■甲武信岳
甲武信岳は、西沢渓谷を散策に行ったときに登山口があったことで知った山でした。
その名前の通り、3県にまたがる分水嶺の山。なんでそこが埼玉なのか不思議な気持ちになります(笑)
余禄の山とは言いがたいきっちりコースタイムがある山ですが、ちょうどよい機会が訪れたので行ってみることに。以前、南アで会った80代の女性がこの山に行ったと話していた…改めてその方は凄いなぁと思いました。
金峰山の翌日で、疲れているかも…と尾根コースではなく一番短時間で山頂に立てる、千曲川源流遊歩道コースを取り、帰りに余裕があれば尾根コースを行こうかと考えていましたが、この”遊歩道”、結構長い上、どこが遊歩道?って感じでごく一般的には登山道で通じます。途中補助的に工事用ロープもわたしてありましたし。
勾配の緩やかな、沢沿いの心地よい道ですが…4kmってこんなにあったっけ(笑)?
登山口にあたる毛木場駐車場の標高1460mから、のんびり2200mの千曲川源流まで
行くのですが…これ4km…。行きはよいのですが、帰りは疲れたのもあって飽きました。
結局、最ラクコースでも4時間半の山。往復だと休憩をいれ9時間。結構下山でウンザリしてしまいました。
コースは3つのパートに分かれます。
① 毛木場駐車場~千曲川源流: 支沢がたくさん合流する沢沿いの道 元は林道、今は荒れ気味 4H
② 源流~稜線: あっという間に標高が稼げる残雪道。直登 0.5H
③ 稜線歩き: 山頂と小屋を結ぶ道は非常に歩きづらい 往復1H
時間が掛かったのは③. なんか稜線に出てから往復で1時間もかかってしまい誤算でした。
《参考コースタイム》
登山口 8:00
源流 12:00
稜線 12:30
小屋着 13:00
小屋発 13:30
下山開始 14:00
滑滝 15:15 小休止
登山口 17:00ごろ
この時期、稜線歩きはどんな道なのかなぁ…この山はあまり冬に入る山ではなさそうなのですが
十文字峠コースはどうなのか、気になる感じでした。あちらは小ピークがたくさん並び
飽きなさそうです。ただ、今回少々稜線を歩いた感じでは展望があまりなく、ピークを巻く
道ばかりで、なんかお得感にかけるというか…(笑) 稜線は稜線らしく尾根を歩きたい。
ここは何で人気があるのかなぁ…渋さですかね?渋い山と思っていましたが渋かったです。
■ 林道から遊歩道
千曲川源流までの沢沿いの道は大変快適でした。勾配もゆるく、支沢がたくさん右から入りこみ、
渡渉が数回。どれもまたげる感じ。適度に変化もあります。
快適な森。
花のシーズン。
こんな風に谷間に群落が。
蛙の卵が水溜りに。干上がったらどうするんでしょう…
祠。
美しい沢。
渡渉数回。
滑滝。
滑滝がちょうど中間点で、休憩適地な感じです。往復ともしっかり豆からコーヒーミルで
挽いてコーヒーブレイクにしました。水場は豊富です。
残雪が見えますね。
かわいい苔のさく。
道標の数値がやたら中途半端なのですが…
1950あたりからアイスバーン
小さな雪渓を横切ります。これ登れそう。登っても降りるのが大変か。
足元は腐った雪になります。
源流はどうせ伏流なので見えません。
そこから尾根に乗るために直登ですがあまりしんどくはない。30分ほどで尾根です。
4時間の沢沿いの歩きに対し30分で尾根についてしまうのでじらすだけじらしてあっけない感じ。
すぐにこんなガレ場に行きますが、すぐ山頂。
天気はいまひとつだったので…気分もあまり盛り上がらず。山頂では煙草をすっている
人がいたのでさっさと通り過ぎ小屋を目差すことにしたのですが、コレが失敗でした。
小屋までのくだりがなんだか同じめんどくさい残雪道でもイライラする感じの道で、腹立だしかったのは…おなかがすいていたせい?ともかく、面倒でした。15分の道に倍かかった(汗)
ただ小屋では誰かがギターを弾いていてその音色に癒されました。テント泊の人が2人いました。
地味な感じの場所ですが縦走にもいいのかも。(というかなくてはならないのかも?)
■ 野生動物と遭遇! 下山
帰りはなんとトレランの人に会いました。 この道はトレランには向いていないだろうなぁ!!
腐った雪では走れまいと…
帰りは天候が崩れてきているようなお空で不安に。
登りは多くの人とすれ違いましたが、最後の下山組みだったらしく、誰にも合わない静かな山でしたが…
帰りは悪さをしている(木の皮を食べている)2匹の鹿さんに会いました。
鹿さん、逃げもせず、こちらをじっと見ていました。
そしてテンにも会いました。岩陰にいたのに気がつかずこちらが近づいていってしまった
ようで、大慌てで逃げ出していきました。悪かったなぁ…
きっと野生動物は人間が登山道を通るのを息を殺して見張っているんでしょうね。
考えてみると、よく野鳥にも会いました。珍しいのが大慌てで飛び去ったり。人があまり来ない山だから?
カラマツの芽吹き…
新緑のカラマツの明るい黄緑とまだ芽吹いていないダケカンバのピンク色っぽい穂先が
きれいだったのですが、写真にはうまくそのきれいさが現れていませんね…残念。
甲武信岳は、西沢渓谷を散策に行ったときに登山口があったことで知った山でした。
その名前の通り、3県にまたがる分水嶺の山。なんでそこが埼玉なのか不思議な気持ちになります(笑)
余禄の山とは言いがたいきっちりコースタイムがある山ですが、ちょうどよい機会が訪れたので行ってみることに。以前、南アで会った80代の女性がこの山に行ったと話していた…改めてその方は凄いなぁと思いました。
金峰山の翌日で、疲れているかも…と尾根コースではなく一番短時間で山頂に立てる、千曲川源流遊歩道コースを取り、帰りに余裕があれば尾根コースを行こうかと考えていましたが、この”遊歩道”、結構長い上、どこが遊歩道?って感じでごく一般的には登山道で通じます。途中補助的に工事用ロープもわたしてありましたし。
勾配の緩やかな、沢沿いの心地よい道ですが…4kmってこんなにあったっけ(笑)?
登山口にあたる毛木場駐車場の標高1460mから、のんびり2200mの千曲川源流まで
行くのですが…これ4km…。行きはよいのですが、帰りは疲れたのもあって飽きました。
結局、最ラクコースでも4時間半の山。往復だと休憩をいれ9時間。結構下山でウンザリしてしまいました。
コースは3つのパートに分かれます。
① 毛木場駐車場~千曲川源流: 支沢がたくさん合流する沢沿いの道 元は林道、今は荒れ気味 4H
② 源流~稜線: あっという間に標高が稼げる残雪道。直登 0.5H
③ 稜線歩き: 山頂と小屋を結ぶ道は非常に歩きづらい 往復1H
時間が掛かったのは③. なんか稜線に出てから往復で1時間もかかってしまい誤算でした。
《参考コースタイム》
登山口 8:00
源流 12:00
稜線 12:30
小屋着 13:00
小屋発 13:30
下山開始 14:00
滑滝 15:15 小休止
登山口 17:00ごろ
この時期、稜線歩きはどんな道なのかなぁ…この山はあまり冬に入る山ではなさそうなのですが
十文字峠コースはどうなのか、気になる感じでした。あちらは小ピークがたくさん並び
飽きなさそうです。ただ、今回少々稜線を歩いた感じでは展望があまりなく、ピークを巻く
道ばかりで、なんかお得感にかけるというか…(笑) 稜線は稜線らしく尾根を歩きたい。
ここは何で人気があるのかなぁ…渋さですかね?渋い山と思っていましたが渋かったです。
■ 林道から遊歩道
千曲川源流までの沢沿いの道は大変快適でした。勾配もゆるく、支沢がたくさん右から入りこみ、
渡渉が数回。どれもまたげる感じ。適度に変化もあります。
快適な森。
花のシーズン。
こんな風に谷間に群落が。
蛙の卵が水溜りに。干上がったらどうするんでしょう…
祠。
美しい沢。
渡渉数回。
滑滝。
滑滝がちょうど中間点で、休憩適地な感じです。往復ともしっかり豆からコーヒーミルで
挽いてコーヒーブレイクにしました。水場は豊富です。
残雪が見えますね。
かわいい苔のさく。
道標の数値がやたら中途半端なのですが…
1950あたりからアイスバーン
小さな雪渓を横切ります。これ登れそう。登っても降りるのが大変か。
足元は腐った雪になります。
源流はどうせ伏流なので見えません。
そこから尾根に乗るために直登ですがあまりしんどくはない。30分ほどで尾根です。
4時間の沢沿いの歩きに対し30分で尾根についてしまうのでじらすだけじらしてあっけない感じ。
すぐにこんなガレ場に行きますが、すぐ山頂。
天気はいまひとつだったので…気分もあまり盛り上がらず。山頂では煙草をすっている
人がいたのでさっさと通り過ぎ小屋を目差すことにしたのですが、コレが失敗でした。
小屋までのくだりがなんだか同じめんどくさい残雪道でもイライラする感じの道で、腹立だしかったのは…おなかがすいていたせい?ともかく、面倒でした。15分の道に倍かかった(汗)
ただ小屋では誰かがギターを弾いていてその音色に癒されました。テント泊の人が2人いました。
地味な感じの場所ですが縦走にもいいのかも。(というかなくてはならないのかも?)
■ 野生動物と遭遇! 下山
帰りはなんとトレランの人に会いました。 この道はトレランには向いていないだろうなぁ!!
腐った雪では走れまいと…
帰りは天候が崩れてきているようなお空で不安に。
登りは多くの人とすれ違いましたが、最後の下山組みだったらしく、誰にも合わない静かな山でしたが…
帰りは悪さをしている(木の皮を食べている)2匹の鹿さんに会いました。
鹿さん、逃げもせず、こちらをじっと見ていました。
そしてテンにも会いました。岩陰にいたのに気がつかずこちらが近づいていってしまった
ようで、大慌てで逃げ出していきました。悪かったなぁ…
きっと野生動物は人間が登山道を通るのを息を殺して見張っているんでしょうね。
考えてみると、よく野鳥にも会いました。珍しいのが大慌てで飛び去ったり。人があまり来ない山だから?
カラマツの芽吹き…
新緑のカラマツの明るい黄緑とまだ芽吹いていないダケカンバのピンク色っぽい穂先が
きれいだったのですが、写真にはうまくそのきれいさが現れていませんね…残念。