ぼくの唇は
ぼくより
いつも8センチ
早すぎて
どんなにとんがらせても
小鳥のさえずり
のように
明るく唄えないのだ
ぼくの背中は
ぼくより
いつも8センチ
遅れてしまっていて
もう羽もないのに
筋肉を
ぴくぴくさせて
しまうのだ
夜中に口笛吹くと
わかるよ
たった8センチだよ
自分と自分の距離は
ぼくより
いつも8センチ
早すぎて
どんなにとんがらせても
小鳥のさえずり
のように
明るく唄えないのだ
ぼくの背中は
ぼくより
いつも8センチ
遅れてしまっていて
もう羽もないのに
筋肉を
ぴくぴくさせて
しまうのだ
夜中に口笛吹くと
わかるよ
たった8センチだよ
自分と自分の距離は