好きだから、甘々コメント

評判の良いものは、いいのが当たり前。でも評判が悪くても、いいとこ見つかるかも?

「亡国のイージス」の続編は?

2005年08月21日 22時25分27秒 | 映画
話題の「亡国のイージス」を観ました。
原作者の福井晴敏さんは、映画「ダイハード」シリーズに触発されて小説を書き始めたそうですが、ストーリーが良くできているわけで、映画の方も正に日本版ダイハードとも、ジャック・ライアンシリーズともいえる面白さでした。
特に詳細に調査されたと思える自衛隊の描写と実際のイージス艦を使えたことで、見た目の本物らしさだけではなく、艦船業務等がリアルになり、ストーリーに緊迫感を与えています。
日本映画ならではの観た後スッキリしないウエットな部分はありますが、娯楽作品として十分堪能できました。
ただ、残念なのは、主演の真田広之演じる仙石先任伍長がイージス艦の乗員ですから、続編を作るにも、活躍の場が限られてしまいますね。

<作品紹介>
原作:福井晴敏
監督:阪本順治(「どついたるねん」)
出演:真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一ほか
<ストーリー>
最強の防空システムを備えた海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」は、訓練航海中、副官と、訓練監視員と偽って乗船した、某国工作員の共謀によって乗っ取られる。 
彼等は、米軍が開発した究極の細菌兵器を奪取し、ミサイルの弾頭取り付け、東京を狙っている、と日本政府を脅迫する。
彼等の要求は何か?彼等以外の乗務員は総て退艦させられたのだが、先任伍長船を取り戻すべく引き返し、一人彼等に戦いを挑むのだった。。。


もっと、本物のイージス艦を見たい人は、ディスカバリーチャンネルのDVDがお勧めです。
ディスカバリーチャンネル イージス艦建造

ハピネット・ピクチャーズ

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最近の映画音楽

2005年08月08日 00時37分04秒 | 映画
映画音楽、中でもテーマ曲ってなかなかいいですよね。曲が聞こえてくるだけで、その映画のワンシーンが蘇って来るだけでなく、テーマ曲自体が独立した立派な作品の場合もあります。
そのためか、ヒットメーカーのテーマ曲は、TV等で場面を盛り上げるBGMとしてしょっちゅう使われます。ハンス・ジマーの名曲「バック・ドラフト」は、そのまんま「料理の鉄人」のテーマ曲になってしまい、この番組のテーマ曲としてのほうが有名かもしれません。

ハリウッドの大作は、やはりそれなりのヒットメーカーがテーマを作っているので、つい口ずさんでしまう曲が多いです。ジェームス・ホーナーの「タイタニック」「ブレイブハート」、アラン・シルヴェストリの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、ジェリー・ゴールドスミスの「トータル・リコール」「ランボー」、勿論大御所ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」を始めとする各作品は、聞くだけでもワクワクしてきます。
今やイタリアの巨匠となった、エンニオ・モリコーネも素晴らしいテーマ曲を次々残していますね。「ニュー・シネマ・パラダイス」は彼のテーマ曲なしには語れないほどです。

ところで、最近思うのですが、独立した作品として残りそうなテーマ曲とあまり出会わなくなったような気がします。先日観た「宇宙戦争」もスピルバーグ+ジョン・ウィリアムズという、黄金の組み合わせでしたが、テーマ曲の印象は薄く覚えていないくらいです。
シリーズものになる作品が多く、新曲を作る必要が無かったり、映画のヒットサイクルが短くなったりしているため、曲作りにかけるパワーが下がっているのでしょうか・・・。ちょっと寂しい。


そうそう、大作の派手な曲もいいですが、先日、目を瞑ってじっくり聞き込みたくなる名作を集めたCDを見つけました。あのリラクゼーションシリーズの「feel」のサントラ版と言える、「ル・シネマ」というオムニバス版です。「アメリ」が入っていたので、即買いしました。
「ル・シネマ2」の続編を期待しています。お勧めです。



ル・シネマ~ザ・モスト・リラクシング~フィール・プレゼンツ
オムニバス, ピオヴァーニ(ニコラ), エンニオ・モリコーネ, マイケル・ナイマン, スタンリー・マイヤーズ, バルエコ(マヌエル), 坂本龍一
東芝EMI

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スカイキャプテンは、特撮を救えるか?

2005年08月01日 01時09分01秒 | 映画
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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映画館で初めて予告編を見たときは、「これは、絶対観たいなぁ!」と公開が待ち遠しかった。けれど、公開が近づき、メディアで紹介され始めると、「中身は、大したことないか。」と感じて劇場には行かなかった作品。
それでも、DVDが出たので、気になり早速見てみました。
ストーリーはなかなか良くできていて、インディー・ジョーンズ的未開の地への冒険活劇と、SWエピソードⅣやインディペンデンス・ディのように決死の勇気で巨大な敵に立ち向かうヒーローものが同時に味わえる。
何も考えず、スカッとしたい人にはお勧め。
また、飛行機のマニアックな選択や、ポール・マッカートニーの娘がデザインした30年代風衣装も見もの。
ただし、このような特殊撮影技術がいらない、CGオンリーの実写版ができてしまうと、特撮本来の様々なアイデアが無用のものになるのも寂しいです。

<作品紹介>
監督:ケリー・コンラン
脚本:ケリー・コンラン
衣装:ステラ・マッカートニー
キャスト:ジュード・ロウ、グイネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー他

<ストーリー>
1939年ニューヨーク万国博覧会の年、世界の著名な科学者の失踪事件が次々起こる。           
NYクロニクル紙の新聞記者ポリーが事件の調査を開始したそのとき、空から巨大ロボットが降りてきて街を破壊し始める。しかし、我がヒーロー、航空隊のエース、スカイキャプテン、ジョー・サリバンが、この危機を救った。
科学者失踪事件と巨大ロボットとに何らかの因果関係があることを睨んだスカイキャプテンは、元恋人のポリーと事件の調査に乗り出す。そして、ドイツの天才科学者トーテンコフ博士が、世界征服を企てているという事件の真相を知った2人は、トーテンコフ博士を追ってチベット奥地に辿り着いた。
ジョーの旧友である英国空中艦隊の艦長フランキー・クックの協力も得て二人は、難関の基地潜入に成功した。果たしてスカイキャプテンは、世界を救えるのか・・・。