温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

カルルス温泉 山静館

2007-12-30 | 道央の温泉施設
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)

利用場所:北海道登別市カルルス町16番地

川又温泉からカルルス温泉に向った。
私は基本的に登別が弱く(=あまり巡っていないと言う意味)、今年は今まで非常に弱かった新登別温泉郷を多く攻めたが、近くのカルルス温泉郷へは手が届かず、今回記載するこの「山静館」は拙ブログ初のカルルス温泉記載となる。
場所は登別市内から北西に道道2号線に進み、カルルス町に向う。登別川沿い。
「山静館」はその中でも一番奥に位置する。

建物は木製の清潔な造りで建物横には「山静館」の文字が掲げられているし、入り口前にも緑の布に「森の湯 山静館」と掲げられている。
入浴料を支払い、早速温泉へ向う。
浴槽には先客に家族が一組いて、ほぼ貸切状態。
その先客方も私達が着替えている内に上がってしまい、結局はホントに貸切状態となってた^^
脱衣所には温泉分析書・別書と浴槽の配置位置の掲示がある。
    
温泉は単純泉で無色・無臭・無味。
浴槽は内風呂に「低温湯 加水風呂(源泉95~90% 湧水5~10%)」と「高温湯 源泉100%」とが一つに連結した浴槽と、露天風呂に一つある。
内風呂はタイル造りで浴槽は温度差があり、源泉浴槽はなかなかの熱さである。
  
        
露天風呂は岩で囲まれた造りで周りにはプチ庭園が広がるが、先程の川又温泉の景色と比べるとやはり物たりないものがある^^;

温泉は注がれ口から浴槽に注がれ、通過部は温泉成分の為か、岩が茶色く変色している。

サウナなどは完備していないが他にはない、工夫された飲用がある。
これは鉄パイプから小さな溜まりに温泉が注がれ、そこから汲めるように柄杓が置かれている。
  
またこぼれた温泉は掛け湯の浴槽に流れる。

入浴後、館内入り口付近のソファーに座っていると先程の家族が話をしていた。
話を聞いていると彼らはスキーをするために来たらしい。
お父さんは小さい息子さんに「狐とか鹿とか出るぞ~」とちゃかしていたヮラ
近くには「登別高原カルルス温泉サンライバスキー場」があるので入浴前後にスキー場で一っ走りするのも良いのではないのだろうか。。

川又温泉(再訪問)

2007-12-30 | 再訪問シリーズ
時間があるので「川又温泉」冬季訪問に再チャレンジすることにした。
以前冬季訪問にチャレンジした時はあまりの圧雪の為、断念した。
今回特にこれと言った重装備はしていないので無謀な挑戦にも思えるチャレンジだった。

途中経路の「ふぉれすと鉱山」を過ぎた頃から道路に雪が薄ら積もっているが以前の冬季訪問時より少ないように思える。
しかし林道に入っていくと案の定、雪は徐々に増えて行き、結局はこれ以上の前進は危険と判断し、川又温泉まで「400m」の手前、「1.6km」までしか行くことができなかった。
私としては1.6kmコースを行くのは初の上、わざわざこんな時期にそんな長距離を歩くのはどうかと思ったが、同行人がどうしてもと言うので行くことになった所存だ。

1.6km林道は雪がそれほど積もっていなく、難無く進むことができる。ここまでは・・・
進んでいくと徐々に雪が積もり、笹はなぎ倒され、道すらろくに分からない程に。。。
先客の足跡が薄ら残っていたのでそれを頼りに進んでいく。
途中良く分からない小川に迷ってしまったがどうにか道に戻ることができ、やっとのことでポイントの川との合流地点まで着くことができた。
そう言えば川遡行のために胴長を履いて来なかったがずぶ濡れにならずに済んだ。
さて最後の沢に差し掛かったとき、温泉の方を見てみると薄ら湯気が見えた。

期待が深まる!!!
温泉に着くとやけに温かそうにも見える。。
早速脱衣し、温泉に浸かる。
浴槽温度は34℃で8月に訪問した時が32℃だったので温度が上がった。
やはり先日訪問した時に石で水の注がれ口を修正したためだろうか、心地良い温度となっていた。

今回も次の訪問者が快適に入浴できるよう、一工夫加えておくことにした。
それは椅子。
川又温泉は浴槽の深さがなかなかあるので長時間入浴してしると流石に座りたくなる。これは私の訪問時の実体験でもあるヮラ
という事で上流から大き目の石を持ってきて、浴槽内に沈めてみるとなんとも丁度良い椅子になった。訪問された方はどうぞこれで寛いで下さい♪ヮラ

1時間半くらい入浴し、筋肉が浮くような幻想に陥り、外気温の低さに圧倒されながら着衣して戻ることにした。
帰りは400m地点の方から戻ることにしたのだが、途中の沢をまたぐ所(先日デジカメを濡らして壊した所)があり、そこはかなり苦戦したがどうにか始点まで辿り着くことが出来た。
流石にここまでの林道はスゴイ圧雪で帰るだけでもかなりの体力を有した。
結局は思った以上に大変な訪問となった。。。

湯の川 滝壺(再訪問)

2007-12-30 | 再訪問シリーズ
以前紹介した登別の野湯。
温泉は先日TVでも話題になった大噴出した「大正地獄」から流れ、湯の川状となっている。
湯の川は途中で足湯となっていて、ここはTVや雑誌でもいつも取り上げられている有名なスポット。
また入浴ポイントとしては足湯手前の湯壷で以前「自遊人」と言う雑誌にも取り上げられた。
温泉自体は景色も良く、スケール抜群で適温と、言うことナシなのだが、なんせ夏季は足湯で人が多く集まり、その前で全裸になって入浴するのは躊躇するところがある。。(結局去年の初訪問は海パンまで持参して入浴したのだが、、ヮラ)

なので今回雪の積もる冬季をターゲットに先客がいないことを願って向うことにした。
しかしやはりそれでも粘って同じ事を考えてる人がいては冬季に来た意味が無いので宿泊施設である「石水亭」で朝食を済ませ、朝一番に車へ飛び乗る!^^;
足湯・湯の川までは「地獄谷」の展望台まで行かずに途中左折し、大湯沼・奥の湯などの方面へ行く「道道クッタラ湖公園線」へ車を走らせ、途中で左に入らなくてはならないのだが、地獄谷展望台の駐車場から「道道クッタラ湖公園線」へ行く道が冬季封鎖され、行けなくなっているので一度戻り、至 カルルス温泉・洞爺湖方面から攻めることにした。
左に「登別パークホテル」、右に「登別プリンスホテル」を過ぎるとすぐにカーブの突き当たり右に「大湯沼川遊歩道」の看板が現れる。
  
空き地に駐車し、「大湯沼川探勝歩道」を歩き進める。
歩道は今も雪が薄ら積もっている。
進んでいくと途中左手に川が見えてきたと思うと右手に小屋があり、中には何かの機材がある。
   
そこから下の川へ塩ビ管が出ている。

そこからは定期的に高温の温泉が流れている。
この小屋自体は何処かが使用している源泉を貯蔵しているのか、分からないが川へは未使用と思われる温泉が流されている。
ここで浴びようとも考えたが面倒くさいので先を急ぐことに。。。
遊歩道はシャーベット状になっており途中途中派手に転んだりして到着。
  
先客はいないようだ。
以前の「大正地獄」の大噴出から湯温に自信はなかったが思いの他、適温!

時間もあることだから「大正地獄」の現状を確認しに行くことにした。
大湯沼方向(進行方向奥)に遊歩道を今来た距離の倍ほど進んでいく。
こちらの遊歩道は先程より滑り、結構危ない状態、、、
上りなのでそれ程でもないが戻りは下りなので少し不安。。
そんなこんなで「大正地獄」に到着。
TVで写っていたような大噴火にはなっていなく、至って以前の現状を取り留めていた。
  
すると何やら遠くで音がする。。。
「噴火くるか!??」
と思ったがまさかのまさか!訪問者2組くらいが上から降りてきたではないか!!
焦って足湯まで走って戻る!
かなり滑るがそんなことはお構いなし、秒単位で到着した!ヮラ
ダッシュで脱衣し、素っ裸になり、壺に浸かる。

浸かると外気温の所為か、ぬるめの33℃で硫黄泉。
深さも結構あり、座ると少し溺れかかる。。
湯の落ちは落差はほぼ無いに等しいのだが湯量の為、水飛沫や圧力などに圧倒!
それでもその中に入ると上から流されてきたのか、それとも誰かが置いたのか、とても丁度良い腰掛があった。
それにしてもやはり良い温泉だ。。
今年の野湯年のような年の明けには丁度良い野湯だ。
スケールは良いし、湯温に少し問題はあるが、「河鹿の湯」と共に来年も訪問したと考える。
ふ、と右に目をやると、何やら一箇所が周りの岩肌と色が違く、オレンジ色になっている。

きっと泉質が違うのだろう、泉温も39℃と温かめで舐めって見ると硫黄泉ではなく、明らかな鉄泉であった。
それに何やら石で囲っているようにも見える。
一応浴びる程度に頂くことにした。
そう言えば先客がなかなか来ない。
同行人が先に様子を見に行くと唯単に「大正地獄」に観光しに来ただけようだ。
安心して長湯することができた。

外気温が低い為、入浴後はとても寒く、体が冷えてしまったので「石水亭」に戻って一っ風呂浴びることにした。
時間があるので次は川又温泉にチャレンジすることにする。。

スピカ スパ

2007-12-29 | 道央の温泉施設
泉質:ナトリウム―塩化物泉(弱アルカリ性低張高温泉)(旧泉質名:食塩泉)

源泉所在地:北海道白老郡白老町東町4丁目4番地103(貯湯槽)

本文は拙ブログに詳しい情報を頂いた方の情報も含んでいる。
場所は元「白老厚生年金保養ホーム」である。
「白老厚生年金保養ホーム」は2007/03/31に閉鎖してしまったらしく、2006.11、2007.03に続く2007.09の3回目の入札でようやく民間企業が落札したらしいとの情報を拙ブログのコメントで聞き、新たに訪問することにした。
12/22にオープンするとのことだったので今回の年末旅行の一環として訪問した。

場所は白老駅近く、白老交番裏に位置する。
建物は一見して以前と何だ変化はない。
早速館内に入る。
館内も以前とあまり変化は無いが入って右手に大きな休憩所ができていた。
入浴料を支払い、温泉に向う。
温泉は脱衣所・浴槽共に以前と全く同じ。
脱衣所には温泉分析書・別書が掲げられている。
  
加温、加水、循環使用、塩素系薬剤使用とのこと。
温泉は微量に茶褐色に濁った温泉で浴槽内には湯の華が見える。

浴槽は内風呂に大きめなのが一つ、ジャグジー、寝湯が合わさった曲線を描いた浴槽と、流れる温泉「流水湯」と言うものがある。
  
露天風呂は真湯使用のジャグジーと温泉使用の木製の大きい浴槽が一つある。

その他にもサウナや箱蒸しなどもあり、退屈させない工夫が所々にある。

くつろぎながら何気なく地元の方に話しかけてみると思わぬ反応が返ってきた。
話の内容としては・・・
この施設は35億円で建設したと言う。
また「白老厚生年金保養ホーム」が「スピカ スパ」に変わった理由を聞くと、『ここは温泉を使用していなく、そのため地元の方も来なく、一度も黒字になったことがなく、結局は倒産に追い込まれた』と語っていた。
流石にこれを温泉ではないと言うのは話がうますぎるので更に問い詰めたところ、温泉ではない理由としては『とにかくぬるい』かららしい。それは加水のためでは・・・
このまま地元の方の話を続けると人権的な問題になりそうなのでここら辺で終わりにしておこう(謎)
「そうですか~」と軽く受け流したものの勝手に話が進んでいき、最大の問題となる温泉の色としては『単に汚いだけ』とか。。。
言っては悪いが完全なガセだと思われる^^;ヮラ

まぁそれは置いといて露天風呂に入っていると、とても滑稽なことに気付いた^^
それは露天風呂の温度計。
浴槽は至って適温に対し、温度計の示す温度は「46.9℃」!!

46.9℃!!???ヮラ
その後も見続けていると結局48℃まで上がった!
48℃と言ったら函館の高温銭湯の平均温度くらい!
尋常な温度ではない!!(汗)
他の所に無駄な経費をはたいているのならこのくらいは直して欲しいと言うのが正直な感想だ。

入浴後、入り口付近にあった休憩所に向った。
休憩所では「ウーロン茶」「アップル」「キャロりんご」などを無料で飲むことが出来、食事も全てかなり低額であった。

その中でも熱さを冷ます為にアイスクリームを頼んだのだがトッピングは自由!味も良く、とても良い思いをした。

その後、真っ直ぐ、今晩の宿泊施設「石水亭」に向った。。。