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日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

お経の威光

2006-10-19 10:31:58 | 日本語
 ちょっと法事に出ていました。お経をじーっと聞いていてふと思ったのは・・・

 「意味わからへんところが有り難いのではないか?」

ってことです。お経はインドのサンスクリット語に中国で漢字が当てられて、それを日本人が読んでいるわけです。意味わかるわけがない。

 もしお経の内容がすべて聞き取れたとしたら・・・

 「インドの山奥で修行したお釈迦さんが、あるとき小さな男に会いました。小さな男は一匹のおさるさんを連れていました。なんと、おさるさんの名前は「キタロウ」というのです。小さな男は言いました、「おい!キタロウ!!」。お釈迦山さんは言いました。「なんでおさるさんがキタロウなんですか?」・・・」

 みたいなこと言ってたりして・・・(そんなことありえないけど)。

 とにかく聞き取れたら、有り難くない気がする。

 気になったのでお坊さん(うちの親父)に聞いてみた。

 「ちゃんとお経の意味わかってるの?」

 「ほんなもん、しらん。」

 こらーーー、インチキ坊主め~。

 そもそも、意味のわからない音の連鎖を意味のわからない人が読んでいて、それを意味のわからない人が聞いているんですよ。

 ほんまに意味わからへんわ。

 それでもお葬式の雰囲気は大事だと思うんだけどね~。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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へぇ (misapon)
2006-10-21 21:52:45
久々に覗きにきました。

先生の家、お寺だったんだぁ。

なんか妙に納得できる。

先生、お坊さん向きだもん。
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うふふ (hippy)
2006-10-22 21:43:19
父は坊さんですが、天台は世襲制じゃないので、私は違うのです。しかも私は正座がきらいなのでダメだろうなあ。



っていうか日本語教師よ。仕事は。
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