papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

お遍路を自転車で・・・50(7日目1)

2008年02月11日 | お遍路を自転車で・・・
お遍路一覧(廻った順)ページはこちらから >>> ①徳島~高知編 ②高知~愛媛編

2006年の秋、自転車でお遍路四国八十八ヶ寺を廻った話の続き。

お遍路を始めて7日目、写真は室戸近くのお遍路休憩小屋。

朝起きて、浴衣を私服に着替えて朝食バイキングに向かった。オープン前だからそんなに人がいないだろうと思っていたが、結構な人数が並んでいた。
と、5分程でお店がオープンし、今日の体力分を貯め込むつもりで(その分時間も掛かったけど・・・)たくさん食べた。
部屋に戻り、荷物を片付けチェックアウト。既に8時過ぎだった。

本日も快晴、やっと徳島を出て高知に入る!と勢い込んで出発した。
1.5kmくらい走ったところで、駐車場に屋外テントを出しているおかあさん達に呼び止められた。遍路小屋の仮設小屋を作って、お遍路さんを接待してくれている人達だっだ。お疲れさん、さあどうぞと仮設テントに招かれ、お茶とお菓子を頂いた。春と秋はお遍路さんが多く、その時期にはこうやって地元を通るお遍路さんを接待しているとの事だった。ありがとうございますと、謝意を述べ先へ向かった。

徳島と高知の県境を越えると、白浜海岸が見えてきた。この白浜海岸とか、昨日の宿泊場所の宍喰とかこの辺りの海岸は磯や砂浜が多く、釣り場になりそうな所や、シーカヤックで漕いで行って冒険したくなるような小島があったりして、景観も綺麗で観光要素抜群の場所だった。もちろんサーフィンも出来るし。また、次は純粋に遊びに来たいな。
初めてタイマーを使って、記念写真を一枚!さらに走っていると、サーファーでいっぱいの浜辺に着いた。生見海岸。この季節でもウエット無しで波乗りしている、楽しそう。


生見海岸と室戸まで風景

生見海岸から室戸までの道は、同じ風景がずーっと続いた。右はある急角度の山々、左は一面真っ青な海にごろごろと大きな岩が転がった砂浜。徳島の道中で見続けた風景とは一転して、夏か!と突っ込みたくなるような気温と景色だった。
横をロードバイク(自転車の種類)があっという間に抜いて行く、汗だくになり何度か休憩しながら、長い距離を走った。

車と違い、自転車で走り続ける事は、そのペダルを踏むごとに少しずつ体力を消耗する。そして体力消耗しながら色んな事を考える。
お遍路を始める前に、ちょっとした問題を抱えていた。それが中途半端でもやもやのままお遍路に出て、その事が頭に残り、自転車を漕いでいて急にずしんと頭に浮かんだりしてた。
どんな状況でも問題は常にあるし、それを解決しようと前向きに思うしかない、と体力が失われ無意識に走るような状態になると、そんな勝手な解釈が正当化される。
なぜなんなんだろ・・・?

御蔵洞の中と外

正午過ぎ、昔、空海が修行した洞穴で室戸岬近くにある御蔵洞に到着した。入口の観光案内小屋におばちゃんがいて、四国八十八ヶ寺とは別だが、番外編として立ち寄るお遍路さんが多く、ご朱印も書いて頂けるらしい。ご朱印を書いてもらった。
御蔵洞のおばちゃんは筆を走らせながら、「管さんも前に来たけど、テレビとは違って笑顔の素敵ないい人やったよ」と笑顔で話していた。
御蔵洞の中は湿気がすごく、広さは人が生活出来る位あり、天井は高かった。コウモリが確実にいる様子。
御蔵洞を出て室戸岬を廻り、昼ご飯は地元のカフェでカレーを食べた。

続きは>>お遍路を自転車で・・・02で。
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