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-畑沢通信-

 尾花沢市畑沢地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

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畑沢のブナ(橅)林

 潜在的自然植生という植物を調べている方々の間で使われている学術用語があります。現在、私たちが見ている里山の自然は、「自然」とは言っても人の手が繰り返し入っています。特に、石油が多用される前には、薪や木炭を作るために何度も伐採されました。また、建築材等を育てるために杉などが植林されたものです。それでは、人の手が全く入らないで正に自然のままであったならば、どんな植生になっていたでしょうか。それが潜在的自然植生というものです。

 畑沢の潜在的自然植生は、どんなものでしょう。畑沢の集落や耕作地がある所は、標高約170〜250mで、最も標高が高い大平山でも標高813.5mです。一見、大きな標高差があるようにも見えますが、標高が2千も3千もある所から見れば、大したことはなくて一緒です。標高170mと800mでは、積雪量や気温に多少の差がありますが、基本的な植生への違いはないようです。一昨年に大平山に登った時には、麓から山頂まではずっと同じ植生でした。潜在的な自然植生については、私たちが実際に見ることができません。実際に見ることができないので、「潜在的」なる言葉があります。そこは、その道の専門家が結論を出しています。基本的には、人の手が入らないで、自然のままにしていたら、畑沢はブナの森になっていたのです。縄文時代に畑沢に人が住んでいたころは、まだブナ林が広がっていたのでしょう。

 潜在的自然植生と言わないまでも、今でもブナ林が畑沢でも見られます。ブナは地中深く根を張り、早春にどの木よりも早く芽から葉を広げます。山を見て、いち早く爽やかな新緑が見えるのがブナです。それを見れば、どこにブナがあるかが分かります。

 正面の山は、熊野神社が(おぐまん様)がある所です。上の方に新緑が見えます。ブナ林が広がっています。

 

 上畑沢の集落を南側から撮影したものです。集落の北西にブナ林です。

 

 大平山の北西斜面で、寶澤(ほうざ)山と言っている所です。中腹から山頂までが全てブナ林です。ここは畑沢の簡易水道の水源地になっています。ブナ林は、地下水を大量に蓄えて「緑のダム」と言われています。だから畑沢の水道は美味いのです。

 勿論、今回紹介した所以外にも、いろんな所にぽつりぽつりとブナが生えています。しかも大木もあります。どうですか、探してみませんか。


 ところで、近況報告です。かねてお知らせしていました「常盤中学校閉校記念誌」が配布されました。第一回目からの卒業写真と名簿が掲載されていました。当然ながらスビタレらしい姿もありました。

気温上昇は畑沢の動物たちをも急がさせた

 気温の急な上昇は、植物だけでなく、動物へも影響を与えて、動物の行動を騒がしいものにしました。昨日の植物編に続いて今回は動物編です。  4月24日、荒町を抜けて松母に入り、いよいよ畑沢の風景が広がった時に、真っ青な空を東から西に横切る鳥が見えました。鳥の種類は直ぐに分かりました。最近、畑沢でよく見かける隼(ハヤブサ)でした。隼は畑沢祭があった4月15日にも目撃し、その時は嘴に蛙がくわえられていま . . . 本文を読む

気温上昇でいっきに開花

 このところの好天気で気温が上昇しました。特に4月24日(金)は、尾花沢市が24度近くまでになりました。普通の年ならもう少し後に咲く花も、既に開花していました。    上畑沢の延命地蔵堂の土手には、水仙が全開です。  背中炙り峠(古道)への入口には、キクザキイチゲがお花畑を作っています。昨年と同じようなアングルですが、実は微妙に異なります。    上の写真と同 . . . 本文を読む

花穂がだらり

 畑沢の樹木の花は、マンサクから始まって咲き出し、その次がこの花のようです。ぶらりと垂れ下がって咲く樹木の花では、栗やキブシを思い浮かべますが、それよりももっと早く咲く花がありました。それがこのハンノキです。畑沢には多くないようですが、熊野神社(おぐまん様)への登り口に一本だけ生えていました。栗の木の花の場合は、穂の途中から垂れ下がった形ですが、ハンノキの穂は最初から下を向いて鉛直に垂れ下がり . . . 本文を読む

動かぬ証拠じゃなかった、動く証拠(サンショウウオ)

 畑沢祭の夕方、畑沢地蔵庵の南側にある湧水で、サンショウウオの卵を見つけました。まだ、産卵されてから日が経っていないようです。孵化するまでにはまだまだかかるようです。  サンショウウオがいつごろに産卵するかを知らなかったのですが、思わぬ現場を見てしまいました。番(つがい)と思われるサンショウウオが二匹いました。畑沢のサンショウウオは、4月中旬に産卵していることが分かりました。一番(ひとつがい . . . 本文を読む