温泉クンの旅日記

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上山田温泉、上山田ホテル(2)

2016-04-27 | 温泉エッセイ
  <上山田温泉、上山田ホテル(2)>

 大浴場に満足すると、次いで、貸切露天風呂にいってみることにする。
 大浴場と同じ階、エレベーターの両側に二つの露天風呂がある。



 ドアの横のランプが緑色に点灯していれば、使用可である。四十分二千円などと云わずに「無料」と太っ腹なのがありがたい。
 まずは山側にあるひとつ目の露天風呂。



 湯の花たっぷり浮遊している温泉で満足できる。



 山の上にある設置されている「上山田温泉」の文字は夜にはハリウッドっぽくライトアップされていて国道からも容易に識別できる。

 もうひとつの川側のほうもランプがグリーンだったので、えーいついでに入っちゃえ。酒好きが無料だとついついすべての銘柄を試飲してしまうようなものだ。



 温泉も浴槽の大きさも、ほぼ同じだ。
 景色は温泉街が一望できる。



 昨夜は休憩も夕食もなしで到着したのでひと風呂浴びるとすぐに宿の前にある、気に入っている蕎麦屋にいったのだが、とっくに開店しているはずが開いていなかった。釜があげる湯気のもうもうとする中であたふたと準備している夫婦に扉を開けて訊いてもまったく要領を得ない。
 上山田ホテルに沿って繁華な「新世界通り」があるのだが、この通りには客引きがずらりとならび、飲食だけが目的のわたしはとにかく敬遠してしまう。
しょうがないから新世界通りを迂回して入り、ラーメン屋を探して餃子で軽く一杯やってから再び蕎麦屋を訪ねた。

「お兄さんだけど今日はいないの?」
 前回来た時に、気配り上手なしっかり者の息子がいたのである。
「・・・ホカで働いているので」
 と、厨房にいるたぶん母親の返事を聞いて、ははぁ色々あったんだろうなと察し、それ以上の追求はやめた。酒を頼んでもお兄さんのような気はきかず、「燗しますか」とも訊かずに当たり前のように升酒にされてしまった。残念だが、きっとこの一家にも他人には窺い知れぬ事情があるのだろう。

 朝食はオカズも多いし、とにかく味噌汁が温かく量がたっぷりあるのが嬉しい。



 ついつい、何杯もご飯を食べすぎてしまう。

 出発前に、締めに一階にあるサウナ付き露天風呂に行った。



 貸切ではないが、時間が良かったのか誰もいなくて独占できた。





 こちらも飲泉用のコップが置いてあり掛け流しの湯で満ちていて、上山田温泉をたっぷり堪能しまくった。
 上山田に一抹の心残りがあったが、源泉三昧で身も心もずいぶんと軽くなったのである。



  →「上山田温泉、上山田ホテル(1)」の記事はこちら


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