古 ヲ 好 ム

好古のものづくり、あれこれ

加賀麩

2008-08-23 | 
名残惜しくも旅の最終日。締めくくりのお食事は加賀麩の宮田さんにて、お麩尽くし。
■生麩のおさしみ
もちもちの生麩(蓬や粟)に味噌(柚子や胡麻)が楽しい。
■ピクルス
ここだけお麩じゃない、美味しいピクルス!かぼちゃや、みょうが、だいこんも。
■巣ごもり
美味しいおだしに車麩と豆、まん中に卵を落とした巣ごもり。あつあつ、フーフー。
■酢の物
驚きのお麩の酢の物。
■カツ(写真)
カツって言ったって、お肉もパン粉もお麩。生麩にお麩の衣。ふたつ味が違います。
■飯・汁
五穀米ご飯の上には、お麩の佃煮。見た目はそぼろみたい。甘辛い味付けなので、それと言わなかったら、うちの父のような人は気がつかないでしょう。お汁はもちろんお麩。
■甘味
麩饅頭とスイカ。目にも涼しげ。薬草の味のする苦めのお茶といっしょにいただきます。

お麩で如何に、というアイデアも楽しいお麩尽くし。お麩のグルテンで、ままま満腹!お家におじゃまするようなお座敷はのんびりと心地よいです。

やはり夏の旅はいいです、夏の日本は美しい。
北陸は、ゆったりしていて素敵なところ。

永平寺

2008-08-23 | 
続きまして永平寺。ここは鎌倉時代の僧、道元が1244年に開いた曹洞宗の修行道場です。大きなお寺なので、行く道は大賑わい。しかし足を踏み入れれば、大きな木々に守られているようで、神聖さがあふれてます。山の斜面の伽藍は渡り廊下でつながり、風が良く通り、山と一体化しているようです。
堂内には大勢の修行僧の方たちが居ました。すれ違う時に丁寧な会釈を交わすのがすてきでした。そしてピカピカに清められた床。引用ですが「坐禅の精神を日常生活に展開していくことこそが大切なのです。毎日行われる作務(掃除などの労働や作業)はいわば動の坐禅といえるものです。」仏教の教えについて詳しくはありませんが、こういうものの考え方は、素直にいいなと思います。

本当は永平寺での自由行動時間内に昼食タイムだったのですが、永平寺の見学を時間いっぱい満喫したため、お腹をすかせてバスへ。福井駅で解散後、駅構内で名物のおろし蕎麦をいただきました。そして羽二重餅をおみやげに。

東尋坊

2008-08-23 | 
さて、金沢から少し足をのばし、福井県の東尋坊と永平寺を巡るバスツアーへ。

東尋坊は日本海を臨む絶壁です。せっかくなので冷や冷やしつつも行けるだけ先っぽまで行きました。ちなみにここは火曜サスペンスの殺人事件現場としてもおなじみだそうです。でも今日は観光客も多く、子どももうろちょろしていてのどかな感じ。イカとか焼いてるし!夏は下のほうの岩までも降りれてのどかな雰囲気ですが、冬は打って変わって日本海の荒波が打ちつけ、近寄れない感じなのだそうです。地学的には、輝石安山岩の柱状節理、日本ではここにしかないそう。フィヨルド(ノルウェー)と金剛山(韓国)と並ぶ世界三大奇勝って、あのフィヨルドと並ぶんだ!

海の幸

2008-08-23 | 
北陸といえば、やはり日本海の海の幸。連日のお魚三昧は、まるで龍宮城。。。
写真は甘海老の天ぷら丼です、甘海老が立っているという迫力。殻も香ばしくてバリバリ食べるものの、これは要咀嚼力で足はだいぶ残しました。

また別の日、近江町市場は午前中に行けなかったので、魚屋はもう店じまいしてましたが、夜もやっているお店で海鮮丼を頂きました。おいしい。地元の人も多い雰囲気で、ひとりでさくっと食べていくお客さんも。

そしてまた別の日は、居酒屋で土地のもののメニューも充実してます、といった店に。加賀蓮根をつかった蓮蒸しがねっとりしてて美味!お酒は、みんな梅酒好きだったので、北陸ものの梅酒をいろいろ飲みました。ブランデー梅酒?とかいう洋風なのもなかなか。

21美

2008-08-23 | 
金沢の新名所、金沢21世紀美術館へ。只今の企画展は、「RON MUECK ロン・ミュエック」です。彼の作品は、人体の彫刻なのですが、どこまでも本物っぽさを追究した、そのリアルさにみんな舌を巻いていました!シリコンやファイバーグラスといった現代的な素材を用いた、その質感。爪のちょっと欠けた感じ、ひげの毛根がちょっと透けてる感じ、凄い。それらが、1メートルもありそうな顔面だったり、50センチほどの全身だったりします。みてみて下さい。。。

写真は、ジェームズ・タレルのブルー・プラネット・スカイという作品。天井のぽっかり空いた空間で、空の移ろいを感じるこの作品は、いつ来ても楽しめます。この時はまだ日中で青々とした真夏の空。次にくるときには、是非刻刻と変化する夕暮れを楽しみたいです。
常設の展示作品もどれも面白く、レアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールという作品では(実際は暑いんだけど)みんな涼しげな光を浴びていましたよ!