今日のMY裏山 幸せはすぐそこに

2012-12-29 11:01:03 | 現在進行形の甲府暮らし
神様は年に数回、山登りをしない人にも登山を愛する人だけがみることのできる山の景色を下界にも届けてくれる。

今朝は昨日からの雪で積雪が5センチほど…こんな日に早起きして散歩に行かないなんてもったいない!


まだうっすらとピンク色の空。寝坊しても早朝の雰囲気が味わえるのは冬だけの特典ではないだろうか?


裏山はブドウ畑になっている。畑の中をまっすぐに直登していくんだけど、ブドウ畑だけに痩せた土地で岩がゴロゴロしている。

葉がないとどんな風にぶどうの木が虐げられたか分かる。こんなに四角く誘引されちゃて・・・それでも果実をつけるぶどうの木はエライ。どんなに自分を曲げなくてはいけなくても、逞しく成長する。



少し行くだけでこんな景色。


静かな町。雪は本当にすべてを美しく見せてくれるよなぁ…浄化するものが雪なのだろうか?


明日行くことになっている南アルプスの稜線と甲府市駅周辺。あの稜線を歩いただなんて信じられない!


マイ秘密のスポットにて。お気にいりの場所。


展望台に登る。最初は見えていなかった富士山も顔を出していた。


明日のお山の方角を見る…山はいいけど、アプローチで道路の凍結が心配だなぁ・・下界でもこれだけあると
早朝の除雪前の道では、凍結が心配だ。凍結した道はいくらスタッドレスでも危ない。



憧れの甲斐駒。 背は低いけど、ツンツンしているのがとても山らしいんだな。稜線になってしまうとピークが目立たない。


甲斐駒君のアップ。見れば見るほど行きたくなるんだな(笑)でもココからみるといつも手前にタワーマンションが
入ってしまう。人間の虚栄と山。タワーマンションは現代のバベルの塔みたいなもんだからな。


美しい遊歩道。足跡はあるけど誰もいない。

登山道に入る。今日はいつもの調子でビーンブーツを履いてしまって、あーしまった!って感じ。

こんな道なら登山靴のほうが良かった。


結婚ってなんだろう…?夫というのは私にとっては小さい頃公園で一緒に遊んだ気の合う男の子と同じなんだろうな。遊び友達。プレイメイト。だから「あーそーぼ」と言って遊んでくれないと拗ねちゃう(笑)。

道のないピークへ。

自分達の足跡。


美しい影。


この場所は山頂ではないお隣のピーク。道はない。ためしに隣まで歩いてきたのだ。ほんの40mほど標高を下ると
コルへでてそこはとてもステキな秘密の森だった。ココは新たなマイ秘密スポットに決定だな。

誰かが歩いた跡。鹿はいるはずがない。イノシシ?


池ではお魚たちはまだ寝ていた。仲良く川の字になって寝ているから親子なんだろうか?

■ 豊かさはそこにあるけれど手に入れないから手に入らない

裏山は小さな山で、標高は540くらいしかない。お天気が悪い日はいつもウラヤマへ行く。お天気が悪いほうが
景色が美しい。こんな小さな山だけれど自然はいつも美しい。

なのに大抵天気が悪い日は誰もいないんだな。今日、出合ったのは、おじいさんが2人だけだった。

普通の人はみんな雪の日を嫌がる。でもこんな雪なんてすぐに消えてしまう。美しい景色に会いたかったら、
朝早くにこないとチャンスは少ない。 でもたぶん、こんなにココが美しいなんて知らないんだろうな。

こういう朝を過ごすと不安になる…。 一体全体、私は大阪の中央区にまた住めるんだろうか…?
こんなに美しい自然が身近にある場所に住んでしまった後で? 

古い寺社が立ち並ぶ由緒ある文教区とはいえ、コンクリートジャングルの大阪中央区…(汗)大阪には大阪の良さがあるんだけれど、自然はどうしてもここのほうが豊かなのだ。歩いていけるMY裏山。ウラヤマに毎日だって行けること。
これが豊かさでなくて何が豊かさなんだろうか? 

帰りには仲良し三人組らしい若者がブドウ畑から登ってきていた。スノボを持っていて少し照れくさそうにしていた。
スノボするほどには雪が無いからね…

少し降りると若者がまた…興奮気味に「どうです!この景色!!」と言ってくれた。「ヤバイっすよね!」(笑)

「上はもっとヤバイよ」

いや…ホントにヤバイのは早朝だ。もう10時に近かったから、ヤバイほどに神聖な景色は終わりかけていた。

ヤバイ景色を見にあがってきたのは若い人たち。若いって素晴らしい。

幸せはすぐココにあって、手に入るのに手に入れないから、手に入らないんだな。


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