第四話 エステティシャン
「うん、じゃあいつもの店で待ってる」
貴美子は携帯を切った。学生時代の友達である彩香と、会う約束をしていたのだ。
貴美子と彩香は同学年。誕生日が早い分、貴美子のほうが一つ年齢のカウントが進んでいる。
彩香の家から待ち合わせの店までは、小一時間かかるから、それまでの時間潰しに、貴美子はエステを受けることにした。
『リラクゼーションスペース ボバ』。貴美子の行きつけの店だが、何故ボバという名前なのかは、貴美子の知るところではなかった。
この店の店員の女の子は、みな小柄で可愛く、女の貴美子であっても、なんだか「萌え~」な気分になれたのだ。
「いらっしゃいませ! いつもご利用ありがとうございます!」。貴美子、お気に入りのエステティシャン、美紗希が明るく挨拶をした。
貴美子は全裸になった。脱いだ衣服は、美紗希が丁寧にたたんでカゴに入れる。貴美子はこの時いつも、風俗店に来た男になったような気分だった。
台の上にうつ伏せになると、美紗希が小さく柔らかい手で貴美子の肩から腕、背中からわき腹、尻から脚を丁寧に撫でてくれる。
美紗希の指先が骨盤の右上の、ウエストとの境目をなぞる度に、貴美子の全身にゾクッとした快感が走るのだった。
貴美子は仁志とのSEXよりも、この瞬間のほうが好きだったりする。
「美紗希ちゃんの彼氏は幸せね。いつもこんないい思いをしているんだもの」
美紗希が哀しげに言った。
「彼氏はいないの…」
「えー! そんなに可愛いのになんでー!?」
「なんでだと思いますか?」
「う~ん…。レズだから!! キャハハハッ!」
貴美子はふざけて言ってみた。
美紗希はしばらく黙っていたが、意を決したかのように、、「好きです!」と貴美子に告白した。
「うん、じゃあいつもの店で待ってる」
貴美子は携帯を切った。学生時代の友達である彩香と、会う約束をしていたのだ。
貴美子と彩香は同学年。誕生日が早い分、貴美子のほうが一つ年齢のカウントが進んでいる。
彩香の家から待ち合わせの店までは、小一時間かかるから、それまでの時間潰しに、貴美子はエステを受けることにした。
『リラクゼーションスペース ボバ』。貴美子の行きつけの店だが、何故ボバという名前なのかは、貴美子の知るところではなかった。
この店の店員の女の子は、みな小柄で可愛く、女の貴美子であっても、なんだか「萌え~」な気分になれたのだ。
「いらっしゃいませ! いつもご利用ありがとうございます!」。貴美子、お気に入りのエステティシャン、美紗希が明るく挨拶をした。
貴美子は全裸になった。脱いだ衣服は、美紗希が丁寧にたたんでカゴに入れる。貴美子はこの時いつも、風俗店に来た男になったような気分だった。
台の上にうつ伏せになると、美紗希が小さく柔らかい手で貴美子の肩から腕、背中からわき腹、尻から脚を丁寧に撫でてくれる。
美紗希の指先が骨盤の右上の、ウエストとの境目をなぞる度に、貴美子の全身にゾクッとした快感が走るのだった。
貴美子は仁志とのSEXよりも、この瞬間のほうが好きだったりする。
「美紗希ちゃんの彼氏は幸せね。いつもこんないい思いをしているんだもの」
美紗希が哀しげに言った。
「彼氏はいないの…」
「えー! そんなに可愛いのになんでー!?」
「なんでだと思いますか?」
「う~ん…。レズだから!! キャハハハッ!」
貴美子はふざけて言ってみた。
美紗希はしばらく黙っていたが、意を決したかのように、、「好きです!」と貴美子に告白した。