2010年 2月14日勝間さん講演を聞いて、自分なりにまとめ。
※内容は勝間さんが話をしたそのままではありません。
私なりに捉えたまとめです。
■チェンジメーカーとは、変化をもたらすアクション
周りの環境が悪いと感じた時に、自分から率先して物事を動かすこと
体験:蕎麦屋でハシが滑りやすくお店に「すべりやすいので木の箸などを考えてみては」と伝えた
お店のお客さんに聞いてみれば「すべりやすい」と一致
お店側は「是非検討してみたい」と述べた
ある銀行の記入用紙でカタカナを書く欄が大きめの枠になっていて間違って漢字で書いた
気がついて書きなおしたがほかの客も同様な間違いをしていたので銀行員に「カタカナの
記入とわかるよう改善してはどうでしょう?」と提案
銀行側は「書き方の例などを提示して間違わないように工夫します」と述べた
上記2つの例での違い、銀行の記入用紙については「形式を変更しない」蕎麦屋は「箸を変更する」
この違いに見てとれる、ユーザのニーズをどのようにくみ取るかが違う
■チェンジメーカーとして
気付いたことを粘り強く周りに認知させる
風習が奇異であることに「気づく」ことが大事
■物事の考え方
・ゼロベースで「あるべき姿」を考える
・問題を問題として捉える
・Why5をで真の原因を突き止める
ありがちなこと
問題を提起すると出世できない、あるいは問題を画している方が出世できるという誤解
捉え方のポイント問題を机の上に並べるという意識であり、しまいこんでしまうことではない
■問題解決を鈍らせる要素
ねたむ、怒る、愚痴る という感情は問題解決を鈍らせる
傾向としてアメリカは問題解決が早いが日本は問題の先送りが多い。
オバマ政権に政権交代し、かつてないほどの金融危機(リーマンショック)が発生したあと
金融の量的緩和策を即座に打ち出し対応した。現在は金融危機を招いた根源を断つため金融規制
の制定を大統領自らリーダーシップを発揮
日本の場合、政権交代はできたが旧政権から引き続く様々な問題が民主党のマニフェスト通り
に実行できないことが明らかになり、財政再建計画も先送りなど政治のリーダーシップがとれて
いない。
これは日本の風土としてアメリカのように商学部経験者の地位が低いことも要因の一つ。
アメリカではMBA(Master of Business Administration)経営学修士の地位が高いが日本の官僚
は法学部が多い。
(物事を法律的=頭でっかち に捉え、実務的な見方が不足という点)
■チェンジメーカーは静かな革命
大きな声を出せる人、強いリーダーシップを発揮できる人がチェンジメーカーとして
活動していくことではなく、それぞれがチェンジメーカーになること。
デフレ問題について、当初は全く取り合ってもらえなかったが、諦めず様々な取り組みで世論に
訴え、菅副総理との対談やTV番組でのアピールをやってきた。その積み重ねがあって「デフレ宣言」
へ導くことができたと思う。
11/5 マーケットアイミーティング(菅副総理)
11/14 OECDからデフレを指摘される
11/20 デフレ宣言
■35歳独身限界説
世に波紋を呼んだが、本当に訴えたいこととは違う。
35歳独身であれば、仕事だけがライフワークで良く力づくで仕事をする。
これは生活スタイルとしてアンバランスなのである。
新しいこと(ビジネス)をやろうとしても自分の時間をすべて「仕事」に
浪費していることが問題なのである。
管理職の資質はいかに短時間で多くの仕事ができるかであり、こうした若者は
資質がないと言える。
婚活という言葉がはやっているが、勝間さんの婚活に対する考え方
広いネットワークをもつ。深いつながりよりちょっとした知り合いを大事にする。
色々な知識を持つ人を知人に持つことで視野が広がる。
結婚できる相手というものを明確にする。
(勝間さんが選ぶ結婚相手の条件16項目を紹介)
結婚相手のことを尊敬できることが大事。
離婚条件をはっきりしておく。これは結婚するときに冷静にお互いで話し合っておく
と良い。
■高齢化社会がもたらすもの
日本の政界の平均年齢をアメリカと比較し、日本のほうが高齢であること。
日本全体の人口構成においても平均年齢がすでに世界各国より高齢になっている。
CDで売れるのはアラフォー世代の昔のCDという社会現象。
しかし、高齢者が世の中の主軸を作っていくと良くないことがある。
高齢者は先が短いのでリスクを取らない。つまりあと先10年~20年だからという政策を
中心に実行する。⇒社会システムすべてが目先重視になってしまう。
このような人口動態は実態としてあるものの、本やコラム記事で書いてもボツになる。
だから講演に来て聞いてほしい。
日本人の幸せ曲線はずっと右肩下がりになる。
なぜか?それは35歳くらいの若さなら健康で元気に仕事に打ち込み、サービス残業も平気
またそれをすることでほかの人より仕事を「やっている」という気持ちを持つ。
しかし、高齢化するにつれ体力も低下、自分より若い人がサービス残業で追い打ちをかけて
くる。家庭に戻っても働き盛りからずっと仕事中心で、妻からも見放され職場からも見放され
いるところがなくなるのである。
■労働一神教という見方
労働というのは成果がはっきりしているから、一生懸命労働したことによる成果がわかりやすい。
逆に育児ではどうか?
育児は成果が客観的に評価できるものではない。
故に、長時間労働やサービス残業を続ける限り、「自分は一生懸命やっている」という
気持ちに中毒となる。
つまり時間に制限をつけず仕事に没頭する方が簡単に満足感が得られるということ。
■ビジネスモデルの陳腐化
戦後の日本は「製造業を中心とした高度成長時代」のビジネスモデルで成功してきた。
現在の労働市場の在り方、ビジネスモデルの在り方は、当時のまま継承されているため
変化に対応できない。
これまでの話に出てきたように、これからの日本を「変えていく」ためには古いビジネス
モデルを陳腐化し、変化していくことが大事。
今、本が売れないといわれているがこれは音楽市場ではとっくに経験していること。
音楽は配信して聞くという時代になっており、CDショップなどの需要は大幅に減った。
本もデジタル配信の時代へ突入し、流通の在り方を大きく変えようとしている。
この例で考えるべきは「トレンド」に素早くこたえていくことである。
常に自己否定を念頭において、過去はこれで良かったとか「マンネリ化」をさせない。
変革する仕組みを常に考え、天動説と地動説を例に「今を正しい」としないことが重要
▲そのすべてを実行していくのは「誰か」ではなく「自分」だと認識すること。
動きをつくる人、それが「チェンジメーカー」である。
以上。
※内容は勝間さんが話をしたそのままではありません。
私なりに捉えたまとめです。
■チェンジメーカーとは、変化をもたらすアクション
周りの環境が悪いと感じた時に、自分から率先して物事を動かすこと
体験:蕎麦屋でハシが滑りやすくお店に「すべりやすいので木の箸などを考えてみては」と伝えた
お店のお客さんに聞いてみれば「すべりやすい」と一致
お店側は「是非検討してみたい」と述べた
ある銀行の記入用紙でカタカナを書く欄が大きめの枠になっていて間違って漢字で書いた
気がついて書きなおしたがほかの客も同様な間違いをしていたので銀行員に「カタカナの
記入とわかるよう改善してはどうでしょう?」と提案
銀行側は「書き方の例などを提示して間違わないように工夫します」と述べた
上記2つの例での違い、銀行の記入用紙については「形式を変更しない」蕎麦屋は「箸を変更する」
この違いに見てとれる、ユーザのニーズをどのようにくみ取るかが違う
■チェンジメーカーとして
気付いたことを粘り強く周りに認知させる
風習が奇異であることに「気づく」ことが大事
■物事の考え方
・ゼロベースで「あるべき姿」を考える
・問題を問題として捉える
・Why5をで真の原因を突き止める
ありがちなこと
問題を提起すると出世できない、あるいは問題を画している方が出世できるという誤解
捉え方のポイント問題を机の上に並べるという意識であり、しまいこんでしまうことではない
■問題解決を鈍らせる要素
ねたむ、怒る、愚痴る という感情は問題解決を鈍らせる
傾向としてアメリカは問題解決が早いが日本は問題の先送りが多い。
オバマ政権に政権交代し、かつてないほどの金融危機(リーマンショック)が発生したあと
金融の量的緩和策を即座に打ち出し対応した。現在は金融危機を招いた根源を断つため金融規制
の制定を大統領自らリーダーシップを発揮
日本の場合、政権交代はできたが旧政権から引き続く様々な問題が民主党のマニフェスト通り
に実行できないことが明らかになり、財政再建計画も先送りなど政治のリーダーシップがとれて
いない。
これは日本の風土としてアメリカのように商学部経験者の地位が低いことも要因の一つ。
アメリカではMBA(Master of Business Administration)経営学修士の地位が高いが日本の官僚
は法学部が多い。
(物事を法律的=頭でっかち に捉え、実務的な見方が不足という点)
■チェンジメーカーは静かな革命
大きな声を出せる人、強いリーダーシップを発揮できる人がチェンジメーカーとして
活動していくことではなく、それぞれがチェンジメーカーになること。
デフレ問題について、当初は全く取り合ってもらえなかったが、諦めず様々な取り組みで世論に
訴え、菅副総理との対談やTV番組でのアピールをやってきた。その積み重ねがあって「デフレ宣言」
へ導くことができたと思う。
11/5 マーケットアイミーティング(菅副総理)
11/14 OECDからデフレを指摘される
11/20 デフレ宣言
■35歳独身限界説
世に波紋を呼んだが、本当に訴えたいこととは違う。
35歳独身であれば、仕事だけがライフワークで良く力づくで仕事をする。
これは生活スタイルとしてアンバランスなのである。
新しいこと(ビジネス)をやろうとしても自分の時間をすべて「仕事」に
浪費していることが問題なのである。
管理職の資質はいかに短時間で多くの仕事ができるかであり、こうした若者は
資質がないと言える。
婚活という言葉がはやっているが、勝間さんの婚活に対する考え方
広いネットワークをもつ。深いつながりよりちょっとした知り合いを大事にする。
色々な知識を持つ人を知人に持つことで視野が広がる。
結婚できる相手というものを明確にする。
(勝間さんが選ぶ結婚相手の条件16項目を紹介)
結婚相手のことを尊敬できることが大事。
離婚条件をはっきりしておく。これは結婚するときに冷静にお互いで話し合っておく
と良い。
■高齢化社会がもたらすもの
日本の政界の平均年齢をアメリカと比較し、日本のほうが高齢であること。
日本全体の人口構成においても平均年齢がすでに世界各国より高齢になっている。
CDで売れるのはアラフォー世代の昔のCDという社会現象。
しかし、高齢者が世の中の主軸を作っていくと良くないことがある。
高齢者は先が短いのでリスクを取らない。つまりあと先10年~20年だからという政策を
中心に実行する。⇒社会システムすべてが目先重視になってしまう。
このような人口動態は実態としてあるものの、本やコラム記事で書いてもボツになる。
だから講演に来て聞いてほしい。
日本人の幸せ曲線はずっと右肩下がりになる。
なぜか?それは35歳くらいの若さなら健康で元気に仕事に打ち込み、サービス残業も平気
またそれをすることでほかの人より仕事を「やっている」という気持ちを持つ。
しかし、高齢化するにつれ体力も低下、自分より若い人がサービス残業で追い打ちをかけて
くる。家庭に戻っても働き盛りからずっと仕事中心で、妻からも見放され職場からも見放され
いるところがなくなるのである。
■労働一神教という見方
労働というのは成果がはっきりしているから、一生懸命労働したことによる成果がわかりやすい。
逆に育児ではどうか?
育児は成果が客観的に評価できるものではない。
故に、長時間労働やサービス残業を続ける限り、「自分は一生懸命やっている」という
気持ちに中毒となる。
つまり時間に制限をつけず仕事に没頭する方が簡単に満足感が得られるということ。
■ビジネスモデルの陳腐化
戦後の日本は「製造業を中心とした高度成長時代」のビジネスモデルで成功してきた。
現在の労働市場の在り方、ビジネスモデルの在り方は、当時のまま継承されているため
変化に対応できない。
これまでの話に出てきたように、これからの日本を「変えていく」ためには古いビジネス
モデルを陳腐化し、変化していくことが大事。
今、本が売れないといわれているがこれは音楽市場ではとっくに経験していること。
音楽は配信して聞くという時代になっており、CDショップなどの需要は大幅に減った。
本もデジタル配信の時代へ突入し、流通の在り方を大きく変えようとしている。
この例で考えるべきは「トレンド」に素早くこたえていくことである。
常に自己否定を念頭において、過去はこれで良かったとか「マンネリ化」をさせない。
変革する仕組みを常に考え、天動説と地動説を例に「今を正しい」としないことが重要
▲そのすべてを実行していくのは「誰か」ではなく「自分」だと認識すること。
動きをつくる人、それが「チェンジメーカー」である。
以上。
とてもわかりやすかったです。