ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

津和野温泉・・・③

2008年01月04日 | 私ごと
昨日に引き続き津和野温泉行きです。



こういう風景は幼い頃のノスタルジーをかき立てる。
子供の頃 朝窓を開けると雪だった日は心が弾んだ。明るくまばゆい白い雪が当りを全く違う世界に変えていたのだ。裸足で飛び出し口いっぱい雪をほおばった。埃り臭いかったけど でもなんか美味しかった。
そういえば「初雪や これが砂糖ならお儲け」という落語があったけど、とにかく食べた。
雪景色は子供心に 綺麗な家もおんぼろ借家もすべて平等に包み隠してくれたのが、うれしかった。こんもり積った屋根の波打っているのも美しかった。

しかしそんな甘っちょろい感傷に浸っている場合じゃない、帰らなければならないのだ。
シャキシャキの綺麗なおかみが、マーチの屋根にのっかった、20センチはあろうと思われる雪を素手で落としてくれて、窓も綺麗にしてくれた。そして、道路まで出してくれて、皆でお見送りしてくれてとりあえず宿を出た。

駅通りのメインストリートは、ショートブーツがすっぽりはまり込む位の積雪だった。黒のマーチは雪の粉を両サイドにかき分けながら進む。小さくても前輪駆動はこういうときは力強い。走りながらどこまでが道路なんだろう。真っ白で路肩の区別がつかない。なんだか危険な予感。突然「ガタン!」の音とともにどこかにはまり込んでしまった。ワイパーが雪の重みでゴムが外れてパラパラしてよく見えないのと、ワダチがないのだ。あぁ 絶体絶命!どうも線路に落ちたみたい。
一呼吸してさぁ どうしよう、とりあえずシフトダウンして(一段階落として)前進、(前は進むのよね、バックが空回りする)バックをあきらめづに続けた結果、危機脱出。ふぅ・・・・・・・・・。
そのままUターンできないから進む、すすと前から車が、「すいません、国道9号線にでれますか?」
「この道も出れん事はないが、あんた昼までかかるよ、それよりもうすぐ除雪するし、あの坂道が一番近い。」と指差したところは真っ白。少し先でUターンした。

やけのやんぱちじゃ、いけいけ!でおじさんの教えてくれた道を登る事にした。
シフトダウンしながら進んでやっと国道にでた。というわけで帰ってまいりました。妹達もお客さんもみな心配してくれて、「よく帰ったねぇ。」
国道に出ると うそのように雪がない。  

                 

折角津和野まで行ったのだし 商売繁盛の太鼓谷稲荷神社で初詣をして帰ろうと心ひそかに決めていた。しかしアクシデントが起きたのだ、持病の発作が起きて(深酒による爆睡)気がついたら大雪。いかにも無心論者の 私らしいと感心する、しかし
♪神に変わりはあるじゃ無し、どこで参ろうとみな同じ ちゃんちゃんチャゃチャチャチャ・・・というわけで、帰りに三隅神社でお参りしてきました。
おみくじ引いて運勢を占おうと思ったら故障中の張り紙が。(写真をクリックしてください。)田舎は呑気だね、稼ぎ時だのに。

そして今年もこの場末の木馬を生き残らせてください。と両手を合わせた。100円のお賽銭で。
向田邦子のエッセイで読んだけど、間違えてお札を入れて掛け合ってお釣を貰った話があったので、間違えないように気をつけている吝嗇家の私です。

長々と延ばしてしまい最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日はパラサイト一家が来るということで 木馬は今夜と明日の晩は早仕舞いします。

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