しゅ~くり~む ら

Osamu KURIMURA Official Blog

こ、声がでない…

2010-10-31 | インポート
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[ミラクルな商品が売られているようです…]

もてぎ7hエンデューロ初日、ハイテンションで新城選手へのインタビューを決行した直後、完全に喉が終わりました…

午後からは声が出なくなり病院へ

明日は声が出ますように


台風のなかでのエンデューロ

2010-10-29 | インポート
今週末は「ツインリンクもてぎ」で開催される7Hエンデューロに参加しましす。

私は大会MCとして、そして選手5名(ツール・ド・おきなわメンバー)は安全確保のために先頭集団のペースを作るペーサーとして招待いただきました。

8月のシマノ鈴鹿ロードからずっと続いていたレースウィークが一段落して、最終レースの「ツール・ド・おきなわ」に向けて一時の充電ウィークと思いきや、「ドMの神様」は容赦なく刺客を送り込んできました…

その名も、台風…

マジ勘弁してくださいよ~

ジャパンカップ前に風邪をひきかけてそれを気合で治したものの、今週は再アタックに屈して完全に風邪っぴき、治ったと思ったら明日の台風MCですか…

き、気持ちイイ

まあ、日曜日は台風一過で晴れるらしいので前向きにいきます


KAICHO

2010-10-27 | インポート
Jc
photo(c):Makoto.AYANO/www.cyclowired.jp

綾野カメラマン、貴重な1枚ありがとうございます

大会期間中はなにかと忙しくて「会長」と遭遇する機会は殆どありませんでしたが、スタート直前にアップに出かけようとしているマキュアンを発見

栗:「コ、コンニチハ、ワタシハ、ニホンのテレビデ、カイセツヲツトメテイル、%$#!&…

会:「オー、カイチョーッテヨンデルヤツカ

まさにヘッドパンチを食らわされたような一瞬のヤリトリでしたが、マキュアンの温かみ?に触れることができました

ありがとうジャパンカップ

ありがとう宇都宮


燃え尽き症候群…?

2010-10-25 | インポート
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[ファンの方々に怒られているわけではなくレース後にお礼を云っているシーンです]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

別に燃え尽きてはいませんがだいぶ「空っぽ」な感じです…

シーズンも終盤に差し掛かりエネルギーが切れてきたのでしょうか?

しかし実際のところ「これからスタート」的な案件がいくつもあったりします

さて、どうしたもんでしょうか?

それはさておき、ジャパンカップ。。。

本当にとてつもないレースがココ宇都宮には存在しています

大会関係者の皆さん、心からありがとうございます

そして、宇都宮ブリッツェンを取り巻く全ての人達へ

愛しています

まだ寝れないけど、おやすみなさい


感動のジャパンカップクリテ

2010-10-23 | インポート
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ジャパンカップ初日の宇都宮市街地クリテリウムが終了しました!

一言で言えばまさに“鳥肌モノ”のレースだったと言えます。

1周1.55kmの短い周回コース上に主催者発表で3万人のお客さんが集まった訳ですからその過密度はこれまでの国内レースの枠を遥かに超越していました。

優勝したオーストラリアのパルマーが「こんなにたくさんのお客さんの前でレースを走ったことはない」とコメントしたように我々が目にした光景は到底日本とは思えないほどの盛り上がりっぷりでした。

また、柿沼選手をはじめ、宇都宮ブリッツェン以外の選手たちも口にした言葉が「宇都宮競輪場から市街地コースに入った時に信じられないほどのお客さんを目の当たりにして鳥肌が立った、涙が出た」というもの…

明日のレースも多くのお客さんが来場すると思います。

日本に於けるロードレースは文化は着実に育っていると言えるでしょう。


ジャパンカップ

2010-10-21 | インポート
いよいよ、今週末にアジア最高峰のワンデーレース「ジャパンカップ」が開催されます。

昨年は主催者発表で68,000人のお客さんが集まったメジャースポーツイベントですが、今年は前日の土曜日に宇都宮市街地でクリテリウムを開催!

宇都宮ブリッツェンは、このクリテリウムのメンバーに元F1レーサーの片山右京選手をリストアップしました。

片山選手は、本来、シーズン初めからチームに合流し、我々とレース遠征などを共にして活動する予定でしたが、契約の当日に起こった事故の影響で活動を休止され、その後はプライベートな部分で裏方としてチームを支えてくださりました。

今回の決定は、我々にとっても、そして片山右京選手にとっても難しい決断であったのは事実ですが、様々な困難を乗り越えるためにも、前を向いて進むことの大切さを感じております。

大変な役割ではあることは理解した上で、我々はあくまでも「戦力」として片山選手に出場の打診を行ないました。

先日、「宮サイクルステーション」で行った記者会見の模様を「シクロチャンネル」でご覧いただけます。


https://www.cycloch.net/main.html#/movie/view/5384


チームを運営することは、様々な困難と向きあうことでもあります。

もの凄いスピードで繰り返される出会いと別れ、そして、大きな波で感情を揺さぶられる日々…

無感情にならなくては潰されてしまう一方で、愛情を持ち得なければいずれ孤独という結末が待っています。

様々な人達の気持ちの集合体が「宇都宮ブリッツェン」であり、そのブリッツェンにとって1年で最も大切なレースが「ジャパンカップ」なのです。


feeb balance clothing

2010-10-19 | インポート
Feeb

宇都宮ブリッツェンのカジュアルウェアをご提供いただいている「feeb」というブランドをご紹介します。

カジュアルウェアと言っても、自転車に乗ることを考えて作られているので、そのままロングライドに出掛けられるほど高機能なウェアでもあります。

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それでいて、日常の生活のなかで着用していても映えるデザインだったりもします。

どんどん新作が登場していますので、「ホームページ」をチェックしてみてください!


2010 Jサイクルツアー 全日程終了

2010-10-18 | インポート
国内実業団レースシリーズの「2010 Jサイクルツアー(全16戦)」が、17日に開催された輪島ロードをもって全日程を終了しました。

頂点に立った選手が着用する「ルビーレッドジャージ」は、シマノレーシングの畑中選手が圧倒的な強さをみせて獲得。

全戦を通じて安定した強さをみせ、喘息で沈んでいた一昨年の絶不調から見事復活して国内トップクラスの選手へと成長を果たしました。

過去2シーズン安定感に欠け、一時は喘息の影響で引退も考えるほど悪い状態に陥っていた畑中選手ですが、今年は見違えるほどの成長をみせ、また、ルビーレッドジャージを着ることで「チャンピオンとしての風格」も備わっていった様に映りました。

諦めずに続けることの大切さ、そして、選手が強くなるためには時間がかかることなど、畑中選手の勝利から改めて多くのことを学び取ることができました。

チーム総合でもシマノレーシングが昨年に続いて圧倒的なポイント差でタイトルを獲得。

ただし、昨年と大きく変わった点は、獲得したポイントの多くを若手選手たちが獲得したということ。

丁度昨年のオフシーズン前に、チーム編成が大きく変わることを知らされた若手選手たちが、焦りと不安共に大きな決意をもって寒いオフシーズンに厳しいトレーニングを続けたことが今年の結果に結びついたのは間違いありません。

また、今年の全日本選手権で監督を退いた今西監督の努力が、一定のタイムラグを経てカタチになっていることも付け加える必要があると思います。

そのシマノレーシングに大きくを水をあけられるカタチで16戦の戦い終えた宇都宮ブリッツェンは、個人総合では松川ロードで実業団レース初優勝を挙げた中村選手が6位に、チーム総合では昨年に続いて3位という結果を残しました。

総合王者を狙っていた宇都宮ブリッツェンですからオフィシャルに喜ぶことはできませんが、今年1年間チームを内側から見てきた自分にとっては、誇りに思える結果だったとも感じています。

Jサイクルツアーがはじまって5シーズン目、チームミヤタ、シマノレーシングと、ずっとルビーレッドジャージを獲得するチームに関わらせてもらってきましたが、今年はチャレンジャーチームとしての新たな経験を積むことができました。

現状では、チーム規模、そして各選手の実力でみた場合、まだトップのワークス数チームとは力の差があります。

ただし、この差は今年1年で着実に縮まりました。

UCI(世界自転車連合)公認の国際レース「ツール・ド・熊野」で多くの強豪選手を下して勝利を飾った辻選手の走り、頂上決戦である「全日本選手権」で中村選手がトップテンフィニッシュしたこと、そして長沼選手が「ツアー・オブ・ジャパン」の富士山ステージで自己ベストの走りをみせていればリーダージャージに手が届きかけていた事実など、チームは主戦場であるJサイクルツアーよりも上の国際レースなどでも活躍をみせました。

今週末に開催される「アジア最高峰のワンデーレース、ジャパンカップ」を筆頭に、まだまだシーズンは続いていくわけですが、宇都宮のプライドを背負ったチームがJサイクルツアーやその他のレースで残してきた結果にある種の手応えを感じています。

発足してまだ2年も経ってない地域密着型チームですが、そのポテンシャルは想像していたものよりも大きいのかもしれません。

2010年Jサイクルツアー個人年間ランキング(最終結果)
1位 畑中勇介(シマノレーシング)
2位 平塚吉光(シマノレーシング)
3位 鈴木真理(シマノレーシング)
4位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー) 
5位 佐野淳哉(TEAM NIPPO)
6位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)
7位 村上純平(シマノレーシング)
8位 鈴木譲(シマノレーシング)
9位 森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)
10位 福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア) 

2010年Jサイクルツアーチーム年間ランキング(最終結果)
1位 シマノレーシング 
2位 TEAM NIPPO
3位 宇都宮ブリッツェン
4位 チームブリヂストン・アンカー
5位 マトリックスパワータグ・コラテック
6位 イナーメ・アイランド信濃山形-TR 
7位 パールイズミ・スミタ・ラバネロ
8位 湘南ベルマーレ
9位 愛三工業レーシングチーム
10位 MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS


酒は飲んでも飲まれるな

2010-10-15 | インポート
1年に何度かある「アルコール分解量の上限を超える日」が昨夜でした…

ジャパンカップ関係者(放送&実況関係)の顔合わせの席でしたが、本日は「もう2度と酒は飲むまい」と深く誓っているところです

ただし、お酒は適度であれば、人間関係を円滑にする効果があるので大切だとも思います。

きっと、昨夜の「結団式」により、今年のジャパンカップはより一層盛り上がる大会となることでしょう

さて、今夜はJR宇都宮線(新幹線なんて軟弱なものは乗りません…)に乗って深夜に宇都宮入りします

今週末は、Jサイクルツアー最終戦の「実業団輪島ロード」。

明日の早朝に宇都宮を出発して、約9時間かけて能登半島の先にある「輪島」に向かいます。

美しくも厳しい輪島のコースで繰り広げられる2010年Jサイクルツアー最後の戦いに挑んできます


ヒーローの時代!?

2010-10-13 | インポート
先日、ある方と打合せを行っていた際に、「今後、数年するとヒーローの時代が再びはじまるようですよ」というお話を聞きました。

これは、“戦隊モノが流行る”という意味ではなくて、マーケティング会社などが今後のビジネスの方向性として打ち出している結論のようです。

ヒーローとは?

現在の世の中を支配している“安定志向”“守りの生き方”が終わり、“冒険の時代”がはじまるということの意味なのだと思います。

ファッションや経済、その他、世の中のあらゆるモノにはサイクルが存在しています。

あるモノが過度に偏って加熱したり、大規模な流行の中心となってしまったモノは、その後必ず逆風にさらされます。

文化の域まで到達すれば、逆風すらフッ飛ばしますが、殆どがそうではありません。

そういった意味では、若者が選ぶ“人気の就職先”というのは、ある意味で世の中の逆指標になっている可能性があります。

今回、耳にしたサイクルは、20年規模の大きなサイクルとのこと。

国民全体が安定路線に走った国は100%滅びます…

特に資源を持っていない国が戦うことを止めたら200%滅びます…

そのことに、現実問題として気付いている人の数はまだそんなに多くはないのでしょう。

日本にはかつて“熱い時代”が何度もありました。

「再びはじまる」というのは、かつて存在した“熱気”が戻ってくるという意味なのかもしれません。


熊本国際ロード

2010-10-12 | インポート
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“美しいレース”熊本国際ロードが終了しました。

結果は長沼選手の17位が最高位。

本来の力を発揮すれば今回のコースで上位に入る可能性を持っていた中村選手は喘息の影響でDNS。

先日、病院でアレルギーテストを受けた際、「かなり状態が悪い」と宣告され、屋外でスポーツを行える状態ではないと伝えられたようです。

スポーツというのは、競技としての自転車ロードレースという意味ではなくて、一般の方々がレクリエーションで行うレベル…

もうシーズンを終了して、来季に向けて集中的な治療を受けてもらいたいのが本音です。

しかし、宇都宮ブリッツェンにはそんな余裕はありません。

中村選手自身が一番のそのことを理解しているので、1週間レースを休み、残りの重要なレースを戦おうとしています。

この時期になると、ポツポツと来季の契約の話がではじめます…

優先順位の高い有力チームには、“金の卵”と目されている若手選手たちが自らオファーを出します。

強いチームほどかなり早い時期に翌年のメンバー構成が決定し、ほぼ実力に応じてその次のランクのチームが徐々にメンバーを確定させていくのです。

宇都宮ブリッツェンも水面下では来季への動きをはじめなくてはいけませんが、チームも選手たちも、“今季のレース”のことでいっぱいいっぱいなのが現状…

ただ、精一杯戦って結果を残すことが、“チームの本質を決めるために最も重要なこと”であり、お金があってもハリボテだけのチームには、良い人材が集まってこないことも知っています。

今は自分たちを信じて進む時です。


追い風が吹き始めた九州

2010-10-09 | インポート
Kumamoto

今年で2回目の開催となる「熊本国際ロード UCI-1.2」が明日10日に開催されます。

近年、九州地域でのロードレースは増える傾向にあり、チーム発足の動きなどもあると聞きます。

近い将来、「ツール・ド・北海道」につづき、「ツール・ド・九州」の様な本格的なステージレースが開催されるなんてこともあるかもしれません

自転車レースや自転車チームというのは、他のプロスポーツに比べて格段にリーズナブルな予算で取り組むことのできるスポーツだと言われています。

まあ、何かをはじめるとロードレースと一緒で様々な風向きと戦わないといけませんが、少なくとも今の九州地域は自転車にとってフォロー気味の風が吹いているのは間違いない気がします。


九州上陸作戦

2010-10-07 | インポート
今週末(10月10日)、九州唯一のUCIレースである「熊本国際ロード」に出場します。

今回のレース、当初主力メンバーに入っていた中村選手が体調不良のため出場を見合わせ、廣瀬キャプテンも膝の故障により長期戦線離脱中…、更に、先週のいわきクリテリウムでエースとして立派な働きをみせた辻選手はジャパンカップに向けて休養の予定だったこともあり、最大出場枠から1名少ない5名での出場となります。

その分、長沼選手や小坂選手を中心とした才能ある選手達に、欠場する選手の分まで思い切った走りを期待したいと思います。

ということで、明日(木曜日)、柿沼選手と私は陸路熊本へ向かいます。

宇都宮~熊本間は、約1,300km

う、嬉しい

さすがに一日では走り切れないのでどこかで1泊しますが、宿泊に関しては柿沼選手とこんな会話をしました。

柿 「移動途中の宿泊予約どうしましすか?」

栗 「力尽きた街で適当に探せばいいのじゃない?ダメ?」

柿 「…」

栗 「あっゴメン、やっぱ予約しようか?」

柿 「むしろ、それいいっすね

栗 「でしょ

注:もちろん柿沼選手はレースに出場します…

長時間の大変な移動ですが、どこかにゲーム性を求めてしまうのはM気質だからでしょうか?


制度検討委員会解散

2010-10-05 | インポート
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本日をもって、実業団連盟の法人化の流れを生み出した「制度検討委員会」が一旦その役目を終えて解散することとなりました。

この委員会の中心となって生活を犠牲にしてまで精力的に動かれた馬場氏。
様々なアドバイスをいただいた弁護士の幸村氏、原田氏。
Jリーグ経営諮問委員会委員などを務め日本のスポーツマーケティングの世界では大変著名な原田宗彦氏。同様にスポーツマーケティングなどに精通している宮本氏。
ツール・ド・熊野を主催している角口氏。
これまでの実業団レースを裏方で支えてきた小黒氏。

無償という条件ながら、強い情熱をベースに皆様から様々なお話を聞けたことに心から感謝しております。
何十年後かに「あの時がスタートだった」なんていう話ができたら素晴らしい!なんて思いました。

まだまだ先は気が遠くなるほど長いですが…


世界で9位に!

2010-10-04 | インポート
昨日、オーストラリアのメルボルンで開催された世界自転車選手権の男子個人ロードに於いて、フランスのプロチームに所属している新城(アラシロ)選手が9位に食い込む快挙をみせました!

レース展開や各国の代表選手に出場枠があるなど、単純に「世界のランキングで9番目」とは言えないものの、世界中のトッププロ達が目指す「世界チャンピオン=アルカンシェル」のタイトルが懸かったレースで残したリザルトですから、これはもう快挙×100くらいの表現をしたくなるほどの歴史的瞬間だったと言えます。

世界中には様々なスポーツがあり近年では多くの日本人選手が活躍していますが、競技人口が多く、レベルの高いプロの世界があり、そして文化として根付いた歴史の深いスポーツに於いて、日本人選手が「9」という数字を残した例は実はそんなに多くない気がします。

特に今回の世界選手権では、終盤のサバイバルな展開のなかで先頭集団が40名弱まで絞られ、そこに新城選手と共にアメリカのプロチームに所属している別府選手の二人が残っていたことが、更に大きな意味を持っていたと思います。

彼らは、日本に生まれたことがロード選手として「致命的なマイナス」ではないということを証明してくれました。

才能のある若者を発掘し、そして、しかるべき順序を経て本場のレース環境に順応(ステップアップ)していけば、世界と対等に戦うことは不可能ではないということを証明してくれたのです。

自転車ロードレースというスポーツは、「レース」が選手たちを鍛え、そして同時に淘汰していきます。

残酷ではありますが、このスポーツは才能があれば自動的に上へ上がっていけるし、才能がなければどこかで選手としての「死」を宣告されてしまいます。

今の日本にないものは、「積極的」かつ「戦略的」な人材発掘のシステムでしょう。

人材発掘とは、単にスクールをやるとか、トライアウトをやるとかだけではなく、このスポーツの魅力や可能性を日本という国で宣伝し、そして、経済的価値や文化的要素を創り上げていくことも含まれます。

現状の日本は、マイナースポーツ(国内に於いて)である自転車ロードレースを自らの意志で始める選手が現れるのを待っているだけですが、今回、日本代表として走った彼らが示した可能性というのは、日本という国が自転車ロードレースの分野に於いて「戦略的」な行動を起こすことが無駄ではないという事実でした。

アメリカやオーストラリアという現代のロードレース大国も、20年近く前には、グランツールで選手が逃げに乗ったり、大きなレースで上位に入るだけで、お祭り騒ぎになっていたと聞きます。

今、僕たち(日本でロードレースに関わっている人たち)は、貴重な時代を生きているのかもしれません。