トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

ビラーゴ250 フロントディスクブレーキ オーバーホール

2015年10月20日 | ヤマハ ビラーゴ250

ステムベアリング交換のため、フロントブレーキを車体から外したのでオーバーホールしました。

ピストンとOリングは新品に交換するものと思っていましたが、ネットでバイクショップでもクリーニングのみの書き込みがあるので同じようにしました。新品部品が手に入らない車種もあるのでこの方法を行ってみました。

ブレーキを何回も握りピストンを押し出し、ピストンツールを使ってグリグリ回したり、ふちに当て木をして、てこの原理で引き抜きました。ブレーキ液が真っ黒です。たぶん変えたことないようです。

 

シリンダ内の液を捨てゴミが入らないようにウエスを詰めOリングを外します。ピックアップツールは持っていないので、歯の歯石取用の道具と細いマイナスドライバーを使用して、傷を付けないようにOリング2本を取り出します。固着もなく弾力もあります。

 

溝の中がかなり汚れていて、Oリング下の部分も腐食と汚れがありました。

 

歯石取りで溝の中の汚れを取り、シリンダー内の汚れは1000番の耐水ペーパーにオイルを塗りそっと磨きました。まあまあ綺麗になりました。

 

ピストンもスチールたわしで全体を磨き、サビの部分はオイルストーンを使用して磨きました。新品のブレーキパッドを使うと厚みがあるので、ピストンの錆びたところがOリングに接することになるので前回も磨いたのですが外して再度磨きました。

 

Oリングの写真は撮り忘れましたが、パーツクリーナーで汚れを拭き取りきれいにしてシリンダーに取り付けシリコングリスを薄く塗りました。

 

ブレーキ液の交換をどうしようか考えた末、写真のようにブレーキレバー本体を万力で固定し、ブレーキレバーを何回も握りシリンダーが液で一杯になったら容器に捨て、リザーブタンク内のフルードを切らさないように補充します。液が完全に入れ替わるまで行います。最後のほうは勢いよくブレーキを握りホース内の空気を押し出すようにしました。

 

この後の写真はありませんが、ピストンにシリコングリスを薄く塗ります。 シリンダー部を液で満たしピストンツールでピストンをグリグリしたり押したりしながら挿入していきます。押し込んでいくとリザーブタンクから液が溢れてきます。たまにピュと液が飛ぶので保護眼鏡は必須です。

ピストンを押し込んだら、リザーブタンクを液で満たし蓋を閉めます。ピストンも軽く回り、ブレーキレバーを握るとピストンが押し出され離すと少しピストンが引っ込みます。漏れもなくうまくいったようです。

 

車体に取り付け効き具合を確かめ、15kmほど走行しましたがカチッとした手ごたえでエアは噛んでいません。自己流ですが問題もなく無事にオーバーホールできました。


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