-畑沢通信-

 尾花沢市畑沢地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

動物観察

2016-05-20 18:41:37 | 自然

 5月15日と16日の田植えの空き時間で撮影した生き物の写真は、これまで植物観察(1)、(2)と連続して投稿してきましたが、同日に動物にもカメラを向けました。天気が良かったので何でも活き活きと見え、つい余計なものまで見てしまいました。

 田んぼの脇で遅れがちの水仙に蝶が止まりました。黄色がかっていましたので、モンシロチョウ以外の何かであろうことは推察できましたが、この時期の蝶を想像できません。しかし、よく見るとアゲハチョウに似ています。でもいつも夏に見るアゲハチョウよりも小さく見えました。所謂(いわゆる)「ごっつい」感じです。ごっついと、どうしてか親近感が湧きます。インターネットで確認しましたら、やはりアゲハチョウです。今までも春にアゲハチョウを見ていたのでしょうが、記憶にありません。春のアゲハチョウはごっついです。去年の秋に蛹(さなぎ)になり、そのまま越冬して春に羽化したのでしょう。成体のままで越冬していたら、既に羽はボロボロになっているはずです。春になってから卵、幼虫期、蛹、成体となった個体とは、体格に格差があるのかもしれません。カラスアゲハとウスバシロチョウも飛んでいましたが、止まってくれませんでした。


 田んぼの脇にはトノサマガエルが沢山いました。産卵のために田んぼに来たのでしょうが、あいにく田植え作業のために水を抜いてしまいましたので、産卵はもう少し待たなければなりません。しかし、田植えが終わると直ぐに田んぼに水を満たしますので、今頃は合唱をしながら産卵しているでしょう。この場所は農薬をほとんど使用しないので、カエルも多いようです。トノサマガエルの外にも、モリアオガエルやヤマアカガエル、アマガエルも顔を出します。蛙は害虫を食べてくれますので、エコ(ecological)な農法につながります。農薬の費用を節約できますので、経済的な(economical)農法でもあります。


 田植えをしている田んぼから離れて、休耕している田んぼの沢筋を眺めました。田植えの田んぼとは全くことなる世界が広がりました。細長いトンボの仲間が水路沿いに飛んでいました。その中で大きいのがカワトンボです。羽化してからまだ月日が経っていないので、羽が黒くありません。夏の時期は黒くなりますが、この時期は全く別種のような色をしていました。

 カワトンボよりも数段、小柄なのがイトトンボの仲間です。これはエゾイトトンボだと思います。図鑑で調べると、オゼイトトンボとかクロイトトンボなどと似たような種類が出てきましたが、私の独断でエゾイトトンボとすることにしました。このトンボは、一昨年にも投稿していました。

 

 さて、話は全く変わりますが、背炙り峠の通行のことです。去年の秋に山形県のホームページで、冬期間の通行止めが5月下旬までとなっていました。そろそろ通行できるかなと、山形県のホームページを見ましたら、何と「5月20日まで冬期間の通行止め。引き続き9が15日まで工事のため通行止め」とありました。要するに今年は9月半ばまで通行止めなんだそうです。えー、そんなこと考えられません。少し前までは、5月の連休のころには通行できました。最近は温暖化で雪融けが早くなったのですが、逆にどんどん通行止め期間が長くなっています。昨年は7月いっぱいまで、一昨年は5月末頃まで、その前は5月20日ごろまでが通行止めだったと思います。道路は通行するのが目的であり、工事をするための道路ではありません。勿論、工事も必要ですが、可能な限り通行できるようにするのが行政の役割であるはずです。夏季の大半が通行止めとはいかがなものでしょうか。

 世の中、最近おかしな方向に進んでいませんか。大げさな言い方かもしれませんが、住民を見ないで、有力者の御機嫌伺いに終始していませんか。畑沢も外の地区も人が減少し、高齢化が進んでいます。行政に対する意見はどんどん力ないものになっています。しかし、それだからこそ行政は地区へ足を運んで耳を傾けるべきではないでしょうか。「地区で何も言わないから、それでいいんだ」ではおかしいではありませんか。地方創生や一億総活躍などとおっしゃっていますが、結局は「地元で頑張らないと何もしてあげませんよ」と聞こえます。住民のために知恵を絞りだすのが、お上の仕事です。お上にはそのための人材と財力があるはずです。しかし、せっかくの知恵もあらぬ方へ向けるのでは役に立ちません。

 頑張れる地元は、ごく少数です。ほとんどの地区は、頑張れない状態まで追い込まれています。

 最後に人間社会観察になってしまいました。

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植物鑑賞(2)

2016-05-19 17:09:06 | 自然

 前回に続いて、5月15日と16日の空き時間で観察した植物です。前回は樹木の花を紹介しましたが、今回は草です。よく「木本類(もくほんるい)」と「草本類(そうほんるい)」とかの単語が使われ、何となく学問的な感じですが、分類学的な意味は全くありません。単なる固い「木」になるかならないかの違いだけで、そんなことはその植物の勝手でしょう。

 さて、今回取り上げる草は、花が咲いているものも咲いていないものもあります。先ずは、葉っぱだけです。ハート型ですが、左右対称になっていません。大したものではなくて、極、普通のイカリソウです。この時期は花が咲いているのでしょうが、この個体は花がありませんでした。その代わりと言っては何ですが、葉にきれいな模様がありました。まるで観葉植物です。外にもイカリソウが生えていたのですが、この様な模様の葉を付けている個体はありませんでした。ところで、私の年代においては、イカリソウは常盤中学校生徒会の財源になった植物です。漢方の薬草となりました。

 

 同じくハート型の葉ですが、左右対称です。花は見えませんでした。ウスバサイシンです。ヒメギフチョウの幼虫の餌になるそうです。昔は中々、探せなかったのですが、私の眼も大分、慣れてきて、直ぐに見つけられるようになりました。畑沢に限らず、どこにも結構、生えています。珍しいものではないようです。 

 

 カキドオシです。これも何処にでも雑草として生えている植物ですが、群落となって一斉に咲いていると、それなりのお花畑となってきれいなものです。畑沢では群落が沢山ありました。

 

 何処にでも生えている植物が続きます。タンポポです。これは、帰化植物のセイヨウタンポポの蕾(つぼみ)です。畑沢に帰化植物が蔓延(はびこ)っています。花の下に「がく」のように見える「総苞(そうほう)」が下にそっくり返っているのが、セイヨウタンポポの動かぬ証拠だそうです。しかし、それにしても「総苞」などと、訳の分からない名前があるものです。私は自分が知らないと、このような専門用語に対して文句をつけたがります。善良で知識が浅い私には、「がく」でも「総苞」でもどちらでもいいのです。面倒な言葉は嫌いです。

 さて、嬉しいことには、我が国のタンポポ様も畑沢にはちゃんと生きていました。総苞なるものはそっくり返らず、きちんと花弁に寄り添っていました。やっぱりタンポポはこうでなくちゃいけません。この日本のタンポポは、セイヨウタンポポから3mほどの所にありました。畑沢では和と洋が共存しています。でも少しだけ分が悪い感じもしました。「頑張れ、タンポポ、スビタレがいる」では応援にならないでしょうかね。

 

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植物鑑賞(1)

2016-05-17 18:29:40 | 自然

 畑沢へ田植えを手伝いに行った5月の15日と16日に、田植え機械の不調で手植えができないために、かなりの空き時間がありました。その時間を利用して、自然観察としゃれこみました。私の自然観察は焦点が定まらないので、あっちで虫を見たかと思うとこちらでは花を見ているといった具合です。魚以外の生き物については、「散漫」そのものです。そのため、当然のごとく撮影した内容も雑然としています。しかし、それではいくら何でも御覧いただく方に失礼なので、心持ち程度ですが整理いたしました。最初は山の樹木の花です。

 この写真の花は桐の花です。桐というのは箪笥(たんす)作りの材料になるあの樹木です。桐がどうして「山の木」と言えるかとお思いの方もおられるでしょうから説明します。長い話になりますが、お付き合いください。昭和40年代に養蚕が盛んになりました。畑沢に限らず東北の農家は、稲作中心の経営で、収入が入るのは米を売った秋だけが原則でした。しかし、戦後、農家にも消費経済が浸透してくると、秋だけでなく年がら年中現金が必要となりました。そこで、米以外の収入源として養蚕が盛んになったのです。最初、養蚕に適した暖かい季節だけだったのですが、少しでも収入を増やそうと早い時期から養蚕を行うようになり、桑の葉も大量に必要になりました。そこで、新たな桑畑が山の中に大量に開墾されました。ところが、絹糸が日本以外の国で生産されるようになると、国内の養蚕業は衰退してしまいました。桑畑は荒れ放題になって雑草が生い茂り、所々に桐の種が飛んできて勝手に成長してしまいました。桐も最初のうちは箪笥などの材料として販売することもできましたが、やがてこれも外国産にとって替わられることになりました。桐も放置されてしまいました。今、残っている桐はその名残です。この桐は人が植えたものでなく、自然の働きで成長した山の中の木なので、「山の樹木」とした次第です。せっかく山の木になった桐も、周囲が元々の雑木林(広葉樹林)に戻っていくと、やがて生存競争に勝てずに枯れてしまいます。遷移途中のつかの間の姿です。たった一枚の桐の写真で、こんなにも長い文章になりましたが、これを読んでくださった方も「物好き」な御仁とお見受けいたしました。お付き合いありがとうございました。


 紫陽花の花に少し似ていますので、紫陽花(アジサイ)の仲間と勘違いされ易い花です。私も三年前までは間違っていました。紫陽花はユキノシタの仲間で、この花はガマズミ属のガマズミです。畑沢のガマズミ属として、外にオオカメノキやヤブデマリがあります。そちらの花はもっと紫陽花に似ています。ガマズミは秋になると真っ赤な実をならせます。


 同じく白い花のミズキです。街路樹に使われているハナミズキや、これから梅雨の時期に向かって畑沢の山々に咲くヤマボウシと同じくミズキ属です。ミズキは言わずと知れた「だんごぬぎ(団子の木)」です。畑沢では二月ごろに、大黒柱にこの枝を括り付けて、枝に餅、鯛などをかたどった最中の皮みたいなものを下げて祝っていました。ミズキの木は毎年、山から切り出していました。今は切り出されることもないので、伸び伸びと枝を茂らせています。繁殖力がありますので、どんどんと勢力を広げているように見えます。


 さらに同じく白い花です。葉っぱが大きく、しかも一枚の葉が放射状に裂けていますので、まるで天狗が手に持っている葉にも見えます。秋には黒い大きな実をつけます。と書けばお分かりになるでしょう。そうです。栃の木です。大きくなるのは葉っぱだけでなく、幹自体も巨大に成長します。

 そして、今度は絶対に巨木にならない樹木の花です。まだ、蕾ですが、間もなく咲くでしょう。タニウツギです。畑沢では「スダレ(マダニ)」が潜んでいると誤解されて、忌み嫌われていた存在です。「‥ウツギ」の名前ですから、梅花空木(バイカウツギ)の仲間と思っていたのですが、まるっきり別のグループに属していました。バイカウツギなどのウツギは、バラ目ユキノシタ科で、タニウツギはマツムシソウ目スイカズラ科でした。ああ、あ、ここまでになると、頭が痛くなりました。面倒くさいようです。

 さて、最後の花は、む‥。名前が分かりません。教えてください。山でしょっちゅう見ているのですが、まるで見当がつきません。


 ところで、畑沢の隣村である細野では、5月から7月にかけての行事に参加者を募っていました。5月29日には大平山登山がありますので、私も参加を申し込みました。皆さんも常盤地区公民館のホームページにアクセスしてみてください。

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田植え二日目

2016-05-16 20:51:05 | 近況報告

 昨日は田植え機が故障して田植え作業が中止になりましたが、今日は別の田植え機が到着しました。「別の」と書きましたが、「新しいの」とは書きませんでした。実は中古品だそうです。でも、立派な機会です。運搬してきたトラックから下に降ろすときは、傾斜がきついので、前の方が跳ね上がって転倒する可能性があります。そこで写真のように、二人がかりで曲芸のような形になりました。

 

 早速、田んぼでの実践です。しかし、直ぐに機械を使いこなすことはできません。機械を熟知している人がつきっきりで指導しました。お陰で、操作を覚えたようです。

 昨日の歩行型の四条植えから乗車型の五条植えに変わりましたので、やはりかなり作業が早くなりました。しかも乗車タイプは歩行タイプと比べて疲れないようでした。

 これで最新式の機械なのかなと思っていましたら、遠くの田んぼで八条植えの乗車型が来て、瞬く間に仕事を終えて帰っていきました。上には上があるようです。

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畑沢トップの田植え開始 だったのですが

2016-05-15 21:18:22 | 近況報告

 好天が続いて、一足早くの田植えを手伝いに行ってきました。畑沢に限らず、この時期の田植えはかなり早い方です。植える苗は、早生種の「秋田小町」です。

 田植えのために、農業用水路にも水が引かれています。千鳥川から水路に水を揚げるのに、昔は川を堰き止めましたが、今はポンプで汲み上げています。そのために堰き止める労力は不要になったのですが、代わりに電気代がかかるようになりました。

 田植えは機械で行われました。昔は御存じのとおり手で植え、次に二条植えの機械になり、さらにニ倍の四条植えの機械、ついに五条以上となり乗車型になっています。写真の機械は四条植えの歩行型ですので、一昔前のタイプになります。最初は順調に動いていましたが、突然、機会が停止し、ついには機械屋さんが見ても修理不可能でした。結局、田植えはできないままで本日は終了しました。明日、別の機械を持ってきて再挑戦となりました。犬も手伝いに来ていましたが、ただ眺めているだけでした。猫の方がましだったかもしれません。

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