君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

マケン姫っ! 第10話「光と影の乙女」 感想

2011-12-08 02:41:01 | 2011年 秋アニメ





男の意地。




決闘の邪魔、とはいうものの
明らかにやりすぎな事後制裁は正直どうかと思う。
それが痛みを知らせる、って事なんだろうけど、再起不能になるまで痛めつけるのは
決闘ではなく、単なる残虐行為に過ぎないと思うから。タケルはスケベだし、基本女の子よりも無力だけど
逆に言えば天日の中で唯一その異常性に気付ける男だとも言えると思う。
だから、あそこでの突入は正解。

しかし、ここではそういう甘っちょろい考えは許されないらしく
色々と責め立てられて
その上に試験に合格出来なければマケンキをクビだと。まあ、元々力量的には確実に最下位だったと思うけど
潜在能力的には全然高くて結局は合格しておとがめなし、と。
ようやく主人公らしくなってきたけど
ともすれば周りに流されがちなこの年代に於いて、あれくらい自己を貫き通せるのはやはり主人公ならではの資格なのかもしれない。
周りから異常に思われても、間違った事には間違ってる、と堂々と告げる。我慢しない。
そんな人間性はよく考えると魅力的は魅力的なのかもね。
邪道に見えて
実は真っ直ぐでもある、っていう。

VENUSの面々も、最初はいかにもなトラブルメイカーでしたけど
気付けばみんな温厚って言うか感化されてるみたいですね。
お陰で
コダマやタケル(の潜在能力)を見越して動いてたミネルバさんや他の面子も
思ったよりは軋轢を生まずに済みそうな空気感がある。

ここで活きてくるのが、VENUSは差別の目で見られながらこれまで生きてきた、っていう設定ですね。
我の強さで対立こそはしたけれど
やっぱり人間って誰に認めてもらうと嬉しいもんですからね。
この特殊能力っていうのは彼女たちにとっては一種の障害でもあった訳だけど、
それを出しても
そのままの自分でも
何の文句も、奇異な目でも見られない。そりゃあ、そんなところ好きになるに決まってるよね、っていう。
何気に学生同士の友情のお話でもあるんですね。タケルと臼井のもそうですけど。

そんな中で、イナホちゃんと春恋さんはブレないですね。
思ったら一直線、
真っ直ぐな想いに嫉妬に、純情乙女モード炸裂なのが今週の見せ場でした。
まあこのシリーズで決着はつかないだろうけど
そんな二人は実直に可愛い
コダマ先輩も世話焼き役で可愛い(笑)。
どのヒロインも気付けば均等に魅力的に思えるくらいには描写されてたんだな、と思いました。
修羅場は来ないと思うけど、こういうのもまた気軽に見れていいんでしょうね。
来週はまたサービス回みたいで楽しみです。





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