秋、オペラシーズンの始まり。「フィガロの結婚」をみてきました。フィガロの結婚は喜劇で、ストーリーはけっこうドウシヨウモナイのにやっぱりおもしろいです。
楽しみにしていたアンドレアス・ホモキさんの演出、洗練されてました。セットは四角い空間なのですが、はじめは四つ角揃ってピチッとしていたのが、おしまいにはデレデレに崩壊してしまいます。また、舞台上の色彩は白か黒、はじめは伯爵は白の衣装、使用人は黒の衣装だったのが、おしまいにはみんな白になります。これらはヒエラルキーの崩壊を表す演出なのだそうですが、そういうひとつひとつに含ませてある意味が、美しくまとまっていて素敵。モーツアルトの音楽らしい宮廷感覚もありつつ、現代感覚もありつつ。
出演者と各々の役とのイメージもぴったりで、特にマイヤ・コヴァレウ゛スカさんは、繊細な声に、キュートで上品な伯爵夫人がはまってました。
フィガロの結婚
新国立劇場
10月27日
楽しみにしていたアンドレアス・ホモキさんの演出、洗練されてました。セットは四角い空間なのですが、はじめは四つ角揃ってピチッとしていたのが、おしまいにはデレデレに崩壊してしまいます。また、舞台上の色彩は白か黒、はじめは伯爵は白の衣装、使用人は黒の衣装だったのが、おしまいにはみんな白になります。これらはヒエラルキーの崩壊を表す演出なのだそうですが、そういうひとつひとつに含ませてある意味が、美しくまとまっていて素敵。モーツアルトの音楽らしい宮廷感覚もありつつ、現代感覚もありつつ。
出演者と各々の役とのイメージもぴったりで、特にマイヤ・コヴァレウ゛スカさんは、繊細な声に、キュートで上品な伯爵夫人がはまってました。
フィガロの結婚
新国立劇場
10月27日