挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

木村拓哉「 武士の一分〈いちぶん〉」と長澤まさみ「そのときは彼によろしく」

2006-12-31 18:18:49 | ドラマ・映画
木村拓哉「 武士の一分〈いちぶん〉」
見終わり感はいい。最後30分だけ切り取って見ても
それなりにジーンとくる作りになっている。

だが、それだけに中盤まで淡々と話しが進むので椅子
にジッとすわって見るのに慣れていない人間には苦し
い映画でもある。

ちなみに、後方座席の人間が途中飽きるためか頻繁に足
を組み替えて椅子を度々蹴ってくれた。
お勧めは50代以上の人かもしれない。
それから、木村拓哉。人を観察してないのかなぁとつい
思う。スタッフなどにかなり気を使う俳優と聞くがその
割りに盲目の人に見える演技には見えなかった。

長澤まさみ「そのときは彼によろしく」

大まかなストーリーが出てきた。
実は原作を今読み返しているが、東宝トピックスのような
ストーリーにすると感動を作り出すのが難しく感じる。
3人を軸に展開する必要はあるが、この物語の場合山田演
じる主人公の父親が重要なカギを握る。
その父親をどこで絡ませるかだが、間違っても回想シーン
でしか出てこない作りにすると感動する映画にならないだ
ろう。
長澤まさみの病名も出さないのは当然だが、病院に入院す
るシーンも不要だ。
そして、主人公山田が見舞いに行かないもっともらしい理由
も考える必要があるだろう、原作に近いストーリーにするな
ら。
原作を読んでラストシーンを頭の中で映像化するとジーンと
感動する。ぜひそんな映画にしてもらいたい。
「死に別れ」ではなく「再開」での感動を。

「犬神家の一族」と韓流ブームの低迷

2006-12-30 20:14:26 | ドラマ・映画
「犬神家の一族」
もう既に過去10回はテレビ、映画で見飽きた映画。
演出面で少し変えるかと思っていたが、市川崑監督では
そう変えるはずでもなく。
何故、今映画化されるか不思議だ。

ということで、見た事が無い人用の映画だ。

上の映画と韓流ブーム低迷は共通するものがあるような
気がする。

「企画に変化が無い」ということだ。
これでは、観客動員の伸び悩みがあるのは当然だと考える。
特に韓流はストーリーがワンパターンでタイトル以前にスト
ーリーが想像できてしまう。
こうなるとどんなタイトルの映画でも見ようという気がうせる。

昨年の「私の頭の中の消しゴム」は、そんな中従来の韓国映画の
ストーリーとは違い意外性があってヒットしたと考える。

実は、空前の日本映画ブームの今日本の映画界にも「企画」のワン
パターン化が出ているような気がする。
大量生産される日本映画の質が昨年より今年の方がかなり落ちて
いる。
一番気になるのはドラマで撮れるサイズの映画が増えていることだ。
そのまま、テレビドラマとしてテレビで放映しても普通に見れてし
まう。
映画とドラマの違いは「映画」は映像美であり「ドラマ」は連続性
による物語性の高さにあると考えている。
今の映画の撮り方だと、また一昔前の「映画冬の時代」が到来する
ような気がする。


「大奥~もうひとつの物語~」

2006-12-29 21:08:24 | ドラマ・映画
「大奥~もうひとつの物語~」
なぜ深田恭子なのかというのは人気があるからという
答えが返ってくるから言っても仕方がない。
しかし、映画「大奥」のキャストが出ているので興味深い。

脚本が尾崎さんなので安心して見られると思ったが、最近
どうも不調な気がする。
最後30分だけ見れば悲恋だが、最初からストーリーとして
見ると唐突な感じが否めない。
しのとおまんと敵討ち、これらの要素を尾崎さんならもう少し
料理できたのではないか。
さすがに見終わり感は良かっただけに、勿体無い。
私ならどうしたろう。終わりは変える必要が無い。とすると
ファーストシーン。
顔を頬被りした男が血判に無言で押すシーンを作る。
そして、呑気な深田恭子が大奥に入るシーンへと繋げる。
これは、心理学の錯綜を使った考えだが、尾崎さん自身心理学
を取り入れてシナリオを書いているとのことなので、この辺は
改めて考えるところかもしれない。

さて、人気と実力を兼ね備えたキャストを選ばないとこの
ドラマの寿命を縮めるそんな印象を与えるドラマでもあった。

また滝川役の浅野ゆう子。さすがの名演技。映画版でも重厚な演技
だったが、テレビでも見ごたえがあった。
これで、映画には一応繋がったので映画館に足を向ける人間は増える
だろう。
某テレビ局の「天国の…」のドラマ、映画リンクとは大きく隔たる
繋げ方ではある。
さすが、フジテレビだけのことはある。

ユーミン「ガールフレンズ」DVD

2006-12-28 22:22:28 | ドラマ・映画
ユーミン「ガールフレンズ」DVD
私が個人的に天才女優と思っている女優さんである
宮菜穂子さんが出ているミュージカルだったが、な
んとDVDで発売されるそうだ。

男役で出ているが、カーテンコールの側転は必見だ。
宝塚の男役トップスター並みの格好良さ。

ちなみに本人はさっぱりした性格で、上智大学外国語
学部出身の才女でもある。
学生時代から舞台に立ち、私が発見したときはまだ在学
中だった。
「安寿と厨子王」で有名な「山椒大夫」という舞台でたお
やかで思わず守ってあげたくなる役を演じていた。
本人と話しをして、男の子のようなさっぱりして安寿と真逆
な正確なのを知りファンになった。
自分と同じキャラクターは演じきるのは楽だが、正反対の役
をこれだけ見事に演じきる女優は「松たか子」さん以外知ら
ない。
ということで、「レ・ミゼラブル」「ベガーズ・オペラ」と
大作で観客の目を引いた女優さんでもある。
早く主役として大きな舞台で見たいものである。

映画「日常 恋の声」 IN 安倍なつみさん

2006-12-27 22:01:21 | ドラマ・映画
映画「日常 恋の声」 IN 安倍なつみさん

特別番組で特に書きたいドラマも無い、映画も無いと
このブログのネタが無いので応援している二人の女優
で当分ネタを回すということで…

2月3日から東京・シアターN渋谷などでレイトショー
中心に公開されるそうだ。

吉本の面々が出るのでお笑いかと当初思ったが、どうやら
笑いの中に胸に来る内容とのことで楽しみにしている。

お笑いをやっている人たちは他人をよく観察しているせいか
演技をやらせると相当うまい人たちが多い。

芸人の映画として見るより、笑いの中に何を見せるかとい
う視点で見るとかなり面白そうな映画だ。
その中で、安倍なつみさんがどんな演技をし、何を掴んで
女優として成長するか期待したい。
25歳のアイドルからアーティスト兼女優としての才能を
2007年に開花すること心から望んでいる。

特に女優業には本格的に力を入れて欲しい。普通の人間では
乗り越えられないある種理不尽な出来事を乗り越えただけに、
それを糧とした本格的な演技を見たい。

さて、映画「日常 恋の声」の詳細は「日常 Blog!」
に載っているので気になるかたはそちらをご覧下さい。

ちなみに、このブログは「がんばって苦労している女優、俳優」
応援ブログです。

ユーミン「ガールフレンズ」と安倍なつみさんDVD「白蛇伝-White Lovers」

2006-12-26 21:45:04 | ドラマ・映画
ユーミン「ガールフレンズ」
安倍首相が来ていた。何だか色々ある中来たのは演出家と
幼馴染だそうだからだ。
ついでにユーミン夫婦も客席に来ていてカーテンコールで
はユーミンが引っ張りだされ「恋人がサンタクロース」を
熱唱して盛り上がった。
堀内敬子さん、華原さん揃い踏みのカーテンコールでなか
なか気持ちよい千秋楽だった。詳しくは明日の私のホーム
ページで。

安倍なつみさんDVD「白蛇伝-White Lovers」
さて、2007年2月28日発売で予約受付が始まった。
安倍なつみさんの殺陣が大分見れるようになった時点で収
録したようなので広瀬香美さんの曲を映像付きで聞きたい
人にはとりあえず勧められる。

彩輝なおさん、安倍なつみさんが歌う広瀬香美さんの曲は
なかなか聞き応えがある。
ミュージカルファンでも演出・脚本に目をつぶればさほど
悪くないDVDだろう。

上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」最終回

2006-12-25 22:07:02 | ドラマ・映画
上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」最終回

原作どおりらしいが、全体としては物足りない最終回だった。
途中までだらーとした最終回で「のだめ」らしいのかもしれな
いが、締まりがない。

最後のオーケストラで終わりにするなら、「のだめ」の家族と
の話しは前の回で終わらせて、「のだめ」をパリ行かせる工夫
を玉木君にさせる回にした方が原作と異なっても良かったので
はないか。そんな気がする。

そして、演奏中の回想はいらないと感じる。ここはじっくり聞
かせても視聴者はついてきただろう。
逆に回想がオーケストラの演奏の邪魔に感じた。

最終回の演奏のために演者をそれなりに揃えたドラマで、素人
目でもいい演奏だった事から尚のことそう感じた。
「のだめ」がどうこうよりオーケストラの演奏の良さが最後の
最後に見終わり感をよくしたドラマだった。

仲間由紀恵 「大奥」

2006-12-24 21:15:36 | ドラマ・映画
仲間由紀恵 「大奥」
浅野ゆう子、松下由樹、高島礼子、藤田まこと岸谷五郎。
そうそうたる演技巧者揃いで構成、脚本ともにそれなりに
良かった映画。
最後は「涙そうそう」並に泣ける映画にしあがっているが、
このままでも2時間ドラマとして平気に放送できる仕上がり。

ある監督が「映画」と「ドラマ」は違うといっていたが、それ
は大スクリーンを使った映像美が一つあげられると思っている。
それから言うと、この「映画」は映像美が少ない勿体無い映画
だった。

さて、それはさておきそれ以上に残念なのが仲間由紀恵と井川遥。
演技巧者に囲まれたために埋もれてしまっていた。
この映画の主役と準主役が、押さえ込まれたため感動がかなり割引
されてしまった。
この二人、演技をする際に頭の中に映像を浮かべていないように見
える。そのため、他の演技者との間に大きな溝が見えた。

とはいえ、今年の映画の中では平均以上の映画ではある。


「24 TWENTY FOUR」5シーズン

2006-12-23 23:03:21 | ドラマ・映画
「24 TWENTY FOUR」5シーズン
オープニングは非常に面白い、相変わらず。だが、ネタ
割れした10枚目以降は無理やりストーリーを作って
クオリティとしてはこのドラマとしては一番低いシーズン
のような気がする。
6シーズンがそろそろ登場する話も聞くが、少しクオリティ
が気になる。

「海猿 LIMITED OF LOVE」と日本アカデミー賞

2006-12-22 22:16:52 | ドラマ・映画
「海猿 LIMITED OF LOVE」

シナリオまでついていたDVDなので早速採録して
勉強しようと考えている。

ただ、納得できないのが、「武士の一分」が日本ア
カデミー賞で優秀賞に選ばれているのに今期最高の
興行収入を叩き出したこの映画が選ばれていないこ
とに違和感を感じる。

芸術性うんぬんはあるのかもしれないが、これだけ
の観客を集めた映画を無視するのは観客を無視した
選考と言わないだろうか。

特に「ゲド戦記」が入っているだけにその感が否め
ない。
今の日本映画の隆盛があるのは、観客の視点で映画
を作り出したことにあることを忘れてはいけないの
ではないか。

そんなことを考えさせる選考結果だった。

もしかしたら、ハリウッドでラストシーンで爆笑を
かった件が影響したのかもしれない。
たしかに、ラストシーンの会話は長すぎたしあり得
ないシーンだが、あり得ないシーンを撮るのはハリ
ウッドのお得意ではないか。
そこで爆笑するハリウッドの映画関係者がハリウッド
映画の不振の原因に思える。

ちなみに、この優秀賞の中から選ぶなら最優秀賞は
「男たちの大和 YAMATO 」を私なら選ぶ。
だが、「武士の一分」も可能性は高い、内容以前の話し
でだが。