが暗くなるだけでなく救いようがなく感じる。
そのために、主要な登場人物がネガティブに度を超したキャラクターになっているのもドラマとして最初からおかしいと個人的な感想としては思う。
第1話、もしくは第2話まではネガティブなキャラクターだらけにしたとしても、シナリオとしては第3話以降はポジティブなキャラクターの登場、もしくは、ポジティブになるきっかけと成長があるシナリオにすべきだと個人的には感じてしまう。
それがどうやら無さそうなので、第4話以降の視聴率はかなり厳しいのではないかと予想している。
期待するのは第5話では明るいキャラクターの投入があること。明るい変化がなければ、再生など適わないと思っている。
堀北真希の今のキャラクター佳音の力ない笑顔は明るさとは意味が少し異なる。
この笑顔だけで、暗いドラマを明るくはできない……と感じるために、明るいキャラクターをせめて一人投入すべきではないだろうか。
それだけで、ドラマの展開を次第に楽に明るく回せるようになると思う。
最後に仮に聖花が植物状態を偽装している設定になっていると、今後昴に対する復讐と殉也に対する非難のシーンのような十分すぎる陰湿なシーンが出る可能性が考えられ、それは避けて欲しいと思っている。
いずれにしても、いつどの段階でどのように聖花を目覚めさせるかが、このジメジメした暗いドラマを明るくする転機になるのではないかと思っている。
ただ「ラスト・フレンズ」も当初ドロドロした……という話という噂だったが、さほどそんなストーリーではなくライトで動きのあるストーリーだった。
この「ラスト・フレンズ」チームは、あのキャラクターではライト過ぎて視聴率を期待したほど取れなかったと考え「イノセント・ラヴ」を作ったように思える。
何故どういう思考経路でそう考えたか実は聞いてみたい気がしている。
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