温泉クンの旅日記

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戸倉上山田温泉(1) 長野・千曲

2012-04-15 | 温泉エッセイ
  <戸倉上山田温泉(1)>

 温泉がいよいよ切れてきた。
 身体中の関節たちや頚椎腰椎が、「ねえねえ温泉へ行こうよ」としきりに誘う。
 よし、そろそろ今年の旅を本格的に始動しよう。

 どこにしようか・・・走りやすい関越道を使おう。今年は春になるのが遅れているので、長野でも北信のほうはまだ雪深い。
 となると、雪のない戸倉上山田(とぐらかみやまだ)温泉あたりがいいだろう。あそこはたしか硫黄泉だ。

 明日は土曜日だから、飛び込みを避けて予約が無難である。
 金曜の夜、ネットで検索してみると手ごろな料金の宿が四つみつかった。そのなかで温泉がかけ流しの宿に決めて予約をいれ、早めに就寝する。

 早朝出発して、午後二時頃に戸倉周辺に到着した。



 さて、遅い昼食だが茅葺の蕎麦屋にしようか、くるまやの味噌ラーメンにしようか迷ったが味噌の魔力に負けてしまった。餃子もつけて八百円しないのが嬉しい。



 予約したホテルはすぐに見つかった。案外と大きな施設である。



 寒いのでホテルの入り口の紅梅もまだ花をつけている。





 チェックインは午後三時からだが、快く受けいれてくれた。一歩入ったときから、硫黄の香りが鼻孔をくすぐる。
 部屋に案内され、着替えると待ちに待った温泉に急ぐ。
 六階でエレベータを降りると、両サイドに貸切露天風呂がある。ここは無料で誰でも使える。まだチェックイン前なのでどちらも緑色のランプが点灯、しめしめあいている。

 まずは右サイドの露天風呂。



 吹き渡る風が冷たい。
 たっぷり掛け湯をして身体を沈めていく。かけ流しのいいお湯だ。

 ついでに、逆サイドの露天風呂にもはいってしまう。
 こちらのほうがちょっと広めで足を伸ばしても余裕がある。



 そして、階段をすこしあがったところにある大浴場でゆっくり極楽を堪能し、締める。あともうひとつ一階に大きめの露天風呂があるのだが、今回はここまでだろう。



 汗がとまらない。
 冷えた牛乳と珈琲牛乳が置いてあった。横にメモ用紙が置いてある。
 メモに部屋番号を書いて珈琲牛乳を部屋に持ち帰り、ごくごくと喉をならして飲む。



  ― 続く ―


  →「くるまやラーメン」の記事はこちら

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