慢性好酸球性肺炎・好酸球性副鼻腔炎 闘病日記

同じ病気でお悩みの方の参考になればと思い始めました。

お薬体質検査について

2012-02-02 15:34:04 | 薬物代謝酵素の話
薬剤師向けの雑誌に「お薬体質検査」いまなら¥------という言葉が目に入り、申し込みました。10月半ばのことです。

普段から、薬に対して敏感に反応すると感じていた私はすぐに飛びつきました。
薬物代謝酵素CYPを4種類について調べてくれます。一般むけには、1年前くらいから始まった新しい検査。
ほほの内側の粘膜を綿棒で擦り取りそれを送付。遺伝子を検査して、どの薬が効きすぎるタイプか検査してくれるというもの。
病院では、こんな検査あまり聞いたことがない。保険はきかないからでしょう。遺伝子検査だから、値段は異常に高い。
それでも気になる人は、おくすり体質検査を検索して下さい。
個人で検査キットを取り寄せることはできないので、提携薬局かクリニックで買うことになります。
その結果は医師、薬剤師から説明を受けて、もらうことになります。
値段はクリニック、薬局によって違うので、確認したほうがよいでしょう。
なんだか、その会社の回し者みたいで、いやですが、でも私にとっては貴重な情報となったわけで、検査してよかったと思っています。
綿棒を送って1ヶ月後、やっと結果が送られてきました。

私の結果
CYP1A2に関しては、効き過ぎタイプ(PM)でした。日本人には2-5%しかいないとの事。わー貴重!
カフェイン、テオドール、テルネリン、ジプレキサ、ゾーミッグ等の薬剤が効きすぎる可能性あり

CYP2C19*2に関しては、注意タイプでした。
オメプラール、セルシン、ブイフェンド等の薬剤に注意が必要

CYP2C9*3、CYP2C19*3、CYP2D6 100C>Tに関しては、平均タイプという結果でした。
おまけとしてアルコール体質検査が付いてきます。アセトアルデヒドの分解酵素の活性の違い(遺伝子)を調べてくれる検査です。これは、注意タイプでした。


カフェインの作用について

ここ最近、茶カテキンの脂肪燃焼効果を期待して、濃いお茶を頻繁に飲んでいました。ペットボトルのお茶も選んでいたものは500mlで100mgもカフェインが入っていました。カテキンの多いお茶は、カフェインも多いのです。別物だけどね。コーヒーもチョコレートも抹茶のお菓子等も大好きでほぼ毎日摂取していました。まさか自分がCYP1A2*1Cの効きすぎタイプ(PoorMetabolizer)だとは思っていなかったので、ショックでした。(以前テオドール服用した時は、ホクナリンンテープと併用すると、すごい動悸して、眠れなかったわ・・・)
この結果を見て、早速、カフェインを極力減らした生活を始めたところ、丸1日経った頃、頭痛出現。ロキソニンを服用して治まりました。
時々起きていた頭痛はもしかして、カフェイン切れの状態だったから?と納得。食後リラックスしているときの動悸も、濃いお茶が原因?
そういわれれば、なんとなく納得できることばかり…
このままカフェインの制限をつづけてみたら・・・なんとブラとパンツの締め付けた跡に沿って赤く湿疹ができていたのが、お風呂に入る前にとても気になっていたのに、なくなった。

カフェインには、エストロゲン作用があるといわれています。乳腺炎時にはカフェインを控えるように言われていたのをおもいだしました。
思い込みかも知れませんが…カフェインを減らした結果、乳房が少し小さくなったように感じます。それから、外食時ほうじ茶なら大丈夫かと思い、3杯ほど飲んだその日に、両乳房の外側に湿疹とかゆみ出現。(ほうじ茶+αかも知れないが、同じような事が2度続いたので…)カフェインを除いた生活をした為、カフェインに過敏に反応するようになったのか。あまり神経質になってはいけないと思いながらも、ついつい自分の体がいろんなことに反応しておもしろいなーと思っている今日この頃です。


それからアスピリン喘息とCYP2C19の関係がアレルギー学会でも取り上げられています。研究しておられる先生がいるということはありがたいことです。興味のある方は是非、調べて下さい。