-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

背炙り峠(2) -巨大な石仏「湯殿山」-

2013-04-21 11:12:22 | 歴史

 背中炙り峠には、巨大な「湯殿山」の石仏があります。

 

 一般に湯殿山は、主に江戸時代に湯殿山参りをするために通る街道に、

道標として各地に建てられたものと思っていましたが、そうではなくて、

湯殿山を信仰の対象として拝むための石仏でした。畑沢だけでなく、銀

山、六沢、延沢、細野等でも見たことがあります。常盤地域では珍しい

ものではないようです。かつて、湯殿山参りは、太平洋側からも続々と

押し寄せ、茨城県辺りからも来ていたようです。宮城県から入る場合に

最も使用したのが、宮城県の軽井沢から上の畑(銀山温泉の奥)に入る街

道で、さらに背中炙り古道に繋がっていたようです。背中炙り古道は、

湯殿山参りの主要道の一つだったそうです。畑沢を大勢の人が通ってい

たことでしょう。畑沢からの古道入口には、茶店があったほどです。

 

 しかし、いくらなんでも巨大な石仏を標高差約200mもある峠まで、ど

ようにして運んだのでしょうか。石仏は、三段の石材で造られていま

すが、その中で最も大きいものは、高さ1.8m、縦横0.7mぐらいはありそ

うです。重量は、2トンはあるでしょうか。とんでもないものをどのよ

うにして運んだのでしょう。

 

 このことに関する文献を探したのですが、全く見つかりませんでした。

ところが、思いがけないところで、その秘密が分かりました。しかも、

面白い話とともに……

 話が長くなりましたので、続きは次回といたします。


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