「フライボーイズ」は、劇場で見ることができただけでも、結果よしとしたいところです。
内容は、第一次世界大戦にフランス空軍として参加したアメリカ人部隊の話です。
アメリカはその地理的関係から、第二次世界大戦までは、国として参戦することには慎重で、あとから出てくるのが常でしたが、義勇部隊のような名目で軍としては先に参加していました。
第二次世界大戦のときも、イギリス空軍のイーグル部隊や、中国大陸での中国義勇軍フライングタイガーズは有名です。
とにかく、アメリカ人は戦うことが好きなんでしょう。
フライボーイズに出てくる登場人物も、志願してわざわざフランスまで来ているのだから、なんとか敵のドイツを仕留めて戦果をあげたい気持ちで一杯です。
自分がやられることに臆病になり、戦えなくなった隊員も、最後は仲間のために敵をやっつけることで勇気を取り戻すといった具合で、戦争そのものへの虚しさや疑問は感じていないのです。
描かれている時代が時代ですから、戦争に対する考えとかは気にせずに、うまく復元された当時の複葉機の飛翔する美しい映像に堪能するという楽しみ方でいいと思います。
この作品は、飛行機や模型関連の雑誌でアメリカ公開時に紹介はされていたのですが、恐らく日本公開はないと書かれていました。
何しろ、飛行機好きにとってはこういう作品は見逃せない作品のひとつですから、大画面で見ることができたのは、何よりです。
監督:トニー・ビル(「スティング(製作)」「オータム・ストーリー」「クレイジー・ピープル」・・)
製作:ディーン・デヴリン(「インディペンデンス・デイ」「GODZILLA」「セルラー」・・)
キャスト
ジェームス・フランコ(「25年目のキス」「スパイダーマン」シリーズ・・)
ジャン・レノ(「サブウェイ」「グレート・ブルー」「クリムゾン・リバー」・・)
マーティン・ヘンダーソン(「ザ・リング」「トルク」「ウィンドトーカーズ」・・)
ジェニファー・デッカー(「フライボーイズ」)
「第一次世界大戦の飛行機映画なら、この作品は必見です!」
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