王と魔王と7人の姫君たち ～新・王様物語～

【ハード】PS VITA
【メーカー】コナミデジタルエンターテインメント
【発売日】2012/3/29
【定価】2551円（税込）（DL版）
【購入価格】1274円（税込）（DL版）
【プレー時間】50時間（うち20時間は稼ぎ用放置プレー）

むぅ。「新・王様物語」である。……「真」や「シン」でないとこが妙に新鮮だな。そうか？

「新」とある通り、一応リメイクである。今作より遡ること2年前、Wiiにて「王様物語」が発売された。
……Wiiという時点で想像出来るように、あまり売れなかったようだ。いや、Wiiのサードタイトルとしては売れた方だったのか？
また、それが直接の原因かは分からんが、後日Wii版の製作会社は破産してしまった。シング。名前だけは覚えてる。
その後、作品にポテンシャルはあると判断されたのか、携帯電話版、更にこのVITA版へと短期間でリメイク移植が為された。
VITA版の発売元は、比類なきゲーム会社・コナミである。VITA発売から間もない時期なので、性能調査の意味合いであろうか。
何にせよ、正直俺に縁のあるタイトルではなさそうだ。タイトルは知ってるが、さほど興味を持たず、人生を歩んでいた。はぁ。
そんなある日、機会がやってきた。DL版の値崩れ……と言っていいのか知らんが、DL版セールである。2年ほど前のことかな。
一緒に「モンキーボール」や「ダブドラネオン」等、色々購入した。これらのタイトルが3桁の中、唯一今作は4桁円だった。
他は3桁なのに一本だけ……というのは、風水が悪いかなぁと少々逡巡した。でも結果的には振り切って購入した。いいんだよ。
久々のコナミゲー購入ってのはネタ臭くて面白そうだ。それに3桁ゲームばっかだと貧乏臭い。いやごめん。安いゲーム大好き。
しばらく寝かせた後、そういや今年VITAタイトルやってないなと思って開始した。……割と新しいコナミゲーム、か。うーむ……。

プレー開始。そして、驚く。非常に好感触。近年稀に見る取っ付きのよさ。こ、これは大当たりを引いたかも！？
当然のように最初は幾つかのチュートリアルから入るのだが、これが非常に分かり易く、極めてゲームに入りやすかった。
初めてやるゲームは、基本的に未知の領域だ。そこを既知にしていくのは面白い反面、面倒で怖くもある。……大袈裟だな。
俺のゲームプレーの立ち上がりが悪いのは大抵この理由からだ。やり始めは、ハッキリ言ってあまり面白くないのである。
未知に興味で挑めた若い頃と今は違うのである。見知った範囲で細々と暮らしたいのである。……じゃあ新作やんなや。はぁ。
そんな中、極稀に今作のような、非常に導入部のよく出来たゲームに出会える。とても気分が良い。素晴らしい。
別に特別なことはしてないと思う。システムを一つ一つ、何も知らんプレーヤーに分かり易く教えてくれているだけだ。
やろうと思えば誰でもやれることなんだが、これをやっているゲームが世の中に幾つあることか。ったく、ゲームは分かり難い。
まぁ、かと言って絶対にチュートリアルを丁寧にしろとも思わんけどな。実践で学んだ方がスムーズなゲームだってあるし。
結局はこういうのも作り手の目、センス次第だ。今作は見事にそれが「適切」だった。いやぁ、実に気持ちが良い。
初回から1時間以上もプレーが出来て、前途洋々だった。立ち上がりがいつもこうなら、もっと多くのゲームやれるのにな。はぁ。

……しかし、世の中はいつも収支を合わせてくれるもの。チュートリアル後、本編もしばらく快適に楽しむと……欠点が発覚した。
「処理落ち」である。ハード性能の向上によりあまり見なくなったが……今作は、処理落ちの権化のようなゲームであった。
前提として、今作はオブジェクトの数が非常に多いようだ。ゲームの舞台が王国で、多くの国民がいる。そして彼らはモブではない。
今作では好きな国民を「スカウト」し、連れ回すことが可能なのだ。だから彼らには個別にレベルや職業がきちんと存在している。
またゲームには1日の時間経過があり、国民達にはそれに合わせた生活ルーチンがあるようだ。ただ歩き回ってるだけではない。
加えて「建物」「モンスター」等も、移動して画面に表示される時にポンと出現させているようだ。……どう言えばいいのかな。
つまりオブジェクトの数が多く、個々が保有する情報量も多い。それを常時リアルタイム描画するから、処理が追いつていない。
VITAの性能が不足しているのか、今作のプログラミングレベルが低いのかは分からん。が、とにかく重い。重すぎる。
中盤以降、連れ歩ける国民の数が増えると、もう処理落ちが常態化する。もちろんプレーの快適性は著しく損なわれる。
戦闘にアクション性はあるが、難度は低め（ノーマル）なので、さほど影響はない。問題はとにかく移動中だ。
あまりに重く不快なので、プレー意欲がどんどん落ちていき、例によってしばらく放置してしまった。やれやれだ。
けど、これは開発中から分かりきっていた欠点だろう。この出来を放置し発売した根性は非常に気に食わないと言うしかない。
高品質チュートリアルで爆上がりした今作の株が、処理落ちのせいでガタ落ちしてしまった。しゃーないよこれは。はぁ。


処理落ちはもうゲーム根本の問題で、対処の仕様がない。連れ歩く国民を減らせば緩和されるが、それゲームとしてどうなんだ。
けどまぁ、もう仕方ないと諦めた。普段は我慢し、戦闘予定のない探索等では一人で行動したりし、何とか処理落ちの海を進んだ。
んで今作は、基本的に「ピクミン」風のオトモ命令系ゲームである。同行する国民達に「突撃」させ、様々な行動を取らせる。
突撃対象がモンスターなら攻撃となり、岩や材木なら破壊、穴なら掘削といったところだ。突撃させれば後は自動で行動する。
国民の職業には「兵士」「農民」「大工」等があり、得意分野がある。兵士に大工仕事をやらせると破壊してしまったりする。
ゲームのメインは探索で、奪われた（プレーヤーにとっては未知の）土地を探索し、ボスを倒して支配権を取り戻していく。
基本的に戦闘向けの兵士が多数になるが、所々で大工や木こりの力が必要になるので、パーティはバラエティ豊かにしたい。
ちなみに王様も攻撃は可能。ピクミン同様、国民達と力を合わせてチマチマ仕事をこなしていくのが今作の面白さである。

……が、ピクミンと比べると、正直色々浅いなと思った。誰がやっても同じ進行になり、攻略に工夫の必要性が感じられない。
戦闘はともかく、大工や木こり仕事はその職業の国民が一人でもいれば可能だ。人数が増えれば時間短縮になるが、それだけだ。
一日の時間経過はあるが、ピクミンと違って活動時間に制限はなく、何時間何日連続行動してもデメリットは全く無い。
だから戦闘員以外の面子は一人ずつでいい。一人に作業させれば、時間はかかっても完成するから。それもそんな長時間じゃないし。
また今作はピクミンと違い、「Aチームに建築をやらせつつ、本体は戦闘を行う」といった分業がほぼ不可能なのだ。
仕事中の連中からちょっと離れると、何故かパーティに戻るのだ。もちろん仕事は放棄。ちなみに仕事対象は初期状態に戻される。
だから戦闘以外の作業中は、その場で完了をボーッと待つという間抜けな絵面になる。これはちょっとどうなのか。
更にピクミンと比較すると、「モノを拠点に持ち帰る」といった行動がなく、仕事は戦闘含めて全てその場で完結する。淡白だ。
一方、キャラがピクミンより大きいせいか、一つの仕事にかかれる人数が少なく、「全員かかれ」が不可能なのも不満だった。
対象に触れる上限が何人なのか、表示が欲しかった。上限以上の人数を突撃させ、何もせず戻ってこられるとかなり不快だった。
あと、ピクミンは「その場解散」させると自動で手近なオブジェクトの仕事に向かう性質があったが、今作の国民にはない。
とにかく何であっても突撃指示が必要。雑に動きたい気分の時は「お前ら指示待ち世代か！」と怒鳴りたくなった。はぁ。

今作は現場仕事以外にも、敵から取り戻した領土に住居や職業施設を建てるという要素があるのだが、これも非常に淡白。
用意された開発内容を選ぶだけで、誰がやっても同じ。金が必要だが、大半の建物は普通にゲームやっていれば建てられる。
これでは悩む要素がない。王様が主人公なんだから、もう少し自分の好みを反映可能な作りには出来なかったのか。
今作、要はレールゲーである。製作者が敷いたレールの上をプレーヤーはそのまま進む。横道や降車の余地はない。
別にこれは悪口ではない。まぁさすがにもう少し自由度が欲しかったが、淡々と進めて成果を得られるのも悪い気はしない。
良質なチュートリアルもそうだったが、チクチク成果を上げてゲームを広げていく喜びはずっとある。これを楽しむのだ。
実際、そこは楽しい。処理落ち以外ではそこまで不満なくゲームを楽しめた。これはこれでいいのかもしれない。
進行はレール的だが、マップは妙に複雑で、またクエスト等で結構歩き回る必要があるので、探索は歯応えがあった。……かも？
最終的にゲームが面白けばそれでいいだ。今作は普通に面白かった。だからそれでいいのだ。多分。はぁ。


物語は……平和な王国に突然「魔王」が現れ、城と国土を奪われる。更にその時城にいた7人の「姫」が行方不明になってしまった。
若き王（14歳らしい）である主人公と部下達は辛うじて確保した地と掘っ立て小屋を拠点に、国を取り戻す戦いを始める。
調査の結果、姫（そうでないヒロインもいるが）達は、国土のあちこちに幽閉されているらしい。これで目的が絞られた。
王様は少しずつ金を貯め、国民を増やし、戦力を増やし、姫と領土の奪還に勤しむのであった……。

とまぁ、極めてシンプルな作りである。素直に「王道」の物語に浸ればいい。シナリオ展開も、特に起伏はなく、普通だった。
王は一切喋らないドラクエ型。例によって時代遅れに感じた。当然ながら、実際はちゃんと喋ってるんだから、やっぱ変だよ。
んでデフォ名が「コロボ」で、俺はこのまま始めたのだが、他人に名前を読んでもらえず、台詞では無音で誤魔化される。
例えば「コロボ王、万歳！」は「おうさま、ばんざい！」になり、「ありがとう、コロボ」は「ありがとう」だけになる。
名前を変更したならともかく、デフォ名ならボイスを入れてほしかった。常に不自然で違和感ありまくりだったよ。はぁ。
声優陣は結構豪華だった。魔王があの中尾隆聖氏で、「痛かったぞ～！」なんて台詞もあったり。はっは。

サブタイトルにもなってる7人の姫だが、皆見目麗しく個性的ではあるが、これといった物語がなく、あんまし萌えなかった。
城のパーティに参加していた所に襲撃があり、人質になったという流れなんだが、全員が王とはその前から懇意だった模様。
だが救出後もその辺の経緯は語られず、また中にはセーラ服姿の異世界娘もいたりして、どうも今作の世界設定が分からん。
シナリオを進めてもそれは変わらん。「姫クエスト」なる姫の望みを叶えるクエストもあるのだが、やっても大したイベントはない。
そして個別結婚EDがあるものの、最終決戦前の同行者を選べばそれでOK。結婚もただ結婚するだけだし、どうにも淡白だ。
見た目や個性は頑張ってるんだから、各姫のイベント・シナリオをもう少し充実させてほしかった。
セーラー服のシズカ姫や側近少年アズールはどうやら異世界（俺らの世界？）から来たようだが、その辺もボカしてる。
恐らくもっと緻密な設定があるんだろうけど、省いたのかな。勿体無い。シズカだけ特殊EDがあったのは驚いたが……。

今作では姫よりも寧ろ側近アズールが存在感を放ちまくっている。……言いたくはないが、腐的には非常に美味しいだろう。畜生。
アズールは終始相棒として働いてくれた。たまにクエストで高額な給料を要求してくるのはまぁ愛嬌か。はは。
アズールの正体が謎だったのと、EDでの扱いは不満だな。どうせならアズールEDも用意すればよかったのに。無論腐要素は抜きで。
美少女側近キャラ・ヴェルデは、姫と仲良くすると嫉妬をしたりして、なのにヒロイン枠に入れてもらえず可哀想だった。
……と思ってたら、ちゃっかり個別結婚EDがあってビックリ。それならそれで、本編中にもイベントを用意しといたれよ。んー。
爺キャラのハウザーや教師役（？）のリアムもまぁ良かったな。リアムは敵側の人間かと予想してたが、何もなかったなぁ……。

グラフィックは、普通。Wii版の絵はコミカルだったが、リメイクにあたってシュッとした頭身の絵柄に変えられた。
だがゲーム中のポリキャラはイラストとあまり似ておらず、残念だった。まぁ描き込み増やしたら処理落ち地獄が深まっちまうか。
幾つかの場面で一枚絵が用意されているが、数が少ない。また立ち絵も例によって少ない。何故立ち絵はいつも手を抜かれるんだ。
EDの結婚式ではポリ姫がドレスを着てるのに、立ち絵は通常のままで非常に萎えた。EDでくらいやる気見せぇやイラスト屋！！
処理落ちもあり、描画については残念なゲームである。酷いってわけでもないけどな。無難。うーん……。

音楽は、面白いことにクラシックを多用している。全部そうなのかも？　知識がないから細かいことは分からん。
ゲーム中至る所で聞き覚えのある有名曲（タイトルは知らんが）が流れて、なかなか楽しかった。意外と新鮮な手法である。
序盤の王国内曲、俺の小ガッコで給食中に流れてた曲だよ。うわー懐かしい。なんて極めてローカルな喜びもあった。
サウンドテストモードとそこでの曲紹介があれば完璧だったんだがな。著作権に問題はないんだろ？　そこだけ残念。

あーそうだ、今作には処理落ちに並ぶ欠点がもう一つあった。インターフェースである。これがまぁ、酷いったらない。
国民を個別にスカウトして親衛隊に入れてもいいが、数が多いと大変なので、中盤以降拠点でリストから選択が可能になる。
そのインターフェースが、ほんま酷い。一体どうやったらこんな使い難いもんになるのか。とてもプロによるものとは思えん。
頻繁に使う「親衛隊バッジの付替え」が超やり難く、国民参照は非常にやりづらく、ソートは一度やっても記憶してくれず……。
親衛隊とは別の「連れ歩く姫」は呼べなかったり、リストを見ると勝手に解散扱いになったり……と、枚挙に暇がない。
途中からプレー意欲が落ちたのはこのせいもある。インターフェースが糞すぎて、パーティを組むのが面倒で仕方ないのだ。
リメイクしてまでこうも酷いたぁ全く話にならん。今作のインターフェース担当は無能と言うしかない。ったく。　

あと、結婚。国民達は同じパーティにいると仲良くなり、結婚させることも可能なんだが、これもまたとんでもなく酷い。
誰と誰が仲いいのか、リストからパッと分からん。わざわざメモ取ってカップルを把握した。アホらしいにも程がある。
また結婚すると即座に子供が生まれる（これは描写として面白い）が、ただ国民が増えるだけで、ゲーム的メリットに乏しい。
キャラに疲労の概念がなく、レベルアップはあるので、国民が増えても結局使うキャラはあまり変わらんしなぁ。
最終的に国民は120人ほどになるが、職を与える「実用部隊」はうち40人くらい。他はいても正直ゲーム的には無意味。はぁ。
ゲームバランスが取れていない。もっとこう、全員に役割がある形でないと。存在価値のない国民……うあぁぁあああ……。
このゲーム、やっぱ作り込みが浅いと思う。面白くなりそうな要素は多々あるのに、活かしきれていない。惜しい。
その分シンプルで、レールを進み埋めていく面白さはあるけど……ないものねだりかなぁ。複雑化が正しいってわけじゃないしな。
よう分からん。ちなみに俺は見てないが、国民は結婚してても他者と愛し合うし、重婚も可能らしい。どんな国やねん。はぁ。

一度ゲームをクリアーしたら、後は恒例のトロフィー埋めだ。……難しくはないが、時間がかかりそうなネタが多かった。
ここからは攻略サイトも見ながらやった。収集系を全部自力はやっぱ無理そう。鼻歌集めとか、異様に意地悪な仕様だし。
んで大半は順調に埋められたんだが、最後の一つ「みんな幸せに暮らしました」EDが大変だった。要はハーレムEDである。
姫全員の好感度が大だとこのEDになるのだが、姫の好感度上げが非常に大変。ちなみに個別EDにそれは必要ない。
とにかく姫をパーティに入れ、「連れ歩く」しかない。その場に立っているだけではダメで、スティック傾け歩く必要があるのだ。
そうして、リアル時間で2～3時間ほどで、好感度は溜まる。それを7人の姫全員にやる。……やってられっかボケェ！！
しかし、ネットの知恵は偉大である。比類なき名無しさんが発明した「ゴム作戦」を使わせてもらった。用意するもの、輪ゴム3本。
これを鎖状に連ね、VITAの裏から左右のスティクに引っ掛けるのだ。するとあら不思議、お互いを左と右に倒し合う形になる。
こうすると左スティック傾きにより移動、右スティックは方向変換となり、その場をグルグル回ることになる。自動で。
これなら放置プレーが可能というわけだ。全く素晴らしい発明である。存分に利用させてもらった。……アホらしいが、しゃーない。
20時間以上にも及ぶ輪ゴムプレーの結果、ようやく全員の好感度が大となり、ハーレムED、及びプラチナトロイフィーを獲得。
長い戦いも一段落したのであった。ふー。……トロフィーに拘ると、嬉しい半面、ちょっと虚しいね。はぁ。


ふぅ。何だかんだで結構遊べた。埋めと探索を楽しめたし、トロコンも達成。セールで4桁円払ってよかった。はっは。
難度はイージーからハードまであり、クリア後はベリーハードも出現した。味方HPが常時1になるという。そりゃ大変だ。
だが今作の戦闘は正直面白いものではなく、従って高難度に燃えられるとも思えん。トロフィーにも関係ないし、パスする。
もうちょい多くの国民で攻撃可能ならなぁ。オトモ命令系としては、ピクミンの出来の良さを再確認するに至ったわ。
んで今作でVITAの下調べをしたコナミは、その後どうしたんだろう。何かVITAで出してたっけ。パワプロは毎年あったけど。
まぁ周知の通り、コナミさんはすっかりアッチ側の会社になっちったからね。今更何を望んでもしゃーないよ。
あ、批判してるんじゃないよ。アッチを選び、アッチで大儲け、一方家庭用市場は落ちる一方の斜陽まっしぐら。
誰がどう見ても上月景正大先生の判断が正しい。儲けることが会社の命、そこを軽視するファンなどファンではない！！
……知らんけどな。俺は「割と新しいコナミのゲームをやった」ことに謎の満足をしています。我ながらよう分からん心理です。

魔王を倒すことも、姫と結ばれることも、今まで幾度も経験した。だが我が現実には何も影響がない。ゲームだからね。
今回も何もなかったけど、また次回の冒険を待つ。刹那の面白さがあればいい。それを求めて俺はやります。ゲームだからね。
はー……。








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