TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 128

2017年08月27日 | エッセイ
 アメリカ製品は良くない。アメリカの食事は最低だ。ハンバーグをご馳走だと思っている。アメリカ人はヨーロッパ人を崇拝し、東洋人を下に見ている。アメリカ人は常識がなさすぎる。アメリカ人は外国に行っても我が物顔に振舞う。

 以上のようなことをよく聞く。だが、このように批判している人たちはアメリカの製品、アメリカの料理、アメリカ人の物の考え方や性質を深く知ってのご発言であろうか?私は大のアメリカ通と云うわけではないが、日本政府から派遣されてアメリカの空軍に15年近く働いていたので、多少はアメリカのことを知っているつもりである。而し、アメリカを左程に好きではない。

 「アメリカの製品は良くない」。一部の製品に関しては確かにお説の通りである。日本製の薬用石鹸のミューズは比較的硬いままでいるが、普通の石鹸よりはかなり値は高い。それを除けば日本に使いきるまで硬いままでいる石鹸があるだろうか?殆どの石鹸は半分ほど使うと柔らかくなってしまう。アメリカの石鹸はそのようなことにはならない。中には使用目的によって最初から柔らかくするように製造しているものもあるが、殆どの石鹸が簡単には柔らかくならない。以前にも述べたように、特にダイヤルと云う石鹸は使い切るまで硬いままだ。

 「アメリカの食事は最低だ」。カクテルドレスとタキシードで行くような、アメリカの一流のレストランで食事をなさったことがおありだろうか?私は超一流のレストランには経済的な理由で行ったことはないが、その下のクラス、その下の下のクラスでも素晴らしい料理を出してくれるレストランは山ほどある。また、空軍時代の友人や、貿易業を始めてからの取引先のご自宅に食事に招かれたことは一度や二度ではない。どれもが素晴らしい料理であった。上等なステーキやローストビーフをご馳走になったことは沢山あるが、ハンバーグ・ステーキなどはただの一度もなかった。

 「ハンバーグをご馳走と思っている」。とんだ勘違いである。アメリカ人から聞いたことがある。「ハンバーグ(ハンバーグ・ステーキとハンバーガーを含めて)は、最も下品な食物である」。だからと云って彼らがこれらを食べないわけではない。特にハンバーガーは、日本人がおにぎりを食べているようなものと私は感じている。むしろ日本人の方がハンバーグ・ステーキを高級な料理と考えているのではないだろうか?肉屋で、ちゃんとした肉を切り分けた後のくず肉を挽いたものである。そのハンバーグより少し上等なものをグランド・ビーフと云う。これはハンバーグ用の肉の中から脂身の少ないところを選んで挽いたものである。
 日本人がありがたがって食べているハンバーグ・ステーキは玉ねぎやうどん粉が入っているようで、牛肉の味が全くしない。私は出されれば仕方なしに食べるが、レストランでは絶対に注文しない。

 上記以外の件に関しては次回に譲りたい。

 私事で恐縮だが、先週の火曜日(22日)に、左目術後の最終検査があった。医師の診察に先立ち、検査のお嬢さんが私の右目の検眼もして下さった。驚いたことに、前回に裸眼で0.5だった視力が0.9、矯正で1.2であった。左目に関しては前回と変わらなかったが、右目の視力が術後に更に上ったのには驚いた。術後に落ち着くにしたがって視力が下るものと考えていたが、そうとも限らなかったらしい。名医の注意事項を厳密に守って本当に良かった。「パソコンは必要最低限、テレビはそこそこに」を守ると、後は居眠りをして日を過ごすしかなかった。家内に散歩に行けと云われたが、歩くと汗が出る。その汗が目に入るのを恐れた。それも結果的に良かったのかもしれない。更に、かなり前からあった飛蚊症が全く消えてしまったことである。白内障手術を受けて良いことだらけで、旨く行かなかった方々に申し訳ない気分だ。

 以下の写真は、昨年の8月の曇天の日に撮ったものである。本来は暑いさなかの動物園では、勤務時間中であっても日陰から出てこないのが通例であるが、幸いにも、この日は勤務に励んでいてくれた。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/50秒、 露出補正:―1、 WB:オート、PLフィルター使用。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/125秒、 露出補正:―1、 WB:オート。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/125秒、 露出補正:―1、 WB:オート。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/125秒、 露出補正:―1、 WB:オート。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/100秒、 露出補正:―1、 WB:オート。


キャノンEOS7Dに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/100秒、 露出補正:―1、 WB:オート。
 不忍池に咲く蓮は、最後の最後まで観る人の目を楽しませてくれた。終りを迎えるころの蓮は、花弁の先端から色が変化し美しさを台無しにするのが普通である。

折々の写真&雑感 127

2017年08月20日 | エッセイ
 香港に住んでいる孫の能天気娘が、バイト先で仲良くなった年上の友人の結婚式に出るとかで、久し振りに我が家にやって来た。私の部屋に入ってきたとき、次女かと一瞬思った。益々母親に似てきた。彼女の母親の双子の妹である次女と能天気娘と一瞬見間違えそうになったのも無理はない。

 日本での語学留学を済ませて香港に戻った後、香港の大きな会社に就職したらしい。その会社は世界中に顧客を持っており、能天気娘は日本企業を受け持たされているようだ。つい最近、ある日本の企業のスタッフとイタリアのシチリアに出張した。「全部が相手持ちだったので、助かったわ」と云っていたが、仕事で行ったのだから当然だろう。イタリア語を話せないのに、どうしてお前が?と聞くと、英語だけで済んだと云っていた。その能天気娘に「日本語、広東語、中国語(北京語)、英語、そのうちのどれが一番理解出来るんだ?」と聞いた。「生まれたときから話していたから、どれも同じ」との返事だった。あの能天気な頭でよく整理出来るものと感心した。だが、日本語を話すとき、「えぇ」と「いいえ」をうっかり間違えてしまうことがあるとも云っていた。

 私は出張で外国に行ったときは、英語と片言のその国の言葉を使っていたが、どれも同じとは到底考えられなかった。ただ、出張が長引き、英語で話す日数が長くなると、相手の話す英語が日本語のように聞こえてくることがある。或いは、単にそのような気がするだけなのかもしれない。物事を英語で考えるようになったことはある。だが、成田に着いた途端に日本語だけの生活に戻っていた。現役を離れて久しい今は、かなりの英語を忘れてしまい、話しかけられてとっさに返事が出来ないこともある。

 以前に多少触れたことがあるが、私のイタリア人の友人が7か国語を話す。彼の話す日本語と英語以外にはどれだけ流暢に話すかは不明であるが、日本語だけは日本人が顔負けするほど達者である。それよりは多少劣るが英語も素晴らしい。どの国の言葉で話しても、長く使っていると、彼の母国語のように聞こえてくるものなのだろうか?

 以下の写真は神田須田町に何度か通って撮ったものである。最初の一枚は2枚の写真を合成したものである。フルサイズのカメラと超広角レンズの組み合わせで撮れば良かったものを、APSカメラと24-105ミリの組み合わせであったため、肝心なところが一枚に納められなかった。カメラを2台、数種の交換レンズを持って行けばいいが、最近は少しでも荷物を少なく、軽くしたいためにカメラは一台とレンズは一本と決めている。従って、読みを誤ると写真にならないときもある。そのようなときは再度同じ場所に行くと、腹を決めている。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 上の合成写真は、それに使用した2枚の写真は同じ撮影條件で撮影したものである。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 合成を念頭に入れず、これ以上は下がれないところまで下がって撮った。同じように見えるが、どこか雰囲気が違うような感じがする。どちらが好みか、ご覧になる方に依って違いがあると思う。


キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 上の二枚とは日を改めての撮影である。出来るだけ被写体に近寄り、万歳の格好で、ファインダーを見ずに撮影した。何枚か試し、ゆがみの一番少ないものを採用した。


キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 昔の風情を残す神田須田町であるが、新しいビルが次々と建てられていく。客の来なくなった古い商店がこのように生まれ変わるのはいいが、地元の資本とは全く関係ないようだ。


キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 上の二枚は、なんとなく昔の須田町を感じさせる被写体であった。だが、このような店も経営に行き詰ってくると外からの大資本に買収され、また須田町が消えていく。


折々の写真&雑感 126

2017年08月13日 | エッセイ
 前回に次いで、TDYビルマ編で思い出したことの続きである。2013年9月23日付のTDYビルマ編の「4」で、ビルマでは色が白く、多少太り気味の人が裕福な人の代表であり、一種のステータス・シンボルであると書いたことがある。

 一般的なビルマ人の肌の色の多くは日本人より多少は陽に焼けているかなというぐらいである。だが中には黒人と思えるほどに黒い肌をしていたり、抜けるように白い肌の持ち主もいる。色の黒い人は「山中で力仕事をしている最下級の人間」と評されている。その所為か、謂れもないのにインド人が嫌われている。彼らの住むはラングーン(現ヤンゴン)から車で一時間ほど北に行ったところにあるが、その前を通るときは全速で走り抜ける。そこを通る度に、興味ある写真が撮れそうなので「停めてくれないか?」と云っても聞こえない振りをされるか、「駄目です」と云われるかであった。
 ラングーンの街中でインド人を見かけることは少ないが、たまに見かけることがある。ビルマ人より頭一つ大きいのですぐに見つけられた。ビルマ人が彼らに暴力を振るうことはないが、決して友好的な態度は見せない。

 タイのバンコクでも同じ経験をしたことがある。空港で拾ったタクシーの運転手にホテル名を告げると驚いたような顔をされたことがあった。「旦那は日本のお方でしょう?なんであんなインド人が泊るようなホテルに泊るんですか?」と聞かれた。私が黙っていると、「あんなホテルはお止しなさい。私がいいホテルにご案内します」と云われた。貿易仲間に紹介されて、以前にも一度利用したことがある。部屋は清潔で、従業員の態度も悪くなかった。それにタイ航空の事務所も近くて便利であった。今回はビルマに一緒に行く木材業者とそのホテルで待ち合わせをしているので、別のホテルには行くわけにいかなかった。運転手は首を振りながら、そのホテルまで行った。その道すがら、「あれを見て下さい」と指さす方を見ると、インド人が手を挙げても素通りしてしまう何台ものテュクテュク(軽三輪のタクシー)だった。

 まだ写真を撮りに行けていない。今回も以前の写真でご容赦願いたい。ハンターマウンテンのゆり園と上三依水生植物園で撮ったものである。

 以下のような花の写真はマクロレンズで撮る人が多くいる。だが私は中望遠レンズで撮ることを好む。70-200ミリのレンズは望遠レンズのカテゴリーだとする人もあるが、私は中望遠と考えている。70-200ミリのうち、私が良く使うのは70-100ミリの間が多い。余談だが、このキャノンの70-200ミリのレンズはボケが良く、テレビドラマを撮っているプロのカメラマンがこのボケを使いたくて、わざわざキャノンの一眼レフを買い、それでドラマ撮影をすることもある。業務用のテレビカメラを使わなくとも、最近の一眼レフカメラは性能が良く、動画機能を使ってテレビドラマの撮影も可能だと、そのカメラマンは云っていた。だが、私は一度も一眼レフの動画機能を使ったことはない。使い方も知らない。我々は使いもしない動画機能を無理に買わされているのではないだろうか?キャノンのサービス・ステーションで文句を云った際、「まぁ、おマケだと考えて下さい」といなされた。そのおマケでテレビドラマの撮影が出来るとは驚きだ。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f2.8、 1/320秒、 露出補正:+1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f2.8、 1/320秒、 露出補正:+1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f2.8、 1/640秒、 露出補正:+1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f2.8、 1/640秒、 露出補正:-2/3、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:400、 f8、 1/200秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

折々の写真&雑感 125

2017年08月06日 | エッセイ
 左目の手術は右目より多少時間がかかったように感じた。以前の損傷の影響のないように手術をして下さった。その分余計に時間がかかったのであろう。通常の方法で人工レンズが所定の位置に納められなかった場合は、水晶体の裏側に人工レンズを縫い付けるために再度の手術が必要であった。名医のお蔭で、今回で全ての白内障の手術が終った。感謝である。

 先のブログのTDY編を終るにあたり、思い出したことを逐次書くことを約束した。今回はビルマ編を補足したい。

 私はアルコールに強くはないが、情報収集のためにホテルのバーに行くことを心掛けている。初めて会う相手でも同じホテルの住人には何となく親しみを感じる。これは何処の国、何処のホテルでも同じ現象のように思える。たった一杯のビールでも、顔がすぐに赤くなる。相手は余程アルコールが入っているとみて、最初から気を許して私に近づいてくる。私もそうであったが、一人で出張してくると商売抜きで話せる相手が欲しくなる。その国の噂話、或いは自分だけが知っていると思い込んでいる取って置きの情報を誰かに話したくなる。そのような場で聞いた話が異国での寂しさを癒し、思わぬ商売のヒントになるのである。

 ビルマ(現ミャンマー)のラングーン(現ヤンゴン)の代表的ホテルであるストランド・ホテルのバーはその夜も人であふれていた。ホテルの外へは出られないのである。当時は戒厳令が敷かれており、夜の10時から翌朝の4時迄は外出禁止になっていた。我々外国人であっても、この禁を破れば確実に撃たれてしまうと取引先の社長から厳重に注意されていた。若い女の子もいない、男だけの面白くもないバーに集るしかないのである。

 その中の一人が私に笑顔を向けると、「貴方は日本からいらしたのでしょう?私は日本に駐留したことがあります。横田基地でした」と云った。以前はアメリカの軍人であったと判断した。そして全くの偶然に驚いた。私が日本政府から派遣されていた6100サポート・ウィングと同じ旅団であった。そのことを云うと、彼は私に抱きついてきた。男にハグされても嬉しくはないが、親しみを感じた。「日本語を話す男には気を付けた方がいいです。それらしく見えませんが、政府のスパイです。貴方が何の目的でビルマに来たか探ろうとしています」と声を潜めるように云った。この情報は既に取引先から聞いていたが、初めて聞くことのように大きく頷いた。彼は続けた。欧米人がビルマでスパイ活動をするのは目立ちすぎて難しい。而し、アジア人、特に日本人はスパイに向いている。顔立ちがビルマ人に似ており、日本語を話すビルマ人が多い。その上、日本人を好きなビルマ人が多くいる。以上の事柄から、日本人を見ると、彼らはスパイではないかと疑うらしい。私が取引相手の社長から真っ先に受けた留意点と全く同じことを云われた。このような話を聞くと、探られては困るどんなことがビルマにあるのかと非常な興味を持った。

 申し訳ないが、今回の写真も一昨年の今頃に写真仲間と初めて行った等々力渓谷のものである。非常に興味ある被写体が多く、何度も行きたくなる場所の一つになった。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/8秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 この川にかかる橋を渡って渓谷に入る。橋を渡り終えると、此処が世田谷区かと思えるほど涼しかった。通常よりずっと感度を上げないといけないほど陽がさしていなかった。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/13秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 日本庭園を思わせる飛び石。これだけを被写体に選んでも撮りつくせないほど魅力を感じた。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/20秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 鹿威し(ししおどし)ではなく、竹の樋を通って湧き水が流れていた。大勢のカメラマンがこの風情に魅せられ写真を撮っていた。私も何枚も、何枚も撮った。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/15秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 鬼?の口からだけではなく、岩の壁からも多くの水が染み出し、豊富な湧き水のある渓谷であると感じた。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 なんと穏やかなお顔をした石仏であろうか!どのように撮ればその雰囲気が出るか、悩みながら撮った。


キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/13秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 一番最初の橋の映り込みである。文字通り、この橋が暑さにうだる外界と、別世界の渓谷との懸け橋である。