『一つの扉が閉じると百の扉が開く』

~Cuando una puerta se cierra, ciento se abren~

#15   毅然として・・・

2005-11-27 10:11:08 | Weblog
      「 毅然として気まぐれに。 」
         ―風景を歩く39・十三(2004年2月14日朝日新聞夕刊より)―


大阪の十三(じゅうそう)という街が好きです。
あの、いろんなものがごちゃまぜになったような雑多な雰囲気に触れると、
なんだか子供のようにわくわくします。
特に飲み屋街がにぎわい始める夕方くらいの空気がたまりません・・・

この夏まで十三には「第七藝術劇場」(略してナナゲイ)という映画館があり、
時間ができるとよく行っていました。
なんとも怪しい(イカガワシイ)商店街のど真ん中のビルの上階にあり、
最初は、夜一人で行くときはドキドキでした。
しかし慣れとは恐ろしいもので、いつしかその空気に馴染んでいる私がいました。
残念ながらこの映画館は、今は閉館しているようです(※)・・・

十三の街は、気どっていなくてそれでいて、
どこか凛とした空気を隠し持っているような感じがします。
まさに、毅然としていて、でも堅苦しくなくって気まぐれで・・・
ここにくると、なんだかホッとできる気がします。

映画を観に行くことはなくなりましたが、
今度は飲み屋街を探検しにゆかねばなりません。



※追記:たった今「ナナゲイ」復活のニュースを!おお、今日は良い日だ・・・
つぶれてもつぶれても、観たい映画を、観て欲しい映画を上映しようとする、
その心意気に本当に頭が下がります。
敬意を表すべく、これからはもっと足繁く通わなくっちゃ・・・






本館はこちら

#14   隣人を・・・

2005-11-26 09:30:57 | Weblog
「私は神様が ”この人をあなたの側に置くよ”と言った隣人を愛します」
                       ―三浦綾子さんの秘書さん―

普段、自分の感情の赴くままに暮らしてしまうと、
忙しさにかまけて、隣人よりも自分中心に生きてしまうことがあります。
この言葉を見て、いつもこんな風に、
隣にいる人を大切に思いながら暮らしていきたいなぁ、
と思いました。

また、
>「隣りに居るあなたを大切にする」ことは、日々の小さな、とても静かな祈りと、同じこと

と書いておられる
anim-_-mさんの文章にもとても共感しました。
小さく静かな祈り・・・
素敵ですね。




本館はこちら

#13   看護できない患者はいない

2005-11-20 22:17:47 | Weblog
「医者が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない。」
        ―中井久夫(精神科医)/看護のための精神医学(医学書院)―


この言葉を本の帯に見たとき、ハッ・・・とさせられました。
看護とは何か、ということを改めて考えました。
まだまだまだ・・・未熟者でありますが、
一歩ずつ、丁寧に、前進してゆこう、と思いました。


本館はこちら