けいいちの日記

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気の早いJリーグ予想

2007-02-10 | 国内サッカー
実は、今日でJリーグ開幕まであと3週間。3週間という時間は微妙な感じですが、待ちに待ったそれでもJリーグ開幕はあと少しというのが自分の印象です
そこで気が早いですが、2007年のJリーグの予想をしてみたいと思います。けど、これは昨年の状況と今季オフの補強具合だけで判断しているので、この予想は開幕直前にもう一度書くつもりですけどね

さて、優勝候補はやはり浦和とガンバでしょう。
浦和は千葉から阿部を獲得しましたが、彼はボランチと最終ライン、両方で高いレベルでこなせるポリバレントな選手ですし、セットプレーの強さがあります。そして阿部といえば何といってもプレースキックの精度は現在の日本人選手で中村俊輔と双璧をなすレベルです。
ACLとの2冠を本気で狙っている浦和にしてみれば、阿部の加入は単なる一選手の加入以上の効果をもたらすのは確実です。ただでさえ選手層が厚い浦和ですが、阿部加入は卑怯な気すらしますけど
不安と言えば、ACLとの過密日程とワシントンが抜けた時の対処でしょうか?ワシントンは26得点ですが、浦和のゴールの3分の1以上を占めています。永井や田中達也が控えていますが、やはりワシントンが抜けた時のことを考えると、不安は残りますけどね。

対照的にガンバは甲府からバレーを獲得しました。昨年甲11得点を挙げましたが、甲府の状況を踏まえれば11得点は数字以上の価値があります。ガンバはマグノアウベスや播戸がいますし、中盤には遠藤や二川、サイドには家長がおり、サポート体制は甲府の時よりも破格です。間違いなく得点を量産することでしょう。
問題は宮本の穴です。宮本はいろいろと叩かれていますが(セルジオ越後氏は「ドイツの人が言うには、宮本はドイツの3部ですら通用しない」と切り捨てていました…。詳細はMSNビデオのジーコジャパンを振り返るをご覧下さい)、それでも宮本はガンバの軸の一人でしたし、DFを獲得したと言っても宮本よりは劣りますし、守備に不安が残るのは間違いありません。けど、ガンバはもともと攻撃サッカー志向であり、今年はそれに特化するのは間違いでしょう。(西野監督も腹を括っているようですし)
今年はACLはありませんし、昨シーズン終盤で離脱した遠藤も復帰します。遠藤がガンバの心臓であるかは昨年とても理解できましたし、仮に遠藤が抜けたとしても昨年の経験がある分、二の舞を踏むことはないでしょう。

さて、この2チームを追い掛けるチームはどこでしょうか?
昨年の実績を考慮すれば、川崎でしょうか?川崎は守備が安定していますし、攻撃陣も我那覇やジュニーニョ、中盤には代表でも存在感を増している中村憲剛が控えています。
ただ、新外国人が全治半年程の負傷をしてしまったり、ACL出場により過密日程になることから、浦和と比較して選手層は厚くない分、コンディションとの戦いになりそうです。更には川崎に対する各チームの研究は厳しくなりますし、個人的には昨年の川崎は出来過ぎた感じがします。大コケはないでしょうが、浦和とガンバよりは劣る感じがします。

個人的には2チームを追いかける筆頭はFC東京だと思います。
FC東京は昨年は13位でしたが、もともと今野や石川、ルーカスに茂庭などの優秀な選手を抱えており、ポテンシャルのあるチームなのです。
今年は原監督が復帰し、間違いなく攻撃的なサッカーを展開するのは必至です。しかも、FC東京はワンチェペと福西を獲得しているのです!阿部や坂本の獲得に失敗しましたけど、それでもこの補強はJ1でも最高の出来だと思います。
開幕を順調に乗り切れば、このチームは浦和やガンバに迫れるかもしれません。

あとは東海勢も不気味な存在です。
清水は昨年、若手の成長で大躍進を遂げました。セレッソから西澤を獲得し、選手の伸びしろが多いだけに今年も期待が持てそうです。しかし、今年はU-20W杯や五輪予選があり、清水の選手が大量に招集されることが予想されます。J1は1年間戦うので、チームとしてのバランスをいかに保つことができるかがカギですが、個人的にはナビスコ杯か天皇杯を制する気がしてなりません。
磐田も昨シーズン後半から上昇カーブを描きました。前田やカレンロバート、上田などが台頭し、世代交代は順調に進んでいますけど、藤田や名波という黄金期を支えた選手が去り、福西や服部も去りました。勝利の味を知っている選手が一気に去るのは自分としてはプラスになるとは思えません。
名古屋はもともといい素材が集まっているチームですが、なぜか組織としてのまとまりを欠き、いつも中下位をさまよっている印象を抱いています。けど、昨年終盤は調子を上げ、結果的には賞金ラインの7位に滑りこみました。今年は大型補強はないですが、それがかえってチームの成熟度を高めることもあります。昨シーズン終盤の勢いを持続すれば、台風の目になりそうな感じです。

アルビはJ1で上出来の補強を敢行しました。深井や千代反田、坂本に純マーカスという、チームの主力を獲得し、全国的には目立ってはいませんが(坂本はスポーツ紙で報道されていましたけど)、アルビサポはもちろん他チームのサポの方々の評判もいいみたいです。(千代反田は浦和が興味を示していたみたいですしね)
新戦力との融合には時間はかかると思いますが、それでも今年こそ目標の7位以内は可能だと思いますし、個人的には「5位以内」を掲げてもいいんじゃないのかなと思っていますけどね

さて、横浜と千葉についてはあまりプラスの印象が持てません。両方ともフロントと選手の確執があり、クラブとしての雰囲気が悪くなっている感じが否めません。
横浜は鈴木隆行やアルビにいたマルクスを獲得しました。松田や中澤がいて、ポテンシャルのあるチームではありますが、今のクラブの状況では優勝はとても望めません。
千葉についてはより深刻です。阿部や坂本という戦力的には勿論、精神的な支柱が移籍したのは痛手と言うほかないでしょう。アマル・オシム監督との関係がイビチャ・オシムと比べて良好ではないらしく、もともと選手層が薄いので、今年は不安だらけのスタートでしょう。

長い文章になりましたが、まだ触れていな事柄も多いので、それについてはまた後日。





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